見出し画像

中小企業診断士試験 2年間の敗因分析と学習の方向性検討

2019年から挑戦を始めた中小企業診断士試験につきまして、2020年の二次筆記試験に不合格でしたので、2021年は一次試験から再受験となります。
これまでの学習の取組みと二次筆記試験に不合格であった敗因を振り返り、2021年の学習の方向性を整理してみたいと思います。

敗因分析など、わざわざ公開しなくていいと思ったのですが、私自身が来年の学習計画を考えるにあたり、どのように組み立てていったらよいか悩みました。(悩んでいます)
もし、私と同じように感じている方がいらっしゃるのであれば、なにか少しでも参考になる部分があれば、と思い、書いてまいります。

当初の合格目標

2019年に一次試験でいくつかを科目合格し、2020年に一次試験を通過のうえ二次筆記試験に合格できたらいいな、という程度でした。
二次筆記試験について、具体の準備をしないままに一次試験の勉強に手を付け始めました

学習内容

これまでの学習内容は、概ね次のとおりです。

2019年(独学)
一次試験⇒通過
・過去問を中心に取組み。経済学や生産管理など、一部で副読本を購入。
二次筆記試験⇒不通過(総合B)
・一次試験を通過すると思ってなく、一次試験後にあわててふぞろいを購入。支援団体のHPを見つけ、ふぞろいを真似して過去問に取組み。

2020年(二次専念/スクール:前半は通信、後半は通学)
二次筆記試験⇒不通過
5月までゆるゆると、スクールの課題に取組み。
・6月あたりから、スクールの基本演習がボロボロすぎて危機感。

敗因分析

何が具体によくなかったのか、一次試験/二次試験に分けて“多面的に”振り返ってみました。

一次試験

勉強量
・合格に必要となるだけの十分なアウトプット(過去問)に取り組まなかった。易化でラッキーだっただけ。

取組み内容
学習計画を作成せずに、好き/嫌いを勉強量に反映させていた。
・アウトプット中心でよかったと思うが、通勤電車での勉強方法に悩んだ。
・勉強時間や勉強場所の継続的な確保など、環境づくりの努力が不足していた。
・財務について、仕事との関係性(経理部門在籍)に甘え、日々の取組みをしなかった。

知識面
・できるとおもっていた情報システムで60点を超えず、知識が脳に定着していなかった。
・法務の法改正については、TACの模試を受けたことで情報をインプットできた。

取組み意欲
・一次試験に受かっていたらいいな、という軽い気持ちで勉強した。

二次試験

勉強量/効率性
・2020年度の時間数は700hを超えたが、通勤時間におけるスクールの講座音声聴取も含まれるため、アウトプットする時間が不足していた。

取組み内容
学習計画を作成せずに、好き/嫌いを勉強量に反映させていた。特に、事例Ⅳをやらなかった。
スクールのメソッドに頼ればなんとかなると考え、設問の制約条件や設問要求を解答構文に反映させる設問解釈のトレーニングが圧倒的に不足していた。

知識面
・基礎知識の獲得/基礎能力の向上を図る目的という観点では、スクール通学を選択したことで効率的だった。
・スクールで学んでいない部分が試験で出題されて対応できなかった。
・来年度も同じ勉強内容で良いのか判断がつかなくなった。
・スクールメソッド(これも基礎能力のひとつだろうか)の習熟が叶わなかった。
・一次試験の知識が定着しておらず、二次試験で引き出せなかった。
・世の中のビジネス動向から離れすぎた。(例:ライ○ップの負ののれん情報が頭になく失点。)

取組み意欲
・危機感を覚えるまでだらだらと取組んでいた。
・秋に無理やり時間を作って勉強したが、試験前日から体調を崩し、試験当日に余裕がない状態だった。

2021年の学習方針と取組み(案)

敗因分析を踏まえ、次の方針・取組み(案)で勉強してくことを考えました。

・2020年12月中に一次/二次平行学習の学習計画を作成し、マイルストーンをおいて勉強を進める。
日次、月次の学習計画を作成する。タスク化して毎日の進捗を見える化し、週単位で振り返って翌週の取組みに反映する。
・健康に配慮し、仕事や生活に無理のない学習計画とする。
・財務会計/事例Ⅳ対策として、毎日コツコツと問題に取り組むことを学習計画に織り込む。
・勉強会等の機会を活用して他の受験者と積極的に交流を図ることで、危機意識の醸成によるモチベーションの維持を図る。
・初めての一次/二次平行学習につき、他の受験者に積極的に相談する。
・二次試験のメソッドは2020年度と同様とするが、特定のスクールに過度に依存しない対策を考える。
・日経新聞に毎日目を通し、関心を持ったリードの記事を読む。
・関心、仕事との関係性、試験内容との重複等を勘案し、冬の間に他の資格受験を検討する。

検討課題

・学習計画におけるマイルストーンの設定内容。
 ※マイルストーン⇒一次試験の科目別の回転数、二次試験における事例別の到達程度
・1日のなかでの勉強時間の作り方。通勤電車での時間の使い方。(何をどのように勉強するか。)
・仕事と家庭と勉強のバランス調整。(転職するので)
・一次対策を独学で良いか決断。過去問をTACに改めるかどうか決断。
・二次のスクール受講の有無の決定。
・他の受験者との交流チャネルの探索。
・他の資格に挑戦するか否か。

まとめ

今回の記事を書いていて、2019年に一次試験の勉強を始めたときは軽い気持ちだったんだな、と思いました。
2019年に二次試験がボロボロにダメで、そこでまじめに中小企業診断士になりたいと思った気がします。
また、試験とは直接関係ありませんが、ツイッターでの出会いや転職活動を通じて、”なりたい姿”を持つことができました。
試験合格はしたいですけど、試験合格だけが実現したいことではありませんので、遠回りになるかもしれませんが、日経に毎日目を通し、仕事を意欲的にこなして社内オンリーワンを目指し、場合によっては関連資格の取得に挑戦するなど、将来の”なりたい姿”を実現するための要素のひとつに中小企業診断士を位置づけて、毎日を無駄なく取り組んでいきたいと思います。

最後まで読んでくださいましてありがとうございました。
中小企業診断士を目指す方や有資格者の方で共感いただけた方がいらっしゃれば、僭越ではございますが交流したいと思っています。引き続きどうぞよろしくお願いします。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?