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夢はない。の是非

TBSドラマ オーマイボス を今更を見た。

私が印象に残ったのは、萌音ちゃんが玉森くんに言われて嬉しかった言葉の回想シーン。
「夢がなくても良いって言ってくれたのが嬉しかった」

ほう。なるほど。それはちょっとわかるぞ。

湧き出る夢を持って実現に向けて自分を高め続ける人が、輝きを放ち、羨望の的である昨今、
全員が、それを追うべきなのか。
というのは、私の中でも結構なテーマにもなってる。
SNSで流れてくる、仕事の成功は誰でもできる!的な啓発とかウザいし。

全員が夢を持ち、追い続けたら、それはそれで調和が生まれて良い世の中になるのだろうか?
(みんなが武将になりたかった、かつての中国は戦乱だったし?)

話は逸れるが、昔マッチングアプリで一瞬会った男の人がバツイチで、
自ら離婚の理由を語っていたことをふと思い出した。

仲良い夫婦だったけど、自分が薦めたコーチングを妻が学んだ結果、
自分の人生に必要なのは夫じゃないことに気付いて、離婚を切り出された。
的な話だった。

誰かの夢路を妨げるような感じもない、クセのない薄味の「ザ普通の人」
だったのもあるが、その話以外、記憶に残っていないくらい衝撃的だった。

話を戻すと、世の中夢追い人ばかりだと、
調和せずに、家庭も崩れることもあり、良い面ばかりでもないなと。

夢を自分で作って追える人もいれば、
夢は持たずとも前進する人もいるし
夢を持つ人をサポートすることが楽しい人もいるし
夢を持つ人に気付けば巻き込まれている人もいるし

それぞれのポジションがあるから成り立っているんだと思う。

夢を持たない人生も肯定されて、もう少し賞賛されて良いと、私は思う。

そして、今の世の中の、「人類よ、みな大志を抱け。」の風潮を本当やめてほしい。

支える人達を怒らせたら、大志を抱いている人たちを
一気に潰しにいけるともどこかで、思っている。