いのち由来の光の総量を最大化させるアート作品"kodou"_松島 宏佑さん
約5ヶ月間、起業準備に取り組む起業家養成プログラム チャレンジャー制度。今回は、チャレンジャー4期生(支援期間:2021年5月-9月)の松島宏佑さんにインタビューしましたので、ご紹介します。
松島 宏佑さんプロフィール
ビジョン
事業内容
作品例
2020年7月22日、80人で開催した芸術体験。一つひとつの光の明滅が、一人ひとりの鼓動の明滅と対応しています。
オランダ、ドイツ、日本、116名の鼓動を集め、そのいのちのデータから生成した作品です。
価値観や信念
宇宙のはじまりを知りたくて、大学では物理学を専攻しました。大学卒業後、島根県にある離島、海士町で働いた後、東日本大震災後の東北に移住し、NPOを経営していました。僻地や被災地で、新しい社会の始まりに触れました。そして、3年前、妻が妊娠し、息子が生まれ、人間から人間が生まれる瞬間を目の当たりにしました。
その後、サハラ砂漠を訪れている時に、アーティストになることを決め、その後、作品を創り続け、作品が生まれる瞬間に立ち会い続けてきました。
バラバラに見えるかもしれませんが、私にとっては、「何かが生まれてしまう」瞬間に触れ続けている、という意味で一貫して同じことをしていると認識しています。
宇宙が生まれ、地球が生まれ、生命が生まれ、様々な人間の営みや作品が生まれるように、この世界は「生まれてしまう」ようになっている。私にとって、アーティストとして生きるとは、この「生まれてしまう」ことを信じる行為であり、それを日々作品を創り、生まれてくる作品と出会うことで、「生まれてしまう」瞬間に生き続けることを意味します。だから、私は創り続けます。
チャレンジャー期間中の目標
編集後記(HATSU鎌倉スタッフ小林より)
自分の内面と向き合い対話を繰り返すことは、体力もいりますし勇気もいることだと思います。松島さんは、対話を繰り返しながら無から有を作品として生み出す、精神力が素晴らしいと思いました。「作品が生まれる瞬間に出会うことに、中毒です。」という言葉が印象的でした。