
家電は一緒に力尽きる
うちは最近エアコンが悲鳴を上げたばかりなんですよ。
稼働不可になったわけではないんですけど、黒い塊を吐き出して「もう私限界です」アピールをしてきたもので、ダスキンさんの力を借りて分解清掃したんですね。
今は涼しい顔して(気温も下がったので当然ですが)温風を吐き出したりしています。
予後は順調なわけですけども。
実はエアコンと同じタイミングで、キッチンの排水管も詰まり出しまして。
専用洗剤で一晩漬けたり、発泡してもらったりしたんだけど駄目でした。
脂が固まってるのかもと温水を流し続けても変わらず、「これでだめなら業者さんに依頼しないと」と最後の砦として、圧力で押し出すやつを試した結果、なんと開通しまして。
なんか塊が引っかかってたんでしょうね。
今は無事、すいすいと流れて行くんですけども。
で、気が緩んだ今頃になって、今度は洗濯機が壊れました。
……私が何をしたというんだい。
膝をついて愕然としましたよ本当に。
立て続けが過ぎるぜえ。
我が家はドラム式洗濯乾燥機を愛用しているのですが、一度脱水に失敗し、その後エラーコードが出て、回ってくれなくなりました。
ドラムの異常なので、洗濯機回せないんですね。
水も出してくれなくなっちゃって。
仕方ないので修理依頼しました。
……最短訪問一週間後だそうです。
うわああああん。
洗濯機が一週間も使えないの困るよう。
と、泣いて許される立場ではありません。
今まさに脱水に失敗した衣類はびちゃびちゃのまま、刻一刻と雑菌を発生させようとしています。
仕方がないので、久しぶりにコインランドリーに行きました。
とにかく洗濯だけ出来ればいいんです。
水を吸って重い洗濯物を回収し、カゴを持って行く間、私の頭に浮かんでいたのは「ばあさんは川へ洗濯へ」という日本昔話ナレーション。
「そうだよな昔の人は洗濯って外でするもんだったんだ」と思ったからといって優しい気持ちになることは全然なく、「私はまだばあさんではない」と無駄な部分に苛つく始末。
繊細なお年頃ですからね。
ご理解いただきたい。
そして辿り着いたコインランドリー。
そもそも久しぶり過ぎて、使い方もよく分からない。
よく使っていたのはもう十年以上前。
ブラック企業勤務で「洗濯する時間ない」を地で行っていた時代の話。
だからねえ、そもそも料金なんて覚えてなかった。
千円って表記されてて、驚いちゃった。
「え。洗濯機って、千円もするんだっけ」って。
でもさ、そうは言っても回さないわけにはいかないでしょ。
ばあさん洗濯物持って来てんだから。
そのためにここまで来てるんだから。
だから洗濯物、洗濯機に入れて、料金入れようとしたら、「硬貨専用」なわけですよ。
千円入れさせるなら、せめて札で入れさせておくれよ……。
わざわざ隣の両替機で百円玉十枚にして、投入口に入れましたよ。
誰が得するのこの仕組み。
あれかな、こう、一回一回硬貨を入れさせることでお金の大切さを実感させようというあれかな。
だとしたら余計なお世話ですよ。
重々承知してるっつうんですよ。
十枚投入させられることで余計に苛立つから本当に辞めて欲しい。
タッチ決済にして欲しいとか、そこまで経費かかることは言わないから、札前提ならお札を入れさせてください。
お願いします。
そんなこんなで私はしばらく洗濯機のない生活を強いられることになりました。
家電て一気に壊れるよね。
きっと話し合ってるんだと思う。
「そろそろあいつ調子乗ってるから困らせてやろうぜ」って。
もう次が来るかもしれないと思うと怖くて仕方ないよ。
お願いだから誰も壊れないで。
お願いだから無事でいて。
ということで今日は「悲劇は身近に転がっている」というお話。
次に被害に遭うのはあなたかもしれません。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
次回以降もお付き合いいただけると嬉しいです。
それではー。