厨房の中の「良い秘密」そして「悪意」
厨房のなかへ
「何作っているの」
「まだ作りかけ」
「炒めるところから?」
「そう。オレガノ入れても大丈夫?」
「バジルかな」
「だよね、バジルだよね了解」
厨房のなかに
良い秘密もあると思います
いつだったか
「アカシア蜂蜜とクミン、レモン果汁。他に何が入ってます?」
「はちみつは使ってますね! うちのシェフがスパイス教えてくれないんですよー」
そんな会話もありました。
厨房内には
良い香りも レシピの秘密も 作りかけの幸せも
そして「食品を台無しにするもの」も
含まれています
私は「インカム連携店」を
ひそかに恐れている気がする
あのお客さんのテーブルへ何を が
一番実現しやすい。