ライブレポ①スキマスイッチ2022 café au laitツアー上越公演
鳩子です。
先日、6/25(土)にスキマスイッチの「café au lait」ツアー上越公演を観てきました。
7年振りのスキマのライブ……新譜もサラッとしか聴いていなく、楽しめるか不安だったのですが…………なんと、
終演後、見事にファンになってました。
いや〜……本当に……よかったッ………………
3週間経った今でも、興奮冷めやらぬままです。
少しでも記憶が鮮明なうちに、ライブレポート(超主観的)を書き残しておきたいと思います。
個人的な備忘録も兼ねて作成したものなので、見苦しい点もあるかと思いますが…それでも良ければ見ていってください。
いやもう、本当に良かったんですよ。
だからちょっと高ぶっちゃって、私(筆者)の感想とか添えているところもあるけど…読みづらかったらごめんなさい。
⚠️⚠️ 以下、ネタバレ注意⚠️⚠️
1.セットリスト
まず、当日のセットリストがこちら。
0.オープニング映像+並行トラベラー
OverDriver *
吠えろ! *
青春 *
スイッチ*
【MC】G.A.M.E*
ムーンライトで行こう
Baby good sleep
いろは*
Ordinary*
SINK*
フォークで恋して*
I-T-A-Z-U-R-A*
蝶々ノコナ
リチェルカ
Ah Yeah!!
【MC】全力少年
【MC】されど愛しき人生*
アンコール
【MC】
・奏
・太陽
【MC】
・風がめくるページ*
* は今回のツアーアルバム収録曲。
※計3時間半。数分遅れで開演。
2.ライブレポート ※ミーハーな視点注意
⚠️注意⚠️
・ネタバレ表現、筆者の主観、補足等多分にあり。
・公式の映像がある曲は、YouTubeのURLを貼っておきます。よかったら聴いてみてください。
【オープニング映像+並行トラベラー】
カフェが舞台。
コーヒーを啜ったり、椅子から立ってジャケットを羽織ったり……スキマスイッチの2人がときどき映る。(顔がもろにでは無く、顎から下が映る感じ)
映像がいい感じに終わった瞬間に並行トラベラーが始まる。
アウトロ中に卓弥くん登場。
登場した時は浅葱色のコート?(画像参照)を着ていて、主人公感が凄かった。白いスポットライトによく映えていた。
卓弥くんがだいぶ体格よくなっていたのには「oh……」でしたが、やっぱりスター性は変わっていなくてにやけてしまいました。
【OverDriver】
イントロが流れ出した瞬間、観客がザッと起立。
1番目にこの曲を持ってきたの天才だと思う。つかみがバッチリ。観客もテンションMAXで盛り上がっていた。
あまりに喉から音源でびっくりした。
歌詞も相まって、卓弥くんのヒーロー感がとんでもなかった。
♪こぼれ落ちた涙もヤワな自分も………… 忘れろと諭すのでもなく、捨ててしまえと突き放すのでもなく
「♪一切合切持っていけ!」。
しかも唐突なサビ始まり。数年ぶりのライブで気後れしていたのに、一気に惹き込まれた。
それから、サビの「おいで!」でグイッと手を引いて一緒に走り出してくれるようなこの感覚。
そうだった。何度もこの人たちの曲に助けられた。この曲ではないけど。
そうだ。スキマスイッチってこんなにパワーを持ったバンドなんだよな……としみじみ思い出にふけりながら聴いていた。
コート?を1曲目終わりに脱いでしまう。
【吠えろ〜青春】
手拍子をして盛り上がる曲ではなかったので、観客は静観。やっぱり喉から音源ry。
卓弥くんは『青春』を歌い終わるまで喋らず。
『吠えろ』聴いて思ったんだけど、スキマってスキャットもきっちり歌詞に書くよね。律儀だな。
『青春』の夕暮れっぽいオレンジ色ライトの演出が良かった。一気に夕暮れの校舎にいる気分になった。
