【聴いたら発達】『特別支援の先生のための講座より 学習とカラダ作り』
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はったつやさん:
『発達』とは何でしょうか?
「私は発達支援の仕事をしている」という言い方を使っています。
発達とは辞書上でいうと、
「立ち、歩き、話す、考えるなどカラダ、精神などが成長して
その機能がより高度に発揮されるようになること」
と定義します。
そのキーワードに
「スペクトラム」
というのもありまして
「自閉症スペクトラム」という単語が
一番耳慣れているかと思うんですけども
スペクトラムとは、
緩やかに変化していくという意味で
光のスペクトラムも同じ単語みたいで
だから、虹の絵を出したんですけれど
白か黒かじゃないよ
皆さんもご存知の通り
グレーがあるということ
グレーも濃いのと薄いのがあるという
そういうスペクトラムがキーワードで
非常に重要です
ここからここがどうだとか
そういうのではなくて
そういう部分を私たちみんな持っていて
それが今濃さとして出ているとか
薄すぎて出ていないことが
社会性とか、友達との関わりとか
授業を受ける姿勢とかに影響がありすぎると
困ったね、苦手だね、ということになります
また、本人はすごく苦労しているんだけれど
目に見えてそれが出てこない場合は
濃い、とても濃いんだけれども
苦手さとしては認識されない場合があります
そして、その発達には
質的な変化、向上、成長があり大事なことです
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発達には順序があります
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外国語を覚えるのに必ずしも
アルファベットを知らないと英語が話せないか
というと違うとは思うんですけれども
英語の文章を読んでいくのに
アルファベットを理解するという段階は
必要だったりします
そのイメージで
発達、子どもではなくて
人間の発達には順序があるということです
それは普遍的なと言いますか
誰にとっても変わらないという意味の順序があります
それがシンプルに言うと
▪️「大きい部分から小さい部分」に発達します
カラダの大きい部分というのはどの部分でしょう?
筋肉で言うと例えば、
太もも、お尻、胸、肩という
カラダの大きな部分の筋肉から
小さなところと言うと
指先、口元、目の動きが小さい筋肉です
表情筋は全部です
あとインナーマッスルも全部小さな筋肉です
つまり、大きな筋肉が発達しないと
口も筋肉ですから
滑舌も言葉も
目も筋肉ですから
文字を読む
板書に注目する
遠くの方を見て認識する
近くの方を見て集中する
これは全て目の機能です
つまり、大きなカラダの胴体が備わらないと
文字を読む、会話するなどの
社会性に影響が出るようなことの発達の
順序が飛ばされてしまいます
▪️「上から下」というのは
生まれた時の脳みそから
下に下に
外側に外側にというイメージです
▪️「中心から抹消」も同じです
発達障害というものの
「障害」とはなんでしょうか?
辞書を引きました
精神や器官が何かの原因でその機能を果たさないこと
障がいの「がい」
資料を作る時に知ったんですけれど
いわゆる実害の「害」ありますよね
公害とか、簡単な字を当てはめるために
本来の意味ではない漢字が当てはまったんだそうです
「差し障る、隔てる」という意味の
もう少し難しい漢字が当たっていたのが
害するという漢字に当たったようです
本来の意味は
「邪魔をされている、妨げる、隔てる」
ということが障害の意味です
では、発達障害とは何でしょう?
例えば、定義の部分ですけれども
先天的な脳機能の障害であって
年齢相応のスキルが獲得できないことで
生活に困難が起こること
またその状態
というような説明の仕方ができます
大事なポイント!!
発達障害は誰が判断するか、、、というとこです
「お医者さんです」
お医者さんが検査によって判断しています
お医者さんが検査によって何を見ているか?
なんですけれど
その子が今の年齢に対して
凸凹がどのくらい大きいか
というのを見るのが発達検査です
では、その比べる相手は何か?と言ったら
言葉で言えば「定型発達」
ただ定型発達のスケールも平均値なので
絶対的に信用していいかどうかというところは
お子さん一人ひとりに合わせて
考えなければいけないところはあると思っています
あるお医者さんは言いました
発達上の疾患というのは
正常な人間の備えている要素が誇張された
大きくなってしまった偏りのこと
を発達障害という風に考えます
ということは、
気をつけなければいけないこと
例えば、、、
発達障害の子が一般の子と全く違うと思い込む
支援級の子は定型発達した大人には理解できないと思う
告白しますけれど、
私は偉そうにしていますけが
小学校の時はかなりグレーの濃い子でした
4年前にこの仕事を始めたのは
本当にご縁が繋がってなんですけれど
子どもに対して勉強すればするほど
自分はとても扱いにくい子どもだったな
とすごく実感しています
だから子どもたちの苦手さに向き合うにあたって
自分もそうだったな、、、
この子困ってるんだということがすごく分かるんです
だから、それを理解できる大人を増やしたい!!
というのが私がすごく大事にしているところです
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