伊勢神宮のメッセンジャー5
おはようございます。
はつなぎです。
前回の旅の続きですが、
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キングダムの帰りのタクシーで、
運転手さんと、私たちが伊勢神宮に明日行くという話になりました。
運「伊勢神宮に行くなら、ぜひ早朝参拝をしてください。
もう、あそこはおみくじもないですしね。わたしはお願ごいとなんてしないんですよ。」
私(いっしょです。)
運「今までいろんな辛いこともうれしいこともあったけど、
今まで生かしていただいていること、今までの人生をすべてひっくるめて感謝するんですよ。そうすると感動してわたしなんか涙が出てきますよ。」
私はそりゃあ何度も乗せてもらったからかもしれないからこういう話になったかもしれないけど、なかなか伊勢のタクシーの運転手さんだけあって、信心深いひとだし、こんなことタクシーの運転手さんから聞いたことないし、めずらしいなと思いました。
「猿田彦さんにもぜひよってくださいね。あそこは道開きの神様ですから。」
私(行く予定です。)
運「伊勢神宮にはぜひ早朝参拝してください。本当に気持ちがいいですから。」
運転手さんは何度も何度も念押ししていました。
運「冬至の日にはですねえ、伊久さんだったら内宮に近いから、内宮の鳥居のちょうど真ん中に日の出が見えるんですよ。
それを見るために何百人も鳥居の前に人が集まるんですよ。」
私「ええ?!」
運「冬至っていつでしたっけ?」
私「明日です。」
運「ええ?!じゃあぜひ早朝参拝してください。」
私「本当は前に伊勢神宮に来たかったんですけどこれなくて、
主人の仕事の休みの都合でたまたま明日になったんですよ。」
運「ええ?!そりゃあご主人は日ごろの行いがいいんだ。
ぜひ早朝参拝行ってください。一年の内1日だけなんですよ。」
運転手さんは、何度も何度も同じ話をしました。
早朝参拝に行ったほうがいい、今まで人生でいろんなことあったけど、
今まで生かしていただいてありがとうございますと感謝の気持ちで参拝すると涙が出るほど感動すると。
私たちは旅行を決めた時は、冬至だとも知らなくて、
冬至の日に鳥居の真ん中に日の出が見えることも知らなくて、
そんなことあるんや。
と思いました。何年ぶりに来た伊勢神宮がたまたまその日に当たるなんて。
そりゃあ、早朝参拝がいいらしいというのは見たことはあるけど、
早朝参拝は考えてなかったのです。
この運転手さんとの出会いがなければ、早朝参拝のことも考えなかったし、
冬至の日の出のこともわからずじまいでした。知らなかったのですから。
私たちは運転手さんにお礼を言って、ホテルに向かいました。
つづく
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