【スイッチ!】
とてもライブ映えする曲だった。
CDを聴いた時はライブのことを歌った曲だと思わなかったけど、そう当てはめてもおかしくないかもしれない。
確か東海三県のローカルTV番組のテーマソングだったはずだけど……いろいろ解釈できる、いろんな場所で歌える曲だからこそ。
スキマスイッチの楽曲提供、すごく好きなんだよね。自分たちの曲としてもずっと歌い続けられるように作るから。
観客のノリも良かった。皆ではしゃげる曲。
卓弥くんも楽しそうにピョンピョンしながら歌っていてて、とても良かった。シンタ君とも目線合わせてた。
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【ムーンライトで行こう】
ドラムを基調に、ずいぶんロックにアレンジされていてびっくり。寝台特急じゃなくて快速列車じゃない?これ。
あの曲特有のしたるこさが消え、勇ましい感じになっていて聴きやすかった(普通verも好きだけど、あえて言うなら)
最後の ♪おばちゃんイビキがものすごいの〜 は相変わらず笑ってしまう。 壮大なメロディに合わせて、しかも流暢に何を言ってるんだ。
【G.A.M.E〜Baby good sleep】
G.A.M.Eのイントロが流れた瞬間、図らずもニヤッとした。私も好きなゲームについての歌だったから。 会場に向かう電車の中でたまたま読んだインタビュー記事にそう載っていた。
歌詞に出てくる「Twenty One 」とはトランプゲームの「ブラックジャック」のこと。
バイオハザード7のミニゲームでお馴染みのあれ。
(大まかなルール……トランプのカードをひき、手持ちのカードの点数の合計を21に近づける遊び。
点数が21に近い方が勝利。
21を超えてはいけない。超えた瞬間に負け。
なお、カードは先に2枚ずつ配られており、ディーラーの分のみ1枚表になっている。それを元に、互いに相手の合計点を読み合う。
・キング、クイーン、ジャックは10として数える。
エースは1か11、どちらか都合のいい方で数える。
・なお、カジノではポーカーやバカラと並ぶ人気ゲームな模様。)
頭の中で21を(プレイする妄想を)しながら聴いていた。ディーラー卓弥くんに10回勝ち越された。
推しミュージシャンと同じ体験をすることなんてそうないから、なんか嬉しかった。
しかし、どう想像を膨らませたらあれが曲に、しかもあんなかっこいい曲に仕上がるんだろう……。天才すぎやしないか。
しかも、今まさに ラスベガスの薄暗いカジノで賭けているみたいな臨場感。ドラマ仕立てのMVが欲しいとこ。
しかもスケールが壮大すぎて、1回聴いただけでは21のことを歌っているとは分からなかった。
仮に私がミュージシャンだとて、あれを曲にするという発想はでてこないと思うし…なにか思ったとてせいぜい「今のは熱戦だったな」くらいだろう。
ミュージシャンになる人は感受性からして違うのだな、と思わされた。
Baby good sleepの甘い囁きにやられた。
というか思えば、シンタ君も卓弥くんも一児の父なんだよな……。あの声でおやすみ言われたいわ。
後からしっかり聴き込んで気づいたけど、ライブで間奏部分にアレンジがあったように思う。
【いろは】
サビの♪もう恋なんてヤダ が生で聴けて、堪らなかった。
正確な歌詞は「嫌だ」なのに、あの甘い声でやだ、なんて歌われたらもう。絶対に聴きたかった曲だから嬉しかった。
スキマらしいラブソングなんだけど、「まだ僕は君のことを……片付けられない」って表現も天才なんだけど……サビがどストレートで、なんか新しい切り口で攻めてきたな。と思った。
生で聴くと余計に切なさが増して堪らなかった。
