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カナダからの手紙 〜妹へ その4 波動を上げる

妹へ

お返事ありがとう
あなたがあなたなりに、自分でわかりやすい人を見つけて、そこから新しい自分へ進化し始めていることは良いことだと思います。

こういったメッセージは、どんなに良いと思っても、その人が理解できないものであれば、あまり役には立ちません。

あなたのメッセージを受けて、私の経験談を話します。参考になればと思います。

まだ、自分が日系関連のオフィスに勤めていた時のことです。職場で、かなり有毒な人間関係に苦しんでいました。

私は初めて、人の上に立つポジションで、その下にいる人が、私と同年齢で、私よりも10年もその同じ場所に働いているという状況。女性であるということなどで、自分が上司として振る舞うことがなかなかできないで、その下にいる人の汚職を発見。その証拠をもみ消すなら、事実を話しても言われ、とりあえず、その件を、何かおかしなことが起こっているという報告をニューヨークにしたことから始まります。

その後は、針の荊にいるような職場環境でした。

その時相談しに行った人には、あなたの波動を上げろ、とだけ言われました。
どうあげたらいいのか、は、わからないまま。

そんな時、私は、毎日、自分の想念をクリーニングしました。
そして会社にいる一人一人に対して、クリーニングも始めました。

その汚職をしている人はとてもずる賢くて、我慢にならない。どうやっても、うまく丸め込もうとする。そんな人に対しても、私は毎日、会社に最初に来て、すべての部屋を、エネルギー的にクリーニングしたあと、一人一人、自分と関わっている人に対して、クリーニングをしました。

感情が燃え盛って、自分の思考回路は、怒りに燃えていても、それでも、私は、一人一人、赦しのクリーニングをしました。

当時私は、ホオノポノのクリーニングで、全ての事象、全ての関わりある人たちに対して、毎日やっていました。どんなに自分の感情が荒れていても。

これをどれくらい続けたのでしょうか。

毎日欠かさず。

その間、このクリーニングをしたら、すぐ結果が出たかというと、そういうわけではありませんでした。

つまりちょっとやれば、それが効き目があるということではないのです。

むしろ、波動を上げる、波動が上がって来るということは、自分が変わるということです。

負の感情に燃え盛っていた私も、次第に、そのような感情に包まれることなく、自分の状況を見つめることができました。

それでも、そうなったから、自分の波動が上がったかというと、それでもいい結果は得られませんでした。

つまり周りの人たちが変わったということではないのです。

そうしている間に、自分の過去に起こった出来事で、今まで気づかなかった負の感情や、ネガティブな思い込みがあったことに気が付き、それを一つ一つ手放し、新しい自分に向けての、新しいポジティブな想念を、一つ一つ自分の中に植え付けていきました。この時、たとえば、バシャールの言っていることとかが役に立ちました。

この時点で、よく引き寄せの法則とか言って、自分の願ったことが、願ったように起きるというような現象は、起きませんでした。この状況では、自分が願ったことが起こらないことに不満を感じている状態で、それは、まだ自分のクリーニングが完了していない、まだ波動が上がりきっていないときに起こります。

まるで玉ねぎの皮を剥くように、一皮剥けたら、その下にさらに負の思い込みがある。根気よく、さらにクリーニングするという時代が、20年ほど続きました。

その後、やっと、いろんなことが、楽になってきました。

相手がやっていることで悪いことを鵜呑みにする必要はありません。

でも、波動が上がるということは、相手の行動には関係ありません。

その間に、新しい目で、自分を見ることができるようになっているか、古い思い込みを断捨離して、新しい進化のための道を開くことができているかということにかかっているように思います。

そして、あるとき、やっと、少し息ができるようになっている。そのときやっと、自分を取り巻く環境に変化が見られる。

どんな悪いことも、その意味がわかってくると、自分にとっては、人生の肥やしになり、自分を優しくする、自分をより愛することができる、だから、そんな自分が、実は、周りの人にとってもパワースポット的な存在になってくるのです。

では、また

カナダから
姉より

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