Webflowの2024年12月の料金プランアップデートをまとめます
Webflowの料金プランがアップデートされました。今回はWebflowのプラットフォーム(Website Experience Platform、WXP)を構築する上で、顧客の状況に合わせた柔軟な料金設定にする。という意図があるそうです。
Workspace planを柔軟に設定できるように
Workspace plan からユーザー制限を分離し、役割に応じたシートを追加できるようになりました。
これまではワークスペースにゲスト2名以外を追加するには、フルアクセスできるメンバーを追加しなければなりませんでしたが、3つの権限種別で追加できるようになりました。確認だけのユーザー(Reviewer)にフルアクセスさせないかわり、費用追加なしで何名でも追加できるようになりました。
MarketerやContent editor権限は月額15ドル〜、Site managerやDesignerは月額39ドル〜となります。
これらの新しいシートプランは新規契約では今日から有効ですが、既存ユーザーのプランは来年1月29日から1ヶ月の間に順次導入されます。導入後は新しいシートを追加するなどの操作をすると、新しいシートプランへ移行されます。何もしない場合はそのまま変更されません。
この変更で値上げになる場合と値下げになる場合
Workspace plan 1つあたり、1シートのフルアクセスのアカウントがついてきます。これまではこのプランを複数シート購入したりしていましたが、追加シートはプランとは別の料金体系になります。
つまり、現状1シートのみで利用されている方は価格は変わりません。
複数シート契約されている方で現状のプランがCore,Freelancer,Agencyの場合、差額分が値上げになります。月額課金で計算した場合、各プランの値上がり参考は以下のようになります。
Core Workspace Plan
旧:2シート契約(28ドル/月/シート)の場合
新:1シート(28ドル/月)+追加シート(45ドル/月)で17ドル/月の値上げ
Freelancer Workspace Plan
旧:2シート契約(24ドル/月/シート)の場合
新:1シート(24ドル/月)+追加シート(45ドル/月)で21ドル/月の値上げ
Agency Workspace Plan
旧:2シート契約(42ドル/月/シート)の場合
新:1シート(42ドル/月)+追加シート(45ドル/月)で3ドル/月の値上げ
1シートが60ドルのGrowth Workspace Planでは、今回のアップデートでは値下げになります。追加シートはプランにかかわらず45ドル/月なので2シート契約していた場合は15ドル/月の値下げです。(利用者あまりいない気がしますね)
Workspace Planにあわせた機能の再設定
各ステージングサイトごとに利用できるページ数が150から300に倍増しました。また、GrowthとAgencyプランでは301リダイレクトの設定ができるようになりました。
パスワード保護機能はCoreとFreelancerでは今後利用できなくなります。既存サイトのパスワード保護についてはそのまま利用できます。
有料サイトプランのパスワード保護については、Workspaceプランにかかわらず利用できます。
Site planのアップデート
すべてのサイトプランでフォーム送信件数が無制限になります。これはアツい。Businessサイトプランでは.well-known ファイルの拡張がされ、TXTやJSONなどのプレーンファイルを直接アップデートできるようになります。
これらは本日から適用されます。
EditorからEditorモードへの移行
現状、公開されたサイトの編集可能部分はEditor画面で編集することが可能ですが、WebflowはWebflowの画面上でのコラボレーションができるように移行していく予定だそうです。
そのため、Editorは今後廃止され、Editorモードを利用することになります。Editorモードは動的静的コンテンツの編集、アセットのアップロード、ステージングへのパブリッシュ、拡張機能へのアクセスができるようになります。この移行はしっかりと時間をかけて行われる予定で、旧Editorは2025年末までに段階的に廃止される予定です。
すでにEditorを利用しているユーザーには移行のオプションが2つ用意されています。
それぞれのプランで既存Editor一人あたり1シートのEditorモードが無料で提供されます。FreelancerとAgencyプランではEditorモードが利用可能になった時点で既存EditorユーザーをEditorモードユーザーに移行できます。
CoreとGrowthプランでは2025年末に既存Editorが利用できなくなった時点で、自動的に移行されます。
移行の時期は不明ですが、既存Editorを利用しているユーザーやワークフローへの影響を考慮し、移行時期が確定したら6ヶ月前にアナウンスするとのことです。
ロジックとユーザーアカウントの廃止
Webflowでは簡易オートメーションのLogicと会員制WebサイトのUser accountが提供されていました。Logicは2025年6月27日に、User accountは2026年1月29日で提供終了となります。
Logicは推奨パートナーが紹介されています。ZapierとMakeです。User accountの推奨パートナーはOutsetaとMemberstackです。
User accountは直近に導入したユーザーを保護するため、2025年1月31日までは新規ユーザーの追加ができるとのことです。当然ながら、これらの機能を活用しているユーザーに混乱をもたらすことは理解しており、移行に際しても特別なクーポンを用意しているそうです。
また、これらの移行をサポートできるWebflowの厳選パートナーのリストを作成していて、移行をサポートする準備ができているとのことです。
WebflowのLogic移行は当社にお任せください
当社は当初よりWebflowとZapier、Makeを組み合わせた自動化を様々なサイトで実装してきております。当然ながら新しいプランの理解もしており、お客様が現状契約されているプランやシートがどのように変わるのか見積もりすることもできます。
今回のアップデートでご不明な点がありましたら、是非ご相談ください。フォームからコンタクトいただければ、初回は無料で相談対応させていただきます。