2022年10月、ハシモトエリコの旅〜前編〜
2022年10月は橋本絵莉子月間でした。
2018年チャットモンチー 完結後、2021年末にソロ初アルバム「日記を燃やして」をリリースした橋本絵莉子さん(えっちゃん)。
2022年1月・恵比寿LIQUIDROOMでのソロ初のワンマンライブ以降、いくつかのフェス出演などを経て、10月に待望のワンマンツアー「燃やして探してツアー2022」を開催されました。
10月はそんな東名阪でのワンマンツアー3本に加えて、フェス出演2本と、トークライブにもご出演👏
短期間でこんなにたくさんライブやイベントがつづくのは、チャットモンチー 時代含めても初めてでは?というくらいで、ファンとしては、もう超お祭り月間だったのです。
自分は名古屋、東京のツアーと、山梨、徳島のフェス、あと東京のトークライブに参加しました🔥
えっちゃんを追いかけてあちこち飛びまわった最高の1カ月の旅の記録です。
長いので前後編にしましたがそれでも長いです。
10/1(土)マウントフジマキ
藤巻亮太さん主催のフェス「マウントフジマキ」。
東京からオフィシャルツアーバスで2時間ちょっとくらいで、意外とアクセスはよい。
ザ・秋晴れ!って感じの最高のお天気。
山中湖は2012年にチャットモンチー を観にSWEET LOVE SHOWERに来たとき以来で、実に10年ぶり。
ザ・湖畔って感じの会場でとても景色がよい。
富士山と湖を眺めながら昼にビール飲むのは最高の休日のベストアンサーだ…
えっちゃんのステージは、もちろん超超超すばらしかった!!!
5月のARABAKI ROCK FESTぶりに観た橋本絵莉子バンド。
雨のなかだったARABAKIと打って変わって、超青空のなかで広がるようなバンドサウンドは最高!ワンオブゼムいぇあ!!!
(ARABAKIの雨に打たれながらのロゼメタリック時代も超ささりました…)
新曲「宝物を探して」をライブ初披露。
さわやかポップな曲調と手拍子がとてもたのしい👏
アウトロのドラムのリズムで手拍子をしたいのだけどなかなか難しい。
セットリストは「宝物を探して」とアルバム「日記を燃やして」の数曲でしょう、とふんでいたところで、鳴らされる聴き覚えのあるコード……
まさかこれは……
恋!愛!スピリッツぅぅっ…!!!!😭
まさかまさか聴けるとは思わなかったので震えました。
「恋愛スピリッツ」はチャットモンチーの歴史のなかで色々なスタイルで鳴らされてきた曲のひとつであるけれど、橋本絵莉子バンドでの演奏もまた、新しい顔で響いてくるものがある。
同じく生バンドで演奏されていた3人時代のチャットモンチー は3人の音がひとかたまりになって襲ってくる感じだったけど、橋本バンドは4人個々の音がからまりあいながら蠢いているような。ゴジラVSキングギドラみたいだ。
(まさか10月だけで橋本バンドの「恋愛スピリッツ」を計4回も聴けるとは、このときは思っていなかったのでした…最高。)
10/3(月)喋り足りなくて…秋2022
渋谷のライブハウスGARRET UDAGAWAにて、四星球・北島康雄さん主催のトークライブ。
このイベント、えっちゃんご出演は2回目。
前回は同じくチャットモンチー 済のクミコンこと高橋久美子さんや、康雄さんとセッションしたり、とにかくスペシャルな夜。
今回もスペシャルサプライズがあったり笑、前回同様、電話出演であっこちゃんのお声を聴けたり、嬉し楽しい時間でした。
席がえっちゃんサイドで、正面を見るとえっちゃんがいらっしゃって、でも眩しくてあまり直視できなかった🤦♂️
10/22(土)燃やして探してツアー2022@名古屋
ツアー2公演目の名古屋へ日帰りの旅。
お昼前くらいに名古屋ついて、ぷらぷらとノープラン観光。
プラネタリウムが有名な科学博物館に行ってみようと思ったけどやめて、その隣の美術館でやっていた「クマのプーさん」展に行った。
クリストファーロビンが原作者の息子さんの名前だと初めて知った。愛しかないな。
えっちゃんのライブ前になぜかプーさんグッズを買い漁る。
そのあと徳川美術館にも行った。
庭園がきれい。
えっちゃんのワンマンは、1月の恵比寿LIQUIDROOMぶり。
フェス出演で30〜40分のステージではなく、2時間近くぶっ通しでえっちゃんのステージを観られるのはほんとうに特別な時間。
1曲目「脱走」から超ハッピー!!
恵比寿ワンマンから、ライブを重ねてより一体感が増している橋本バンドのみなさま最高。
プーさん展の余韻で「あ、そ、か」がより沁みた。
「fall of the leaf」は、やっと聴けた…!という気持ち。
えっちゃんの生まれた季節にこの曲を聴くのが待ち遠しかった。
「恋愛スピリッツ」をツアーでもやると思わなかったから驚いた。
そのあとの「たったさっきから3000年までの話」バンドアレンジは凄まじかった……
アンコールでの「余談」も含め、チャットモンチー の曲を3曲披露。
わたし個人的には、チャットを完結させて橋本絵莉子として歩き出したえっちゃんを、チャットモンチー の残像として追いかけるようなスタンスではいたくないなという気持ちがずっとあった。
もちろんチャットモンチー は大好きで大切な存在だけど、現在進行形の「橋本絵莉子」というアーティストが好きだし、だからこそえっちゃんには前を向き続けていてほしいというような気持ちも。
でもやっぱりチャットモンチー の曲を聴けるのは嬉しい。
いろんなスタイルでいつでもかっこよく届けてくれた「恋愛スピリッツ」、チャット完結の2018年が閉じ込められたような「たったさっきから3000年までの話」。
ひさしぶりに生演奏で聴いた「余談」は、高校の放課後に制服で参戦した告白ツアーのライブハウスでの光景が脳裏に蘇った。
橋本絵莉子がチャットモンチー の曲をやっても、それはチャットモンチー ではない。
だけどえっちゃんが鳴らすあの言葉やギター、メロディーは、チャットモンチー をみんなで愛した記憶を呼び起こしてくれるし、いまのえっちゃんのフィルターを通して新しい響きで心に届いてくる。
あのキングギドラのようなバンドメンバーのなかで鳴らされると、当然チャットモンチーの再現に留まるはずはなく、懐かしい思い出を携えながらまったく新しい景色に連れていってくれる。
えっちゃんはきっとチャットの曲をやることについてすごく考えたのだろうと思うけど、受け取ったいちファンとしては、えっちゃんありがとう!!という気持ちです。
橋本バンドによる新解釈チャットモンチー 、これからも見てみたい。
後編につづく。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?