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HATSUでトライした「事業アイデアの決め方」|(株)トーチス松岡大輔さん
令和4年度のHATSU鎌倉チャレンジャー募集にあたり、元チャレンジャーを招いたランチ会を開催しました!
記念すべき第1回はチャレンジャー第5期生で株式会社トーチス代表取締役社長 松岡大輔さんにご参加いただき、チャレンジャーに参加した時の活動内容や、事業のアイデアの決め方・見切るタイミングなど、起業家のリアルなお話をしていただきました。
起業準備中の方、チャレンジャーの応募を検討している方にもヒントになるエピソードがたくさんありましたのでぜひご覧ください!
<略歴>
|代表取締役社長 松岡大輔
立命館大学卒業後、クックパッド株式会社にて新規事業を担当。新規アプリの責任者を務める。その後ヘルスケアスタートアップにて、事業開発を担当する。HATSU鎌倉チャレンジャー期間中に「株式会社トーチス」を設立。サービスをリリースに向け開発中。2022年度SHINみなとみらいの利用メンバーとして採択。
-まず、チャレンジャー期間を振り返っていただき、HATSU鎌倉をどのように使っていたか、その利用のポイントについてお聞きしました。
チャレンジャー期間中のできごと
メンター相談会に積極的に参加
HATSUメンターの相談会をたくさん活用させてもらいました。事業の構築や進め方については起業支援のプロの廣川さんに壁打ちしたり、お金周りのことは会計士の松本さん、税理士の里さんに相談したりしました。法務周りについては高野さんにご相談していましたね。
これまで事業を見てきたプロフェッショナルの人たちにアドバイスをもらいながら、事業を進められたのはとても良かったです。
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HATSUで生まれる人のつながり
最初に応募したときは、デジタルフォトフレームを作るビジネスをやろうと進めていて、ユーザーインタビュー先を探していました。そんな時、HATSUコミュニティから人を紹介いただくことも多かったです。例えば、「ターゲットに近い高齢者の方をご紹介してくださる方いませんか?」という問いかけををコミュニティ内のチャットに投げかけると、HATSUメンバーが繋いでくださったり。人との繋がりを生んでくれる環境はとても助かりました。
HATSU鎌倉の"場"をフル活用
チャレンジャー期間中はHATSU鎌倉のコワーキングスペースを使えるのでほぼ毎日使っていました。HATSU鎌倉に行くと誰かしらいますので、困っていることの相談もその場でできるし、何気ない会話から人の紹介をいただくこともありました。こういったリアルの場があるのはありがたかったです。
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- 松岡さんはこれまでも事業アイデアの仮説検証を数多く繰り返してきました。経験から見えてきた、事業アイデアの決め方とそのポイントについて教えていただきます。
事業アイデアの決め方
期間中に事業を大きくピボット
デジタルフォトフレームのサービスはユーザーインタビューとテストマーケティングを繰り返して、ニーズが深くないことがわかったので、最終的には別のアイデアを進めることにしました。
今開発しているサービスはアイデアを話すと、ぜひインタビューを受けますという人が結構見つかり、ターゲットにとっての課題を確かめることができました。そのためチャレンジャー期間中に今の事業案に方針転換して、現在はサービスの開発を進めています。
事業アイデアにどう見切りをつけるか
私たちの場合は、期間を決めて逆算して決めていました。だいたい3ヶ月あれば、アイデアの検証はできると思うんです。最長3ヶ月やってみて振り返り、全然伸びてないと判断したら諦めて次のアイデアの検証に移りました。3ヶ月以上時間をかけてももちろん良いと思うのですが、その分1年のうちにできるアイデアの検証の数が減ってしまうので、私たちは最長3ヶ月という基準を持って動いていました。
「ニーズの検証」と「本当にやりたいか」
最終的に今の事業アイデアに決めたときに重視したのは、本当に売れるものなのか、つまり「ニーズがあるか」ということと、「自分が本当にやりたいか」という2点です。すごくやりたい事業でも、世の中に価値を提供できなければ、やってても段々つらくなると思うんです。トライアンドエラーを繰り返して、この2つが組み合わさる事業見つけていくのがいいんじゃないかと感じています。
あとは全然知らない領域に飛び込むのも良いと思いますが、単純に時間がかかってしまうので、まずは自分の知っている領域がやはり事業を作りやすいですね。
-- 最後にチャレンジャーを振り返って感じたことについてお聞きします。
チャレンジャー期間を振り返って感じた成長と成果
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①ビジネスの方向性が見えた
チャレンジャー期間中に取り組むビジネスの方向性が掴めたのは成果でした。これまでは、事業アイデアを検証しつつこれでいいのかな、駄目なのかな、という試行錯誤を確証が持てないまま繰り返していました。チャレンジャー期間を経て、「これで行こう」と思えるビジネスが一つ見つかったのは私たちにとって大きな進捗です。
②刺激を与え合う関係性
メンターの皆さんや、チャレンジャーの同期と刺激しあえる関係はとても良かったです。忙しさの問題だったり、事業がうまくいかない時もあると思います。そんな中でも周りの人が事業を応援してくれるのと、同期とはお互いほどよいプレッシャーを与え合える環境があり、事業の成長の手助けになりました。コミュニティに入って、今後も刺激を与えあう関係性を作れたのはとても良かったですね。
こんな人にHATSUがおすすめ!
周りの人や、世の中の役に立つ事業を始めたいと思っている人。また、事業を始めてみたいけど、まず何からやっていいかわからない人におすすめします。
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“社会性と経済性の両立を目指す起業家支援プログラムに挑戦しませんか?——令和6年度「HATSU鎌倉(湘南・三浦半島エリア)」チャレンジャー募集
【イベントでぜひHATSUを知ってください】
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【HATSU起業家支援プログラム体験談(note)】
▶「起業するためにHATSUへの応募は必須のアクションだった」
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▶「起業家もメンターもスタッフも社会課題解決マインドを持っている」
汚泥と合成洗剤を分解する浄化槽の開発事業
▶「HATSUで”グッドバイブス”な起業家になりたいと思えた」
三浦半島での地域資源と遊休クルーザーを活用した観光事業
▶「研究で失敗したときメンターに励ましてもらい新たな仮説発見につながった」
ペットの歯周病早期発見と予防事業
▶「心が踊る事業なら諦めない。HATSUのつながりから共同創業へ」
海のSNS型プラットフォームアプリ事業
▶「思いを形にする事業づくり。専業主婦を経て起業」
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