別れた直後って何もかも、部屋の空気感でさえ思い出だから……うかつに触ると、『君』がいたこと自体が消えてしまうような気がするんだよね。
【Ordinary】
イントロが長くて、インスト曲かと思った。
いきなりリズム隊の方に向き直り、指揮し始めた卓弥くん。何事かと思った。
緩急が激しいアルバム曲の中で、一番まったり幸せそうな曲。聴いてると何ともなしに、少しほっとした気持ちに。
何の曲か思い出せないけど……背景の映像が窓で、スポットライトがカラフルなのも相まって、まるでクラブに来たみたいだった。
曲間で楽器紹介。
その間、背景が 音の波形になっていて芸が細かいと思った。
【SINK】
今回唯一の、字幕があった曲。 (字幕だけの映像。灰色に白抜き文字。ノイズがかってる感じ。) マイクを両手で包み込むようにして、目を閉じて歌う卓弥くん。 最後の「Good night(bye)…」と繰り返すところ、音源よりやばかった。 本当に今にも泣き出しそうに吐息まじりの声で歌ってるのに全然聞き苦しくない。プロのなせる技だと思った。 聴き手をグイグイ引っ張る曲が続いていたせいか、むしろキュンとした。
インタビューで「目線の移ろいを意識して歌詞を書いた(意訳)」と言っていたので注意して聴いたが……。
全く何についての曲か分からず、もう少し聴き込みが必要だなと思った。
強いて言うなら、CDで聴いている時はすみれ色のエロティックなイメージだったのに、生で聴くとじわじわ深海に沈んでいる最中……今にも窒息しそうな、苦しそうな印象だった。
「sink」は英語で沈むという意味だけど、じゃあ何に溺れている……?
色恋?
けど最後に「誰でもいい、早く」「Good night」って言ってるから……???情景がぼやけてるし、歌詞が意味深すぎて具体的な想像が出来ない。
結局、それらしい解答にはたどり着けなかった。もう少し聴き込んで、私なりの解釈を持ちたい。
【フォークで恋して】
この曲も映像あった。なんかポップだけど主張しない感じの(画像参照)
80〜90年代風のシティポップで、彼らこういう曲得意だなと思いながら見ていた。歌詞も最高にキュート。きゅんきゅんする。
なんとなく、舞台や 「君」や「僕」の表情まで見えてきたり。
【I-T-A-Z-U-R-A〜リチェルカ】
スポットライトや演出が妙になまめかし……エロい。しかもノーミスで歌いやがる。ぞくぞくした。
声が伸びやかでツヤもあって。
立て続けに演奏されたこの2曲。
I-T-A-Z-U-R-Aはロックかつ大人のエロス、リチェルカはリズムとりながら聴きたくなるようなポップなテーマソング。
イメージが真反対な2曲なのに、観客を置いてきぼりせず……それでいて舞台全体が女優のようにパッと表情を切り変えていた。
「ライブは生き物」ってこういう意味でも使うんじゃないかと思った。
【Ah Yeah】
キタキタ。2014年以降、ライブで大盛り上がりの曲と言えばこれ。
会場全体の熱気が凄かった。ギアがグワッと上がって、演者も観客も一体となって盛り上がるこの感じ。全力少年とは別ベクトルのこの雰囲気。
サビの♪Ah Yeah〜で観客がタオル投げたり拳を突き上げたり……。
せっかくライブに行っても手拍子くらいしか許されないこのご時世なのに、以前に戻って盛り上がれたような気がした。
卓弥くんの身振り手振りも感情こもってた。
【全力少年】
🎷の人と🥁の人がノリよく手拍子してくれていてホッコリした。
卓弥くんは花道(両サイド)に出て、手を振ってくれた。
最前列に座っていた子どもに目線を合わせてしゃがんでいた。
シンタ君もお子さんの方見てニコニコしてた。
会場の警備スタッフさんも頭を揺らしてノッていた。
