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【黒い辞典】こ

恋【こい】
 いつの間にか落ちる穴。心臓を操り、目に光を差し込む力を持つ。人によって深さが違う。

子犬【こいぬ】
 可愛い。

恋文【こいぶみ】
 穴の底から心情を綴る事。深夜に書きがち。詩的な表現に寄りすぎると読み返す時かなりのダメージを負う。

行雲流水【こううんりゅうすい】
 空を漂う雲や流れる水のように物事に執着せずに流れるがままに行動すること。素敵な響きと内容ですね。いつか使ってみたい言葉リストに入れておきます。

公開【こうかい】
 公の目に触れるようにすること。すごく緊張する行為。

後悔【こうかい】
 やらなきゃ良かったと思うこと。やれば良かったと思うこと。人生の経験値。

好感度【こうかんど】
 皆欲しくてたまらない曖昧な指標。お金で買えることもある。

口外【こうがい】
 情報を漏らすこと。口外してはならないことほど噂になりやすい。

高学歴【こうがくれき】
 ステータス。社会で戦うための鎧。劣化すると価値を失うことがあるので定期的なメンテナンスが必要。

口座番号【こうざばんごう】
 電話で聞かれても教えちゃダメ!絶対!

校舎【こうしゃ】
 学校の建物。青春の宝庫。だいたいトイレに花子さんが住んでいる。

公衆電話【こうしゅうでんわ】
 不特定多数が利用できるように外にある電話機。数がかなり減ったので、見かけたら良いことがあるかも。

好日【こうじつ】
 心穏やかに過ごす事の出来る良い日。こういう日がたくさんあると良いですね。

航跡【こうせき】
 航空機や船舶の航行した後に残る白い泡、波、雲などの筋。何故か見入ってしまう。浪漫が詰まってる。

交通安全【こうつうあんぜん】
 分かっているのに疎かにしがちな単語。春と秋に盛んに叫ばれる。

後輩【こうはい】
 焼きそばパンを買ってこいと言われる人。

交番【こうばん】
 街の平和を守る為に警察官が常駐している場所。前を通るときちょっと緊張する。

公募【こうぼ】
 広く一般から募集すること。小説を書いていると一度は気になる存在。大いなる高い壁。

木枯し【こがらし】
 冬将軍の到来を告げる冷たい風。季節の変化を教えてくれる。

呼吸【こきゅう】
 息を吸ったり吐いたりすること。出来ないと死ぬのに、意識するとうまく出来なくなることがある。

小切手【こぎって】
 記載された金額をその件を受け取った人に支払うことを銀行に委ねるもの。好きな金額を書いて良いって言われてみたい。

国語辞典【こくごじてん】
 国の言葉を司る大事な聖典。重いから絶対人に振り回しちゃダメ。

告白【こくはく】
 胸に秘めた想いを打ち明けること。聞いただけで緊張する単語。成功を意味もなく祈ってしまう。

苔清水【こけしみず】
 苔の間を流れる清らかな水。夏の季語。想像しただけで心が洗われる素敵ワード。

心【こころ】
 目には見えない生きていくための原動力。震えたり熱くなったり冷えたりする。

小言【こごと】
 相手への不平不満。言い出すと止まらなくなる。言われると逃げ出したくなる。

炬燵【こたつ】
 日本の冬の風物詩。みかんが似合う。猫ホイホイ。

固定観念【こていかんねん】
 他の意見や主張を受け入れないその人の中の常識。壊すとスカッとする。

言葉【ことば】
 人が操る魔法。文字という記号が生み出すコミュニケーションの手段。これを使いこなしたくて、作家は日々奮闘している。

小鳥【ことり】
 可愛い。ぴよぴよ。

断る【ことわる】
 相手の要求に応じられないことを告げること。非常に勇気と神経を使う。

困る【こまる】
 人生において結構な頻度で陥っている状況。どのように対応して良いか頭を悩ませること。

壊れる【こわれる】
 形あるものにいつか訪れる運命。砕けたり崩れたりする。

婚活【こんかつ】
 人生をかけた男と女の戦い。水面下で激しいドラマが繰り広げられる。

献立【こんだて】
 世間の主婦を悩ませる重要な問題。なんでも良いが一番困るけど、あんまり手のかかるものは主張して欲しくない。

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