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AI時代の投資 迫り来る淘汰の波

1章 完全なる誤算

 2024年の前半まで、私はAIを完全に過大評価された“おもちゃ”だと捉えていた。計算ミスや誤回答が散見されるため、所詮は人間の知能には遠く及ばないツールにすぎない、と。ところが、2024年後半、イーロン・マスクのXが公開した「Grok」の画像生成技術や、suno AIによる作曲技術の高度化、さらにはChatGPTの新バージョン「o1」やSoraによる動画生成の進化を目の当たりにし、その成長スピードと完成度の高さに衝撃を受けた。私の中で「AIは人間を補助する程度」という認識が崩れ、「AIによる人類の淘汰が始まるのではないか」という恐れに一気に変わった瞬間でもある。


2章 激変のスピード感

 知能労働の世界は、これから5年以内に激変すると考えている。ホワイトカラーの仕事はAIに置き換えられ、私自身もどこに生き残りの道を見いだすのか、いま真剣に考えざるを得ない。そしてテスラ社の人型ロボット「オプティマス」が2026年にも登場し、アップデートを重ねながら10年以内には肉体労働さえも代替していく――その可能性は十分にある。さらには、AIの進化スピードからすると、身体労働の淘汰は10年どころか、もっと早期に起きるかもしれないのだ。

3章 AIは天使か悪魔か

 よく「AIは人間を補助してくれる存在だ」と語られるが、私はそうは捉えていない。むしろAIは積極的に人間を“淘汰”していく方向に向かうだろうと思っている。現段階では「仕事を奪われるかもしれない」という危機感が先行しているが、軍事面でのAIの活用は核兵器にも匹敵するほどの脅威になるかもしれない――ただ、この問題はまた別の機会に議論すべき大きなテーマだ。

4章 NVIDIA帝国

 現状、AIブームが世界を席巻するなかでエヌビディアのGPUが逼迫している。いわゆる“magnificent 7”と呼ばれる巨大テック企業たちがGPUを大量購入しており、需要と供給のバランスが崩れかけている。

具体的な事例

* Microsoft: 2024年には、ライバル企業の2倍にあたる48万5000基のNVIDIAのHopper GPUを購入したと報じられてる。これは、OpenAIへの投資や自社のAIアシスタントであるCopilotの開発など、AI分野への注力度の高さを示している。
* Meta: Microsoftに次いで多くのNVIDIAのGPUを購入しており、自社のAI開発にも力を入れている。
* Amazon: 自社のクラウドサービスであるAWSで、NVIDIAのGPUをベースとしたインスタンスを提供している。
* その他: Google、Apple、Teslaも、それぞれAI開発や自動運転技術の開発など、様々な分野でNVIDIAのGPUを活用している。

さらに米中間では、AIをめぐる冷戦ともいえる熾烈な競争が始まっており、人型ロボットが社会に普及していくために必要なGPUリソースは明らかに足りていないという状況だ。

5章 イーロンマスク

 加えて、イーロン・マスク率いるスペースXが4年以内に火星進出を目標にしている今、私たちはただAIだけでなく、宇宙時代の到来も視野に入れざるを得ない。人類がこれまで築いてきた“輝かしい時代”は幕を閉じ、これからはAIがもたらす変革と宇宙開発の波に飲み込まれるしかないのかもしれない。AIが用意する新たな時代を、私たち人類は受け入れざるを得ない――そんな厳然たる現実が、すぐそこまで迫っているように思う。

最後に

AIが発達する→人間が要らなくなる→AI開発企業の株価が上がる→生き残るためにその株を買う→AIが発達する→以下ループ

生き残るために自身が消滅する未来にベットせざるを得ない人類の哀れさ
完全に囚人のジレンマであり、既にAIによって人類絶滅計画が始まっているのです。

信じるか信じないかはあなた次第です🫵

※なんの銘柄が買いなどの話は致しません

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Kay米国株式投資🇺🇸
毎度お読みいただきありがとうございます。冷静なるポートフォリオの分析や、自分なりの投資哲学を今後とも書いていきたいと思いますのでよろしくお願いします!