↓上越公演の映像。ほぼフル収録なので見て欲しい。
(cafe au laitツアー中、全公演の「全力少年」を生配信する試みを実施中らしい。もちろんアーカイブも残る)
↑こっちは公式MV
【されど愛しき人生】
※お気持ち注意
終始楽しく聴かせてもらっていたが、この曲は号泣した。お陰で、彼らの姿を目に焼きつけるどころではなかった。
あまりにも良すぎる。
スキマスイッチに対して、と意識していた訳じゃないが、私が無意識のうちに求めていたのはこんな曲だった。
MCで応援歌と言った割に、聴き手を励ます言葉が一切出てこない。どころか最後の最後まで救いようのない歌詞。
何が描かれているかって、同じ目線、等身大の『僕』なのだ。
私のことを見透かしてるのかと思うほど、この曲は心にずっと染み入ってきた。
けど、一緒にどん底まで沈むのではなく、「生きるって辛いね、ベイベー」と寄り添う大人の余裕も垣間見える。
しんどくなりすぎない、あまりに温もりのある1曲だった。
いろいろ引きずりがちな情けない男を書かせたら天下一のスキマスイッチだが、かつてここまで悲壮感漂う、陰鬱な曲があっただろうか。
ディープな曲を書く彼らだが、この方向からくるとは予想外だった。
意外だったけど、彼らの曲の幅が広がったんだな、ということが手に取るように分かった。
余談だけど、大橋卓弥って感じの曲だと思った。
メロディや細かな部分の言い回しはスキマなのに、歌詞の根幹がめちゃくちゃ大橋卓弥。
この曲で救われたお客さん、多いんじゃないのかな。
【奏】
アンコール1曲目。
イントロで奏とわかった瞬間に、拍手をしていいのかためらう雰囲気が一瞬漂った。
けど、拍手の音がどんどん大きくなっていった。
まだ薄暗い中でニコニコ笑っていた卓弥くんが見えたけど、すぐにキリッとした顔で深くお辞儀をしてた。
歌い始めるギリギリまでずっとスポットライトを眺めていた。
いつもよりも声が震えていた。震えというよりかは揺らぎに近いかもしれない。
目も潤んでいて、いつもより感情が乗った『奏』だった。
♪遠く君の街へ届けよう
と歌いながら手を広げて、会場の奥の奥まで指さしていた。
ピアノの音の余韻までを味わうように静寂につつまれたあと、物凄いボリュームの拍手。
まさか奏歌ってくれるなんて、誰一人予想だにしてなかったと思う……。
暗転したまま、卓弥くんが「ありがとう」と呟いた。
【太陽】
拍手がなりやんだ一瞬の隙をついて、演奏された1曲。
イントロ中、足でリズムを取る卓弥くん。目がライトを反射してキラキラしていた。
その時点であ、泣くな。と思った。
歌い出しがかすれ、そのあとも声が少し揺らいで、次のフレーズをワンテンポ遅れて歌っていた
と思ったら。
卓弥くんの目から、目からポロッと涙がこぼれた。慌てて手で拭っていた。
あまりに一瞬のことだった。
ドキッとしたが、次のフレーズは普通に歌い始めてほっとした。
卓弥くんが目をつむりながら歌う様子を見て、こちらも胸がギュッとなった。
だいぶ前に作られた曲なのに、今の彼の心の中を覗いているような気がした。
そのあとは少しずつ表情をほころばせて、
♪まずは一歩を前に踏み出してみよう
では憑き物が落ちたような、清々しい表情をしていた。
アウトロのフェイクは、マイクなしで叫んでいるのに、しっかりと圧のある声だった。
ホールに広がる音を聴きながらただただ圧倒されていた。
ふと見ると、シンタ君もひたすら鍵盤を見つめ、口を引き結んで弾いていた。
朗らかなMCや先程の涙と、彼らの人間くささに目がいく公演だったが……彼らはプロなのだと、この曲で改めて見せつけられた気がした。
曲終わり、卓弥くんは鼻をすすっていた。
シンタ君はリズム隊とアイコンタクトをとってから前を向き直した。
