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ついつい買っちゃう
ついつい買っちゃうんですよねえ。
もう要らないのに。
充分足りてるのに。
それでもこう、気付いたら買ってて、気付いたら増えてるんですよねえ。
文房具。
そもそも私は昔からそうだった。
おにぎりの形の消しゴムとか、コーラの匂いのする練り消しとか、そういうのいっぱい持ってた。
もちろんそれで字を消したりはしないのね。
だって汚れちゃうから。
おにぎりなんて、白い部分削れて薄汚れてたら一気に価値が下がる。
私の中で。
消しゴムなのに、消しゴムとしての本業を果たせないことに美学を感じて勝手に痺れて、勝手にコレクション増殖してた。
特に食べ物型の消しゴムが好きだったよね。
昔から食いしん坊だった私。
人間はそう簡単には変われないものです。
あとペン。
書くとふくらんだり、インクが混ざり合ってマーブルになったりするの、無限に欲しかったね。
もう持ってても、他の色が可愛く見えちゃって、コンプリートしたくなる。
しかもそれは、勉強には使わなかったんだよね。
ノートはさ、後から見返すじゃない?
私壊滅的にセンスがなかったから、どんなにいいペンを持っていてもノートを美しく彩れなかったのね。
だから、綺麗なペンを使うと後悔するのよ。
「このペン、勿体無かったな」って。
良いペンは良い場所で使うべきだという信念のもと、ほとんど減らないのに種類だけ増えていくペンが筆箱を圧迫してたね。
大して勉強もしないのに、筆箱だけは大所帯。
その不毛さを理解はしてたから、一応選別するんだよ。
定期的にリストラを繰り返してたんだけど、「同じ種類のこの色のペンを入れるなら、別の色のペンも入れたい」というコンプリート癖が勝手に疼くもんで、結局減らない。
おかげで私の筆箱はいざというときに必要なものが出てこない、全く勉強の捗らない仕様だったね。
そして大人になって、今も尚その悪癖が治らない。
もうね、やたら買っちゃうんだよね。
付箋。
付箋はねえ、一応使うんだよ。
プロット作るとき、登場人物ごとに色分けして時系列整理するのに便利なの。
直に書くより付箋に書いた方がすぐ貼りかえられて便利。
幅二センチくらいの付箋はプロット用に使う消耗品なんだけど。
その他に使う付箋がどんどん増えていくの。
私、ToDoリスト作っても、「リストどこ行った?」ってなる系ずぼら女子代表だから、忘れちゃいけないこと付箋に書いてパソコンに貼ってるのね。
終わったらはがすようにして。
だけど、その、粘着力が強い方が良いかもとか、この形だと使いやすいかもとか、これ可愛いからテンション上がるかもって、どんどん高みを目指した結果、うちに大量の付箋ある。
供給に対して消費が間に合ってない。
分かってるんだよ。
分かってはいるの。
なのに私、またしてもドラえもんの付箋を買ってしまいました。
だって可愛かったから。
ドラちゃんが私を見ていたから。
買わずにはいられなかったから。
人はどうして同じ過ちを繰り返すのか。
私という生き物はどうしてこんなに愚かなのか。
本当、困っちゃうよねー。
ということで今日は、「付箋買ったよ」というただそれだけの話。
最後まで読んでいただいてありがとうございました。
次回以降もお付き合いいただけると嬉しいです。
それではー。