たをやめオルケスタ『MAJOR DEBUT』

たをやめオルケスタ
『MAJOR DEBUT』
(2017, P-VINE)

本来8月19日発売なのですが、ライブなどで先行発売中。

女性18人でビックバンドサウンドを奏でて今年で9周年(本人たちはよく「周年」ではなくて「執念」と言っている)たをやめオルケスタ。
結成以来全国流通する音源は出してこなかったが、「本気で三部作をつくろう!」と一念発起し、2013年より『緞帳プレリュード』『紺碧レジーナ』『手弱女アルドーレ』と一年ごとにリリースしてきた。

リリース後、この3枚を下敷きにライブ活動に励み、昨年2016年にはライブ盤『タヲヤメライブ』をリリース。古内東子やプレイステーションアワードとのコラボレーション、ムーンライダーズのトリビュートへの参加など、3枚のディスクとライブで固めた足場から活動の幅も広がりつつあり、しばらくは緩やかに活動が続いていくように感じていた。
私もたをやめのライブに足を運ぶ回数が増えてきたのは、申し訳ないことに今年のはじめぐらいからのことではある。そんな中、今年の4月にあった自主企画の対バンライブで、今作にも収録されている「メジャーデビュー」という新曲を初めて聴いた。軽快でかっこよく、ユーモアのあるたをやめならではの曲だなぁとその時は思っていた。

しかし、突如聞こえてきたニューアルバムをリリースするというニュース。
しかも、その名は『MAJOR DEBUT』である。いくらP-VINEというインディーズ界でも大物のレーベルからのリリースと言っても大きく出たなぁ、とは実際思っていないが、3部作とは違った志向のタイトルやビジュアル。そしてこのタイミングでの「オリジナル」アルバムを出すということ。収録曲が発表されていなかったこともあり、どのようになるのだろうか、ドキドキであった。

ディスクの話にたどり着いてないけど、取り敢えず今日はここまで

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