【風がめくるページ】
直前のMCで話していた内容(後述)と重なり、まさにこのツアーにぴったりな曲だった。
♪歩いていく季節をまた一つフィルムに焼き付けて
“記憶”は“歌”になっていく
どこかに仕舞い込んで思い出せず歯痒くなる事もあるでしょう
それもいい その一瞬も Life
……このフレーズで、ライブの記憶を忘れないでおきたいのにとやきもきしていた私も救われた。
最後のフレーズは特に、噛み締めるように歌っていた。
アウトロでは会場をゆっくり見渡し、じっと目に焼き付けている様子だった。
またスキマのライブを見に来たいと思うと同時に、素直な気持ちで 彼らの今後の活躍を祈っていた。
その他の収録曲はこちら。視聴できます。
スキマスイッチの2人による全曲解説。
歌詞よりも曲が生まれた背景、メロディ作りの事について語ってます。
3.MCまとめ
公演から数日が経過しているため、多少の記憶違いはご勘弁ください。
数曲立て続けにやったあとに、会場が明るくなりMCに入る。
「どーもスキマスイッチです!!」
(沸く会場)
卓弥「なんか、みんなの拍手すごくない?」
シンタ「俺、出てくるときにもう泣きそうになっちゃった」
(確かにすごく熱烈な拍手だった)
卓弥「今日はゆっくりやっていきたいと思います」(↑どういう経緯で言ったのか失念したけど)
「疲れたら座って休んで、好きなように楽しんでください」
「新しい街ということで、せっかくなので古い曲もやろうと思います(要約)」
沸き起こる拍手に対し、「新曲いらねーwみたいな?wwwwww」とちゃかす卓弥くん。
もちろん新しい曲もやります、とフォローを入れると同じくらいの熱量の拍手。満足げ。
卓弥「今日、スキマスイッチのライブ初めてー!って人ー?✋」
(結構な割合で手が上がる。見たところ4割以上)
おお〜!!結構いる〜!!と嬉しそうな2人。
【上越について】
・ライブで上越来るのは初めて
・新潟県自体ではライブやった事あるし、上越市もプライベートで来たことがあるらしい。
シンタ君はツーリング、卓弥くんはスキーで。
名古屋からだと、スキー目当てなら岐阜、長野に足を運ぶことが多いらしい。
卓弥「でも新潟は雪が違うっていうから、がんばって新潟行った……!」
シンタ「ちなみに上越国際スキー場は上越市じゃないよ?」
卓弥「え゛っ そうなの!?」
筆者注: 南魚沼市です。
【cafe au laitツアーについて】
・2枚組で同時に発売したアルバムであること
・また、サブスクで聴くのではなく、是非アルバムを買って聴いてほしいこと。(いやもちろんネットで聴いてもいいんだけど!by卓弥くん)
・アルバムを買って所有することの意義についても語っていた。
・今回のツアーは主要都市をあえて外して巡っている。
卓弥君が愛知県東海市出身、アーティストが来てくれるとしても名古屋市ばかりで、いつも「名古屋か〜…」となっていたため。
卓弥「あなたの街にスキマスイッチがお邪魔します!ということで、それなら聞きに行ってやろうかなって人が1人でも増えたらいいなと思って(要約)」
・今回のツアーは一応、全都道府県を回っている
卓弥「56本回らせてもらうけど、上越も今日初めて来れた街だし、まだ行ったことがない街もたくさんあります」
・まだまだ(いろんな街に)行きたいし、そして上越にもまた来たい。
【上越、旅の思い出】
・前日に新潟入り。砺波→上越妙高。
・少しゆっくりできたらしい
・シンタ君はスタッフさんに連れられて、『七福の湯』というスーパー銭湯に。
温泉?スーパー銭湯?と卓弥くんに聞かれて、「……ギリスーパー銭湯?」と答えていた。
・塩サウナ(塩を全身に塗って入るサウナ)初体験。
