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複利で資産を増やす債券ETFの投資方法

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はじめに

Kayです

今回は債券ETFでどのようにして資産を増やすかについて考えていきたいと思います

その前に、債券はそもそも投資対象としていいものなのかどうか、そこを明確にしましょう。

1.債券と株式

まず、皆さんは株式はもちろんのことながら知っていると思います

株式の存在意義は債券より儲かるリスクプレミアムがあるから、多くの人が投資をします。

例えをだすと、年間で国債の利回りが3%でs&p500などの平均株価の利回りが8%ならリスクプレミアムは5%ということになります。国よりも企業の方が破綻しやすいので、当然利回りが高くなければ誰も株に投資しません。

そして、長い年月において、株式が債券をアウトパフォームしてきたこともあり、

債券は不要、という人も多いです

実際、債券は償還までの期間でインフレされるとその時点から考えていた価値よりも減ることは事実です。

しかし、本当に儲からないのかどうかという点は疑問です。それは各個人の取引の影響を受けるからです。

(いちおうここでは債券そのものではなく、ETFで株式と併用していく考え方で説明していきますね。米国の証券取引所では現物のETFを取引できますし、東証でもブラックロック社のETFで円建てで債券ETFに投資することができます)

2.債券で狙うべき利益はインカムゲイン

債券ETFの儲け方も株式と同じです。キャピタルゲインとインカムゲインの2種類となります。

ここではインカムゲインを狙った投資法を考えていきましょう

なぜかといいますと、キャピタルゲインを期待できるほどの値動きがないので、そういうのは株式でやった方がいいと思うからです

逆にその低い値動きは、株式よりも損失が抑えられる効果があるので、ポートフォリオにある程度債券ETFを加えることによってポートフォリオ全体の値動きをマイルドにできる効果もあります。

先ほど、長い年月では株式のほうが儲かるといいました

しかし、皆さんも知っている通り、株式はリーマンショックなどの大暴落を何度も引き起こしています。

日経平均株価に至っては、バブル崩壊以降、元の水準にいまだに戻りません。

株式の場合、売るタイミングを間違えると、多大な損失を抱えることになります

特に、株式は必ずもうかるという先入観を持っていると、大暴落した時に売ってしまい、手痛い損失をこうむります。これは、投資家のリスク許容度というものが関係しています

その点は債券ETFも同じですが、その値動きは株式よりマイルドということになります。つまり、リスク許容度が低くても株式よりはパニックになりにくいです。


さて、本題にもどすと、ずばり、分配金を再投資していけば、債券ETFでも儲かるよという結論になります

3.長期保有で報われる

ここで重要なのは、下手に売らないことと、長期間保有する忍耐力です。
更に分配金で債券ETFをさらに買い付けることですね

これを複利といいますが、毎年3%の利回りの債券ETFを分配金で買い付けていくと、毎年3%増える権利が増えます。それをどんどんやっていけば、長い目で見れば、表面的には額面割れという期間があっても入ってくる現金は増え続けていきます

ちなみに、債券ETFの代表格であるBNDは9月25日時点のデータで分配金を再投資したトータルリターンで、5年で17.54%、3年で8.74%、1年で10.26%となっています。このデータはSBI証券で見れるので、是非口座開設してみてみてください

今年は債券が異様に上昇する、変わった年なので、今年1年のデータが今後も続くとは思わないほうがいいですが、それでも、根気よく分配金を再投資していくことで、銀行預金よりも資産を増やすことができるのです。

4.為替リスクも長期保有で解消

ちなみに、海外資産の場合、為替リスクを考える必要がありますが、2014年9月25日から2019年9月25日の5年間で考えれば、おおよそ1ドル109.2円からおおよそ107.2円に推移しているので、確かに-1.83%資産が減ってますが、BNDの5年間のトータルリターンは+17.54%なので、円建てでもしっかり資産は増えています。

勿論、だからといって必ずもうかるということは言えないので、注意は必要ですし、投資の際は十分注意して投資してくださればと思います

さいごに


もう一回、ポイントを整理すると、

一つ目のポイントはインカムゲインを再投資する
二つ目のポイントは、長期的に保有する

この二つが重要になってくると思います

これは高配当の株式とも似ていると思います。まぁしかし、あちらはあくまでも株式なので、暴落の時は結構暴落しますが。

いかがだったでしょうか。
これは個人的な戦略でしたが、債券ETF投資は株式の暴落が怖かったり毎日チャートに張り付いて頻繁に売買したくない人には向いているかもしれませんね

ただし、2019年9月の現在では債券はかなり割高な雰囲気もあるので、新規で買い付ける際には値下がりリスクに十分注意してくださいね

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毎度お読みいただきありがとうございます。冷静なるポートフォリオの分析や、自分なりの投資哲学を今後とも書いていきたいと思いますのでよろしくお願いします!