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クリエイティブの未来を占う Adobe MAX 2018のメインテーマはAR/VRか
Adobe MAX のレジストレーションが開始され、例年通りMAX野郎たちの活動も活発になってきた。すでに現地への飛行機の手配や宿の手配などを済ませ、会期中の受講セッションを吟味している人もいる。(※受講セッションについてはニュースがあるので、別の記事で紹介したい)
そんな中、Adobe MAXの公式ページが更新され、何やら動画が公開されている。Adobe MAXの今年のキービジュアルは雨上がりの夜のロサンゼルス(ロスで雨は非常に珍しい。砂漠気候なので)の夜景に、ネオンカラーの3Dオブジェクトを合成したものだ。なぜロサンゼルスかって?それは会場がロサンゼルスだし、MAX的にはロサンゼルスに思い入れがあるのかもしれない。キービジュアルがロサンゼルスであるというのは、背景に写っている僅かなビルの形などからロケ地を同定できるという謎スキルを持つ僕自身が「あ、これディズニーコンサートホールやん」と気づいたからだ。撮影地はだいたいこのへん。
しかしこの画面、ぴろぴろと何やら動いているのに再生ボタンが表示されている。どういうことだとクリックしてみると、上述の動画が再生されるのだ。
再生すると Bibio の Petals という曲とともに、様々な街のオブジェクトにCGを合成したビジュアルが展開される。
メトロの駅の前にある排気口にピッタリフィットするアニメーションがあったり
W4th Stの謎オブジェの脇を通過するオブジェクトがあったり
Venice Blvd の上をハイウェイが通っているシーン、奥に見える白い物体はMAXの会場でもあるLACCである。
そしてメインビジュアルがこれだ
これは!After Effectsのメジャーアップデートを予言している!と思うのは早計だ。というのもMAXの前にIBC Showが開催されるため、動画アプリのアップデート告知はここでなされるのが通例なのだ。
ではこの動画が意味するところは何か。これまでAR/VR関連の発表は度々してきたAdobeだが、今回これらが我々の手に降りてくることを示唆しているのではないか。もちろん、キービジュアルがこれまで発表内容とリンクしていたことはない。が、このコンテンツ制作には超最新の環境が用意されていることは想像に難くなく、Adobe CC 2019によって得られる我々の未来が示されていると言っても過言ではないのだ。
また僕自身はAdobe のアニメーション制作ツール群にそろそろとんでもないアップデートがあってもいい頃ではないかと考えている。たとえば、After EffectsのアニメーションをJSONで出力し、これをブラウザやアプリ上で再生するツールである AirBnB の lottieがいい例だ。イージングライブラリで作られる画一的なモーションではなく、ガチアニメーターが使うツールで作られた自然な動きをブラウザ上で再現できる、このあたり、Adobeがまだフォローできていない領域ではないか。
そしてARコンテンツについてはすでにAppleとの協業が明らかになっているし、ARで制作を支援するツール第1弾のProject Aeroが発表、現在早期アクセスの募集がされている。https://www.adobe.com/products/projectaero.html
Adobe MAXは4ヶ月先だ。僕は恐ろしくVR/3D酔いする人なので、なんとしてでも三半規管を鍛えておきたい。筋肉の鍛え方はわかってるんだけど、三半規管ってどうやって鍛えるんだろうね…シシースクワット??
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![岡本 紳吾](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/5431063/profile_15b78569f217d8cb6826aa3d2a120a83.jpg?width=600&crop=1:1,smart)