自分をポケモンにたとえてみた
というハッシュタグをつけた記事がおもしろくて、触発されたので、自分もやってみたくなった。
ポケモンシリーズは、全てのタイトルをプレイしたわけではないけれど、自分はいちおう初代からプレイしている世代で、今でもたまに中古ソフトをプレイしたり、最新作の情報を調べる程度のことはしているのだけれど、ストーリーを進めたり、ステータスを調べたりしていると毎回「親近感」を抱く子たちがいる。
①能力値の合計が500(いわゆる500族)。
②あつかいやすいが突出した能力値がない。
といった特徴をもつポケモンだ。
①でいちばん有名なのは、ストライクとハッサムだろうか。
②は、キングドラなどが有名だ。
いままでの自分の人生をふりかえってみると、何事も人並みか人並み以上の結果でクリアしてきたように思うが、人の役に立てるほどに何かひとつの技能を究めたりはしていない気がする。
たとえば、小学生のころは水泳をやっていて、地方のテレビ局の主催するスポーツ大会でメダルをもらったことがあるが、本格的な大会に出場したことはない。
中学生のころはソフトテニスをやっていて、県大会まで進んだことがあるが、県大会では2回戦くらいで敗退。基礎的なスキルにこだわり、自分きっかけのミスは絶対にしない、というディフェンシブなプレイスタイルでは、これくらいが限界らしい。
勉強に関しても、突出した得意分野もなければ突出した苦手分野もなく、中学生のとき一度だけ学年で3位をとったことがあるが、これは単に中2の2学期という、誰もが人生の中で最も堕落するであろう時期にいつも通りマイペースに勉強をしていただけの話だ。
おかげで、高校は地元ではちょっとレベルが高めの普通科の進学校(著名な卒業生の欄に政治家とか官僚の名前が書いてあるタイプの学校)に推薦入試で合格できたが、大学は平凡だったし、なにより大学レベルの勉強というのは、「学問」や「研究」であって、一点突破で120点を目指すようなたたかい方をしたことがない自分には向いてないと感じた。
というわけで、自分は「突出して強いわけではないが、決して弱くもない」くらいの能力値のポケモンを見ると、勝手に仲間意識を覚えるのである。
そして、先述の①、②の条件を満たすポケモンが一匹だけいる。「ゴルダック」である。
心理学の流行りはじめの時期に、わたしは心理学の入門書を何冊かかじっていたことがあるので、変化技を使った絡め手もできるゴルダックは、自分のイメージにぴったりだと思った。
なんにせよ、自分の能力を自分のためだけに使って人並みの生活をおくっている内はまだまだ二流で、ちゃんと人並みの生活をおくりつつも、わずかでもいいから少しは人の役に立つような人間になりたいと思った。