「ときめきはどこにある」(あらかじめ分かっていないからひかる)
前回から続きます
もう少し踏み込んで「ときめきはどこにある」
こうなってくると
事前予測がつかないところに、と
つまり出会うと思っていなかった とか
その場所にそんな宝物は本来は置いていないはずなのに とか
どうしてそんな横顔が綺麗なひとがこの場所にいるんだろう とか
事前予測になかった。それが「ときめき」
あらかじめ小学生なら
「背が高いひと」とかね
おませに語るクラスメートがいました
やっぱり背って高くなくちゃ、って私が覚えているのだから
何度も語っていたんだと思う
だけれどそれって 巷でいう「スペック」で
「ときめきとは違うと思います」
異様に美しくスパゲティを皿に盛る、とか
サラダの取り分けが上手すぎた、とか
聞き上手すぎて とか (しかも忘れない)
横顔がきれい とか
ときめきは案外そんな「ささやかでも風が吹きはじめる」場所で。
そこで相手が「この女性のスペックは」と話した瞬間
恋が終わるわけです。
スペック表の映画ありましたね、そういえば
各国共通ですね
「それで君のスペックは……」の発言があり次第
ピタッと風が止まるのです
羽鳥が作ったお料理も
綺麗に盛ってくれそうな
だって私
『これ、盛り付け直すね(味はおいしいから)』って言われても
いい笑顔で「お願いします」を言えるひと。
選ぶお皿と
最終的な盛り付け方に
そのひとの審美眼は現れる
「この盛り付けだとなんかなぁ」より
『盛り付け直すね』(実行) のほうが 共同作業です
ーーー
最後に。
キャロットラペが
シンプル化しすぎていて
ちょっと寂しい…………..。この2年は寂しい
キャロットラペを
甘酢和えと解釈している方がいらっしゃるようです
にんじん甘酢あえ
それはそれで存在するレシピですが
駅近のできあいお惣菜が「甘酢あえ(胡麻入り)」になっていたりする日本
キャロットラペは
蜂蜜とワインビネガーと干し葡萄。
軽くマスタードなど
「これぞ西洋料理…!」という感動まで
追い込んでみても幸せなランチになります
だって欧風料理なんだよ?
キャロットラペ
かつて芦屋でも
阪神西宮でも そう成城石井でも 出会えたことがあります
理想のキャロットラペ
羽鳥も来月は参入できるよう
頑張ります!
羽鳥の脳内にある「理想のラペ」
ヴィジュアルが近いレシピを見つけました
エディアールありがとう…