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おはよう2025
はじめまして。そして明けましておめでとうございます。美しいハトと申します。
今年は何か文章を書きたいという安直な動機から、このnoteを始めました。見てくれた人、ありがとう。これからもちょくちょく投稿していくから、まぁ暇だったら見に来てやってくださいな。
というわけで、入念にストレッチをして髪型もバッチリ、今か今かと準備を万端にその時を待ち侘びていたであろう2025くん、おはよう。あなたが役を引き継いでからはや7日、私は君の先輩である2024さんが残していった胃もたれに頭を悩ませながら、今晩の七草粥を楽しみにこれを書いています。残り約1年、よろしくね。
お正月というのは呑気なもので、いっぱいご飯を食べてお酒を飲み、朝までこたつにこもってテレビを観るという犯罪が合法になる期間らしく、例に漏れず我が家もダラダラと室内の温度に溶かされながら飲み食いをしていた。我が家は比較的仲が良い。優しい父とユーモラスな母、真面目な兄と陽気な妹、そして私だ。
そんな家庭なもんだから、お正月は楽しいものだと脳みその皺の隅々にまで植え付けられ、それと同時にお正月までの12月下旬〜の日々は、怠惰で甘美な幸福の日々へのカウントダウンとなって私の胸を躍らせてきた。
しかしいつからだろうか。私にとってお正月は、カウントダウンの期待を裏切るようになっていった。原因はわかっている。これまでは、仕事が多忙な父もお正月は家にいて、3ヶ日はほぼ永遠にお酒を飲んでいる姿がどこか現実味を欠いており、夢心地だったが、父も年齢には勝てず、いつもと同じように早い時間に寝床に入るようになった。家族が物理的に離れ離れになってきていることも原因だと思う。兄は就職、妹は大学の寮に入り、家族の時間が明らかに激減しているのだ。
過去に囚われている悲しいやつだな自分は、と思う。しかし私は、凍てつく寒さの中、明確に過去になってしまうものたちに思いを巡らせながら、温かい安心に包まれて、「去年」から大切なものを持ち出して「今年」に足を踏み入れるあの瞬間がたまらなく好きで、生を実感できる一瞬だったのだ。
どうぞ本年もよろしくお願いします!