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未知の旅へ~鈴木雅義さんの投稿「丸の内プラチナ大学・物語思考デザインコース DAY6 2025.02.10
【未知の世界へ】
DAY6、前回はクライマックスを迎え、グループ内でのもやもやがはじけた感覚があってからの今回。何が起こるのか、何が変わるのか・・・。
自分の頭の中には今までの思いがぐるぐると回っていた。
冒頭の梅本氏の話の中で今までを振り返り、且つ今回のイントロ。
その中に有名なアニメ映画ののワンシーンがあった。
未知の旅へ踏み出せと。紹介のために流した映像は約3分間。
その動画の中に主人公の見事な内面の葛藤が描かれていた。
「誰しも感じることなのだろう、誰しも思うことなのだろう。まさに今の自分がそうなんだ!」そんなことが浮かんだ。
【ライフストーリー】
再編集したいことをライフレコードを見ながら書き始める。
15分間の自己との対話。主観曲線のウエーブを見ながら、
「ここなんだよな。」と。自分のルーツはここにあるのでは、と思うほどその場面が鮮明によみがえる。
忘れていたことも思い出されていく。誰にも話したことのない事実達。
あの時の情景、景色、季節、溢れるように出てきて止まらない。
書ききれないことももちろんある。思い出されなかった記憶に宿した自分の物語。「そんなこともあったよな。」と郷愁の境地にも。
【智慧の車座】
梅本氏が内省を促す手法として、株式会社アクション・デザイン代表取締役の加藤雅則氏の著書『自分を立てなおす対話』で提唱している『智慧の車座』をワークに取り入れている。
方法としては、
①参加者が車座(まるくなって座る)になる。
②一人が話をする。その際、ほかの参加者は話に耳を傾ける。
③一通り話し終えた後に話し手が後ろを向く。
④聞いていたグループのメンバーが話し手がいないものとして話し手のことについて対話する。
⑤話し手が再度輪に加わる。という流れで行うとして進められた。(※物語思考デザインコースではこの流れで行った)
今回の参加者からの感想になるが、「自分のことについてこんなにも話してくれたことが率直にうれしい。」「この機会がなかったら話すこともなかっただろう物語。」等々、の話が飛び出した。
私も、聞いてもらって気持ちよい、心地良い感覚になっていた。 グループは大体4人から5人で構成されている。話し終えるころには、グループに一体感のようなものが生まれていた。再編集したいことは、「あの時挑戦していれば良かった。」「あの失敗がなければ今頃は。」が挙げられていた。
そういったことを車座で後ろ向きでの状態で聞くと「そうそう、そうなんだよな。」「あ、そんなことも考えられるんだ。」「周りはそう思っているんだな。」と多くの気付きをもたらしてくれた。
【グラフィックレコードより】
本講座での売りの一つにグラフィックレコーディングがある。
吉田顕さんだ。梅本氏の話を参加者の感情をもグラフィック化してくれる。今回もまた感嘆のため息が漏れ出てしまった。それは、ライフストーリーには、主観曲線(赤)と客観曲線(青)を書き入れることになっている。赤、青織り交ぜながら、そして、感情を描きながら、今回の学びを視覚化してくれている。さて、智慧の車座の視覚化である。青い曲線に参加者の様子をのせながら、話し手の感情にまで可視化する。聞いている参加者は客観、つまり青である。青い曲線が、感情を噴き出している話し手を包み込む。見事に表現したなあと感動したのである。
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次はDAY7。どんな物語が待っているのだろうか。待ち遠しい日が続く。