受容と許容
子供たちと日々接していると、いろいろな感情に出会います。
怒り、かなしみ、不安。。。
いろいろな感情からくる、さまざまな行動。
好ましいものもあれば、好ましくないものもあります。
たとえば、ゲームに負けて悔しくて、相手を怒鳴ってしまった場合。
結果的に見ると相手を怒鳴ってしまったわけですから、これは好ましくない行動ということになります。
こんなとき、大事にしたい考え方が、
受容はするけれど、許容はしない
というものです。
「ゲームに負けて、悔しかったんだね。」
という風に、その気持ちをまずは受容してあげます。
そうして、
「悔しい気持ちを持つことは良いんだけど、
そのあとの行動は、いいことだったかな?」
と行動について取り出して、振り返りをします。
そうするとたいていは、「よくなかった」と振り返ることができます。
じぶんでも、よくわかっているのです。
「そうだね。怒鳴られていい気持ちになる人はいないからね。
次からは気持ちを落ち着かせるように、深呼吸をしてみるといいよ」
などと、代替手段を提示します。
深呼吸ではおさまらないことが多いですが、この「深呼吸をする」ということ自体が、自分の気持ちと行動を見つめるきっかけになり、繰り返しているうちにコントロールすることができるようになってきます。
気持ちに対しては受容をするんだけれど、
よくない行動については、許容をしない。
これを一つの型として、覚えておくと支援の力がグッと高まると思います。
こんな時にはどんな声掛けをしたら、、、というようなご質問があれば、コメント欄へどうぞ!
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