塩を刷り込みすぎて擦り傷になり、「イテッ……」となるシンタ君。
あまりの高温とヒリつきに耐えきれず、3分くらいで退出。
シンタ「整わなかった(´・ω・`)」
卓弥「そりゃ、3分だからね(´・ω・`)」
筆者注: ちなみに塩はのせるだけにし、溶けるのを待つのが作法らしいです。ご参考までに。
むしろ、素っ裸で外にいる新鮮さを悪くないと思った模様。しばしシンタ君のシンタ君(byシンタ君)話。
シンタ「整うって感覚はまだわからないけど……外気浴で真っ裸で外に出たとき「快感!」ってなった!」
卓弥「やめてよ?w 深夜とかに……」
シンタ「卓弥、ちょっといってくるわ〜(ぶら〜ん)って?」
(一同爆笑)
そこのサウナにいた、常連っぽい2人組の話も。
じっと座ってサウナを堪能しており、出るタイミングを目線で伺いあっているツーカーぶりだった様子。
シンタ「風神雷神図ってあるじゃん?あんな感じで椅子の背もたれのいちばん高い、熱い段にこう(腕組みをして)じっと座ってんの」
「『そろそろ出るか?』『いや、まだだ』って感じですね笑」
ちなみに、やけどしそうな熱さだったらしい。
ちなみに卓弥くんは、サウナに行ったことないという。 喉に悪そうなイメージがあるかららしい。
シンタ「けど、湿度も高いからそんな事ないよ」
卓弥「……僕も今度混ざってみようかな〜」
なお、自律神経が整うとかで興味はある模様。
どんな話の流れかは忘れたが、「風神雷神、歌手なのかよ!w」「CHAGE and ASKAかよ!w」という発言も。
・スタッフさんやツアーメンバー含めた部活動があり、スキマサウナ部も設立しようかなと言っていた
(既にカレー部、温泉部、マラソン部、モルック部などが存在する模様 )
この辺で出入口の扉が全開になり、しばし換気タイム。(MCでは特に触れず。)
【ホテル泊事件簿~パンイチ締め出され事件~】
その流れで、ホテル泊の話に。
・シンタ君は枕が変わると寝られないので、いつもマイ枕を持参している。いつも変わらない寝心地がいいらしい。
・シンタ君は微動だにせず寝るが、卓弥くんはかなり寝相が悪い。
「起きたら頭と足の位置が逆になっている」by本人
・今ではスタッフさんが気をつかって、1人ずつ広めの部屋をとってくれることも増えたけど、昔の合宿では2人まとめて同じ部屋に放り込まれていた。
・ツインの部屋だったら、シンタ君は窓から離れた側のベッドで寝る派らしい。理由は、窓際が寒い気がする、日差しが明るくて起きてしまうから。
・卓弥くんは夜中何度も目が覚めるタイプ
(卓弥談)
・夜中にトイレに行こうとして、寝ぼけて入口のドアを開けてしまい、インロックで締め出された。
しかも運悪くパンツ一丁。
しかたなく廊下にあった内線でフロントに電話をかけ、職員さんに来てもらって事なきを得る。
最初電話に出てくれたのが女性で、男性の職員さんを寄越して欲しいと頼む。
パンツ一丁なことを伝える訳にもいかず「諸事情あって、男性の方の方がいいと思うんですが……」とごまかす。
その間、エレベーター横の壁から顔だけ出す状態で待機していたとのこと。部屋側から見ればパンツ一丁なのが丸見えなのだが…。
シンタ「後ろから見たら、全くひどいもんですよ笑」
フロントマンの人に半笑いされながら解錠してもらったが、目がギンギンになりその後寝付けなかった。
(深夜2〜3時の出来事)
以降、ホテル泊の際はバスルームは電気つけっぱなしで、戸を全開にして就寝している模様。
(普段は持参したパジャマを必ず着ているそう。ホテルの浴衣だと寝ている最中にはだけて、「背中に全部くしゃっってまとまって、帯だけお腹に残る」状態になるらしい)
「なんでこんな話になったんだ?」「ツアーでいろんなホテルに泊まったよねって話からか」
.
