こんな都会で、なぜ急ぐ？

上京して10年近く経ちますが、
未だに慣れないことがあります。
というより、理解できないことがあります。

それは、「駆け込み乗車」です。

田舎から出た身としては、
数分おきに電車が来るのに、なぜ次の電車を待てないのか？
不思議で仕方がありません。

身内に不幸があったりで、1秒を争う事態ならまだ分かります。
でもそんなこと、そうそう無いですよね？
「寝坊した」「予定に間に合わない」「早く帰りたい」
急ぐ気持ちは分かります。
が、人様に迷惑をかけていい理由にはなりません。

その人は遅れを取り戻せたとしても、他の乗客全員が遅れることになります。
それも何百人、下手したら千何人という単位でです。
「たかが数秒くらい」とか思っているのか知りませんが、傲慢が過ぎませんか？
自分は予定通りなのに、ルールを守らない1人のせいでペースが乱れたら、腹が立ちませんか？
「人と接触して怪我をさせるかも」「ドアに衝突してしまうかも」といった危機管理能力はお持ちではないのですか？
平気な顔で人に迷惑をかけられる無神経さに、危機感を感じた方が良いと思います。

さらには、急ぐ素振りも見せず、
傘や足を滑り込ませてドアが閉まるのを妨げ、無理やり乗車しようとする輩もいます。
どういうつもりなんでしょう？
怒りとか呆れを通り越して笑ってしまいます。
冗談も程々にしてください。

大体、「駆け込み乗車はおやめください」と散々アナウンスされてますよね。
ルールを守ろう、なんて子どもの頃に教わることです。
いい大人が、何してるんですか？

都会の利便性に甘え過ぎです。
1分だけ余裕を持って行動すればいいだけの話です。
ギリギリでいつも生きていたいなら勝手にどうぞ。
ただし周りに迷惑はかけないでください。

あとついでに、
降車し終わるのを待たずに乗車する人、
椅子取りゲームの如く空席を取りに行く人、
混んでいるのに足組みもしくは足を広げる人、
いずれも漏れなく度し難いです。
挙げだしたらキリがないです。

際限なく怒りが込み上げてくるので、
そもそも私が電車に対して潜在的な恨みを抱えているような気がしてきました。
きっと、前世に列車で何か半端なきことがあったに違いありません。

色々とぶちまけてしまいましたが、
都会に染まりきれないアマチュア都民の、
取るに足りない愚痴だと思って聞き流してください。

皆がゆとりを持って過ごせる、
そんな世の中を願うばかりです。