『時間の使い方・人間関係 体のバランス感覚との意外な関係性とは…』
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はったつやさん:
実録エールプログラム、
今回のインタビューの続きをお聞きください。
ルナさん:
発達ワークをやっていての体感ですが、
2年前に発達ワークをさせてもらっていた頃と比べて
「自分は今どんな感じか…」
というのを感じながら取り込んでいるんですけれども
1週目でやってみて明らかに自分が今苦手としている動きが
偏っているというか、似ているということに氣づきました。
それが全部
『平衡感覚』
に繋がっているものだということがわかり、
明らかに揺れてしまうんです。
「タンデム立ち」をするとカラダがブレてしまい、
立っていられないぐらい苦手になっていて
以前はここまでなかったのでちょっとしたショックも受けています。
はったつやさん:
補足説明させていただくと
「タンデム立ち」は発達検査でも使われることがありますが、
「右足と左足の踵とつま先をくっつけて、足を縦に揃えて立つ」
という立ち方です。
これが『バランス感覚、平衡感覚』の
チェックに使われることがあって
踵とつま先を交互につけながらまっすぐに歩く「タンデム歩き」
というのもあります。
発達ワークではこの「タンデム立ち」というのをやっています。
あと「ローリング」というのは、
床に横になって水平方向にゴロゴロ転がる回転の動きが出てきます。
「カニ」というのはしゃがんで左右に移動するという発達ワークです。
どれもうまくできないとグラグラ揺れるんです。
そして、ローリングで転がる動きは、
回転運動が耳の奥にある三半規管
バランス感覚を司る感覚器官に働きかけるということなので
全部の共通点として
今、バランス感覚・平衡感覚が伸びるタイミングなのか、
今、苦手なタイミングなのか…ということで
ルナさんにお伝えしました。
ルナさん:
ショックを受けながらも
なぜかチャレンジしたくなる動きです。
その中で「気をつけバランスのタンデム立ち」を
なぜかすごく毎日やりたくなるんです。
「ローリング」はやりたくないです。
だから、そこを自分の気持ちに素直に行動してみて
「ローリング」はちょっとお休みしながら
気をつけバランスのタンデム立ちを今チャレンジ中です。
全然できないのですが、
明日もやろうと思ったり、時間が空いたらやりたくなるので
今はその氣もちを大切にやっています。
はったつやさん:
【カラダが求めている動きが、
今のカラダに必要な発達刺激・成長の刺激】
という風に考えていて、子どもたちには
【ハマる遊びがはなまる遊び】
という視点で親御さんに紹介しています。
自分のカラダが今、必要としている発達刺激というものが
やりたくなる、あるいは楽しく感じるというのが
本来のカラダが持っている力なんだと思っています。
だから、同じように苦手だけど水平の回転の「ローリング」は
今はちょっとやりたくないな…となっているのはすごくいいことで、
なんでやりたいかわからないけれど
「タンデム立ち」は毎日やりたくなる
それもカラダが求めていることです。
カラダの声がきちんと受け取れているので
カラダの声に合わせたワークを続けていると
だんだん変化が起こってきて
今は苦手な「ローリング」はやりたくないけれど
ふとやってみたくなったりとか
あるいは、久しぶりにやってみたら以前より上手になっていたり
ということが発達ワークではよく起こるので
その辺りも丁寧に観察しながら続けて欲しいなと思います。
ルナさん:
たつやさんから頂いたフィードバックの中で
平衡感覚を伸ばすと対人関係や時間配分、
夢中になることへのバランスを調整する力が高まっていくので
活動の集中と休憩、物事の段取りに変化が起きるかもしれません
と言ってくださったんですけれども、
最近まだそこまで大きく自分で変化したという
自覚や喜びはないんですけれど
ただふと自分の中で焦ったりしている時に
1度立ち止まろうという意識を持てるようになったのは
今週のちょっとした変化だと感じています。
今これをしていたらこの時間に間に合わないなとか
ちょっと具合が悪くなった時もそうですが、
今ここで無理をしたら今後もっと大変になるかなとか
自分の状況と理想をしっかりと見極めて
理想だけで動かないというような状況は
ここだからできることを考えよう!
というようなところが今週少しできたかなと思っています。
はったつやさん:
人間本来の社会性や
例えば、時間配分やお金の計算なども
動物はやらない【とても人間らしい力】だと思っています。
それは人間の脳の成熟してきた
大脳新皮質が管轄する分野なんですけれども、
その大脳が成熟するためには
中脳、その前の小脳の成熟を元に
大脳の人間らしい脳みそが成熟していくという考え方からすると
/
コミュニケーションのバランスや
時間配分というのを考えることの土台がカラダで傾いてないかなとか
力関係が拮抗しているなとか
そういう体験をしっかりと繰り返していることが
\
脳の中でカラダで体験した出来事を
時間なんて目に見えないけれども、
その見えない時間をどうやって区切って、
どのように時間配分するか
ということを考える土台になっていくと考えているので
カラダのバランス感覚に伸びしろがあるケースの
子どもたちの対人関係だったり、
子どもたちの時間の使い方というのは
リンクしていることが多いので、
今回ルナさんが感じてくださった
少しの変化というのはすごく嬉しいです。
この先の数ヶ月、もう少し何が起こるか
自分の時間配分や対人関係のバランス、
感覚を見ていっていただければと思います。
ルナさん:
楽しみにしながらやりたい動きを
どんどんやっていきたいなと思っています。
はったつやさん:
今日のインタビューはいかがでしたでしょうか。
カラダでバランスを感じる、
揺れを感じるということ
その内面で自分の揺れを感じたり、
バランスを取れるようになるということが繋がっている。
この辺りがすごく【発達の順番】として大事な部分だと思っております。
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