【ひげシート(招待席)】
アルバムを買った人限定の抽選で、1会場に1組限定の招待席「ひげシート」がある。
上越公演に招待されていたのは親子連れ。
スポットライトを当てられ、卓弥くんに話しかけられてお子さんが恥ずかしがっていた模様。シンタ君に「トラウマになるとよくないからやめとこう」と止められていた。
そこから日本人の習性(消極性) の話に。
卓弥くんがラスベガスでシルク・ドゥ・ソレイユの公演を見た時の話。ピエロ(このピエロがまたすごい人らしいのだが、それはさておき)に舞台に上がるように指名された日本人の観客がものすごく恥ずかしがって、必死に抵抗していたらしい。
卓弥「それを見て、あー日本人だなーと思った」
シンタ「日本人みんなそんな感じだよね」
卓弥「アメリカの人だったら、lucky boy!ってなるんだろうね」
【今日のハコ、そしてツアーについて】
卓弥「リハの時に後ろまで行ってみたけど、結構見えるでしょ?」
(👋👋👋ブンブン手を振る後方のファン👋👋👋)
シンタ「そこがホールツアーのいいところだよね、ホールツアーだと、アリーナみたいに豆粒👌にならなくていいよね」
音もいいしね、と同調する卓弥くん。
「ホールツアー、好きですね」
「アリーナはアリーナで、サーカスみたいで好きですね」
【最速先行について】
……と真面目なトーンで話し終わった頃、舞台にスタッフさん?と思しき方が上がってくる。
紙を受け取り、最速先行について喋り始める卓弥くん。
・ツアーももう折り返し地点、後半戦でまた新潟富山長野と巡る
・北陸公演から今回初の試み、座席を選べる最速先行の受付を行う(終演後に)
・富山にも長野にも、1時間半ほどで行ける。新幹線だともっと早い
・ただ、砺波公演でも宣伝したのでもう埋まっている席もあるかもしれない。
シンタ「このなか(北陸公演の各会場までの距離)だと、新潟市が一番遠い…?県内なのに……?」
客席から、そうなんだよ〜…と言いたげな拍手。ちらほら。本当にそうなんだよな……(元新潟県民)
確かに。
(暖かい拍手)
シンタ「これは、来てくれるってことかな?笑」
卓弥「信用したらいかん!笑」
卓弥「あ、今日の俺らのパフォーマンス次第ってこと!?」
シンタ「頑張るぞ」(といいつつ拳を掲げる)
【今、心からありがとうという話】
・このご時世に56本のツアーはむずかしい。
(あちこちに訪問してもいいのか)自分たちもすごく考えてしまうので
・他の会場は、自治体の要請でキャパの50〜70%までしか入れられなかったりして、空席が目立つことも。
お客さんも「来ても良かったのかな」「自粛したほうが良かったのか……?」と思っていたかもしれない。
卓弥「けど、今日こんなにお客さんが来てくれて、歓迎してくれて……嬉しいの一言に尽きますね」
力強くうんうん頷くシンタ君。
卓弥「(会場の温かさに)歳のせいか、くるものがありますね」
(ここで拍手がパラパラ)
卓弥「泣かさなくていいから!w」
卓弥「皆、『マスクしてきて』って言ったらしてきてくれるし、みんなが自分でそれぞれポイントつかんで楽しんでくれてるのがすごく伝わってきて……ありがとう」
卓弥「いまはマスクしたり声出せなかったりいろいろ規制はありますが、そのぶん拍手とかで(観客の反応が)わかるようになってきましたよ」
卓弥「デビューして19年、来年で20周年かぁ。
正直、僕らも始めた時はここまで続くと思わなかった。
けどこうして、今日初めて僕らのライブに来てくれる方もいる。まだこんなにも、初めましての新しい出会いがある。だから僕らはこれからも頑張らないといけない」
