「上手」以外もほめていきたい
こんにちは。発達マップです。
本日は、こちらのツイートの深掘りをしたいと思います。
「○○上手!」「一番だね!すごい!」
子どもに対して、良くある声掛けですよね。
育児書や療育の現場でも、よく「子どもをほめましょう」と言われてます。
ほめることは大事ですよね。ただ子ども本人の受け止め方やほめ方によっては、注意が必要なポイントがあると思ってます。
そこで今回は2点について、私なりの考えをお話したいと思います。
・「上手だけ」をほめるリスク
・「上手」以外の3つの視点
子どもに対して、少し広い視点で声掛けをされたい方に、お読みいただければと思ってます。
「上手だけをほめる」=子どもの価値観を固める可能性に繋がる
「上手」は、結果に対してほめるということです。これ自体は、悪いというわけではありません。
ただ、結果だけに着目したほめ方に偏るのは、良くないと思ってます。
理由は、子ども本人が…
「失敗はダメ」
「上手にできないといけない」
と思うようになり「上手かどうか」の基準だけで、物事を捉える可能性に繋がるためです。
もちろん、全員の子がそうなるわけではないので、ここは大人の見極めが必要になるかと思います。
他の価値観(上手以外の)に広げられると、子ども自身が喜びを感じられる場面が増え、色んなことにチャレンジしやすくなると思います。
子どもの価値観や可能性を広げるという意味でも、「上手」以外の声掛けがあっても良いなぁと私は思ってます。
「3つの視点の声の掛け方」
ここでは「上手」以外の声の掛け方を、3つの視点で紹介していきますね。
①:「楽しかった」に着目する
"楽しめたこと" に着目する声掛けになります。
「鬼ごっこ、楽しかったね」
「ボール遊び、楽しかったね」
楽しめたことを共有したり、「楽しめることは嬉しいこと」と思える様に関わるイメージになります。
②:「過程」をほめる
頑張ってること・取り組んでる過程をほめます。
「はみ出ない様に、ゆっくり書けてるね」
「自分で連絡帳見れてるね」
(明日の学校の準備)
その子なりの頑張り、工夫をほめるイメージになります。
③:「事実」に着目する
目に見える事実を、言葉にして伝えます。
「この絵、青色と赤色がきれいだね」
「部屋がきれいになったね。広く使えるね」
(片付けをしてくれた時)
ほめられることが苦手な嫌な子にも、受け止めてもらいやすいです。
まとめ
今回の内容をまとめになります。
✅「上手だけ」をほめるリスク
・子どもの価値観が固まる(結果だけに)
・失敗を怖がり、チャンレンジしづらくなる
✅3つの視点の声掛け
・「楽しい」に着目する
・「過程」をほめる
・「事実」に着目する
以上になります。
子ども自身の
・好きなこと
・楽しめること
・自信がつくこと
が見つけられるキッカケになれば、幸いです。