日本サッカーはいつまでGK抜きの戦術 を続けるのか?
こんにちは~ 初見海人です。
最近、やっと涼しくなってきましたね~
この間、社会人チームで
僕が指導しているU22カテゴリーが
やっとリーグ戦で初勝利を飾ることが出来ました!
って訳で、、報告はさておき。。。
今回のタイトル
本当はこの内容はもっと後に書こうと思っていましたが
思った以上に深刻だったのでこのタイトルになりました。。。
僕がこの記事をなぜ書こうと恩ったのか。。。。。
最近指導者の方と戦術について話していた時
初見「GKもビルドアップに入れる事を考えれば、この局面で突破できるよね?」
指導者A「んーうちのGKに,バックパスしてもすぐ蹴るだけだし。。。。」
初見「そっかぁー、、、、そうだよね~」
心の中 「(。´・ω・)ん? GKが戦術に入っていない?」
話を聞いていて一種のGKへの【諦め】のように私は感じました。。。。。
もともと現役の頃から、ハーフタイムのミーティングの間
ずっと疎外感を感じていて、いつか文章に起こしたいと思っていました。
そこで今回は「GKがチーム戦術に入っていなくね?」問題に対して
1.原因 なぜGKにチーム戦術が入らないのか?
2.解決策 どのようにGKに戦術を入れるのか?
3.行動 そのためには何をやったほうが良いのか?
このような流れで伝えていこうと思います。
最後、皆さんが行動までしてくれたら嬉しいですね。笑
ふと思い返すと
現役時代の初見は大学2年まで体育会系サッカー部でプレーしていました。
ですがチームとして
【GKにバックパスしたらこういうサポート】
という具体的な指示は一度もなかったと思います。
(僕が聞いていない可能性もありますが。。。笑)
ではでは
本題に入っていこうと思います。
1.【原因】なぜGKがチーム戦術に入らないのか
私は大きく2つの原因があると思います。
①経験がないことでGKにコーチングができない
(これはあくまでも主観の話です)
この記事を読んでいる指導者の方
GKのことが全く分からない方はいませんか?
そんな指導者は必ず読んでください。絶対です。
実際に何をコーチングしたら良いか分からない指導者の方は
私の前回の記事を読んでいただけると嬉しいです。
監督やコーチがビルドアップだけでもコーチングしてくれたら
GKのみなさんは「自分のことを見てくれている」と感じ
安心してプレーができると思っています。
(これは13年間 試合ではコーチングなし、ミスしたら罵詈雑言が飛んできた私の実体験です。。笑)
②GKから逆算してチームを組み立てていない
優先順位はゴールからの逆算でサッカーをしているかと思います。
では
そこを守っているのは誰でしょうか?
攻撃のスタートは誰でしょうか?
目的であるゴールは
試合中のほとんどの時間、GKがそのポジションに立っていますよね。
攻撃するとき(ビルドアップ)
守備のとき
どこから逆算して考え
戦術を落とし込んだ方が良いか一目瞭然ですよね。
3.解決策 どのようにGKを戦術に入れるのか
物凄くシンプルです。
攻撃時と守備時のやるべきことを
整理して明確にするだけで変わってくるでしょう。
指導者もそうですが
現役GKも必ず意識してプレーをしたほうが良いと思います。
例えば
ビルドアップ時に何を見てプレーしているか
コーチングをしてあげましょう。
守備のとき
どうやって守るのか
GKに深く、詳しく伝えましょう。
なぜかというと
守るべきゴールから逆算して
ピッチ上を俯瞰で見続けられる唯一の存在だからです。
指導者と共有した戦術通りに
どこで守るのかを明確にDFに伝える事ができるので
守備の安定感が変わってきます。
こういった情報共有を
指導者はGKに逐一伝えてくれると
GKはやりがいに感じうれしいと思います。
(言ってくれたら、僕は嬉しいです!笑)
3.行動 何をやったほうが良いのか
指導者はGKに1番伝えなければならない事でもあり
現役のGKは特に意識しなければいけない事があります。
なぜかというと
GKが一番ピッチを俯瞰して見続ける事ができるからです。
いうなれば、ピッチ上の指導者になるべきだと私は考えています。
これは指導者として非常にメリットがあることです。
必ずベンチはピッチの横側についていますよね。
横からの視点は指導者でカバーできますが
ピッチの縦側の視点は指導者では補えない
だからGKが縦側(上下)の視点で補うのです。
例えば
この関係で試合を行えばハーフタイムに
【指導者とGK】が戦術について同じくらいの理解度であれば
2倍の情報を得る事ができると思います。
そして試合中に常にコーチングし続けられることも大きな利点です。
これらを踏まえても
日本ではどうしてもGKは他のポジションと比べて無意識に下に見られることが多いのが現実にあります。
ですがシュートを止める以外も
色々な可能性があると分かってもらえたでしょうか?
ちなみに、、、
僕はこの考え方を
世間の指導者やGKに流行らせたいと思っています。笑
フットボリスタに掲載されるぐらい
メジャーにしたいです笑(野心)
共感していただいた方は是非シェアして頂ける嬉しいです!!
まとめ
要するに
今回の問題は攻守においてチーム戦術にGKが入っていない、、、
もはやその概念がないことです。。。。
ぼくとしてはとても悲しいことです。
世界から見たらかなり遅れています。(本当に遅れています!!)
あるイタリア人指導者の話で
「GKの質によって戦術を決めるべきだ。」
「ネガティブな意味ではなくゾーンディフェンスが主流なりつつある現代サッカーにおいて質の高いGKなら(打たせる)という戦略もとれる。すなわちDFの守るべきスペースが減る=失点する可能性を低くできる」
非常にイタリアらしい考え方で共感できました。
ですが、、、
指導者側からしたら
【GKの経験がないから分からない】と思うのも分かります。
ただその思考ままだとかなりもったいないです。
ピッチ上の全てを使って結果を出すのがサッカーですよね。。。
今のままでは10人でサッカーをしているのと
同じではありませんか?
(あくまで僕の考えです)
サッカーは(11vs11)+審判+ベンチ全員+観客で行われているとイタリアでは考えられています。
(この考え方が好きなので笑)
僕が思うに
世界最高のGKはとは
指導者の思考を理解して本当の意味で
GKが攻撃の起点になり
最後の砦になること
だと信じて指導をしています。
そんなGKってめちゃくちゃカッコよくないですか?笑
僕はそんな思考を持ったGKを育成したいですね!
少しでもGKから逆算してチームを考えてくれる
指導者が多くなると嬉しいです!!!
現役のGKはその逆算という考え方を責任をもって
プレーできるGKが多くなるともっと嬉しいです!!!!!!!!