エアコンが黒い塊を吐き出した話

これから本当にあった怖い話をします。

十月になったというのに夏日が連日で続き（これが実はもう怖い）、エアコンを稼働し続けていたある日のことです。
いつものようにエアコンはせっせと働き、室温を快適に保ってくれていました。

エアコンに背を向けてパソコン作業をしていた私、ふと振り返りました。
そうしたらなんと、エアコンの下にたくさんの黒い塊が落ちていたのです。

「これはなにかしら」と間抜けな私は思いました。
一旦掃除機で吸い、全てをなかったことにしようとしました。

しかし、その後、また時間を置いて見てみると、エアコンの下に黒い塊がまた、溜まっていたのです。

「犯人はエアコンか」と間抜けな私も流石に気付きました。
我が家のエアコンは先日水を吐いた前科があり（詳細は下記記事をご覧ください）、

今度は違うものを吐いたのかもしれない、という発想に至ったのであります。

で、ネットで調べたら「それはエアコンに堆積したカビとホコリです」の検索結果。

……怖くないですか？

私は今までカビとホコリだらけのエアコンが吐き出す空気を「ひんやりして気持ちええわあ」となんにも考えずに享受していましたが、エアコンさんは人知れず傷付き、汚れて、気付いてももらえなかったんですよ。

説明書を引っ張り出してあれやこれやしてみましたけど、検索結果に「素人が下手に手を出さない方がいいぜ」とあちこちに現れる玄人（らしき人たち）の意見に「そうだよな。こんな私にエアコンを綺麗幸せに出来るはずがない」と諦めました。
そして専門家に依頼することにしたのです。
依頼料さえ払えば、なんでも（綺麗に）してくれると噂の専門家ダスキンさんに……！！！

ネットで予約して、本来なら立ち合いで見積もり兼下見が必要らしいんですけど、エアコンの型番と設置環境の写真を撮って添付することで下見を回避し、いざ当日を迎えたのであります。

結論から言うと、「専門家ってすごいわあ」でした。

てきぱき養生して、さっさと作業して、綺麗にしていってくれました。
すごいですねえ。
私には手に負えなかったと言うのに。

そしてうちのエアコンは綺麗になりました。
私はエアコンの綺麗さ幸せをお金で買ったのです。
なんせ私は汚すの専門ですから。
分解とか全然分かんないし。
怖くて手を出せませんからね。

ついでになんにも文句を言わずに働いているもう一台のエアコンも合わせて掃除してもらいましたが、二台で三時間くらいでした。
さほど時間はかかりませんでした。

終わって、綺麗になったはずのエアコンの風浴びてみましたけど、違いは全然分かりませんでした。
ただ、達成感だけはあります。
「私はエアコンを綺麗幸せにしてやったのだ」という、自分の手柄でも何でもない達成感がね。

これでしばらく「カビ風を浴び続ける」という怖い体験をしなくて済みそうで安心してます。
私喘息持ちだしね、なんならもっと早く気を遣うべきでしたね。
まあ、今更言っても遅いんですけど。

ということで今日は、「エアコンの分解清掃お願いしたよ」という話。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
次回以降もお付き合いいただけると嬉しいです。

それではー。