「求めてくれる人たちが居続けるかぎり、僕らは歌い続けよう。演奏し続けよう。そう思ってます。
だから、僕らはこの場を作り続けます。あとはみんなが選んでくれたらいいなと思ってます。
こういう場に来ていいのかな、とか、家庭の事情とか、忙しくてちょっと今は行くの難しいな、とか、やっぱり行ってみようかな、とか……。
みんなに自由に、来れる時に来てくれたらいいなって思います。
新潟にはまたもう一回来ます。(新潟市だけど、と補足)
だからもしまた来たいなって思ってくれたら…ぼくらと…そしてこのバンドメンバーに会いに来てくれたらうれしいです」
SNSで「あっ、スキマ今日ここにいるんだな」とか見てくれるだけでも嬉しい、とのこと。
・ツアー前半の折り返し地点
・ファイナルは沖縄なんですけど…もちろんいろんなことに気をつけながら、無事に完走したい
・「皆さんも体調に気をつけて、元気でいてください」と何度も言っていた。
ここで再度ちゃっかり、最速先行の宣伝。
【全力少年_コールアンドレスポンスに代えて】
声が出せないのでクラップ(手拍子)レスポンス。👏
卓弥くんが手を叩く→観客も手拍子で反復。
なぜだか会場全体のリズム感が超良かった。おぉ!上手上手!と観客をのせるのが上手い卓弥くん。
卓弥「思い出した!ここ(新潟県)はリズム感がいいんだった!」
じゃ上級編行ってみよう、ということで難しいリズムに移行するも……思ったより複雑だったので、途端にまばらに。
個人的には音が反響して聴こえ、後半が難しく感じた。くすくす笑いのメンバーと会場。
【泣きそうになる大橋卓弥】
卓弥「あの……みんないい顔してますよ?マスクしてるけど、口が動いてるの分かるもん。僕たちの曲がここにも届いてるんだなって……」
卓弥「今日はなんだか……。込み上げてくる気持ちを抑えなきゃって、自分で自分を落ち着かせながらも、でも出てきちゃう。みたいな……。
歌いながらそんな気持ちになることが多い、すごい不思議な気持ちになる日でした」
(客席から暖かい拍手)
卓弥「歌ったら終わっちゃうでしょ?………歌いたくないね。でも、歌わなかったら何しに来たのか分からないからね」
あまりに切なそう、泣きそうな笑顔でグッときた。
客入りについても触れ、客席を見るとだんだんと日常が戻ってきてると実感できると述べた上で
卓弥「もうちょっとの我慢だからね!コロナ終わったらまた皆で盛り上がりましょう。
それ用のセットリスト作って持ってくるから。
で、皆で騒ぎまくって、騒ぎ疲れて、『もう無理〜!』ってなったら……『奏』歌って終わるから!」
(「されど愛しき人生」について)
・まずツアーをやろうってなって、シンタ君やスタッフとも相談して今何が受けいれられるか、ってなったらやっぱり「応援歌だろう」と。
・「きっと皆、『頑張れ』って言われ慣れてると思うから……寄り添う曲にしたかった」
「OverDriverとは全く対象的な応援歌」
卓弥「〜されど愛しき人生という曲です。聞いてください」
アンコール前提らしく、歌い終わりは「ありがとう!」と言っただけでわりとすぐに去っていく。リズム隊があまりにもスタスタ去っていくのに笑ってしまった。暗転。
【アンコール】
暗転したのち、アンコールの拍手。
照明がつき、着替えおわったリズム隊の人たちがぼちぼち戻ってくる。
卓弥くん・シンタ君登場。全員ツアーTシャツに着替えている。
卓弥「すごいね!楽屋にいても拍手聞こえたよ!」
・ありがとうの気持ちをこめて、といい奏を歌う
(「風がめくるページ」について)
・(曲名をいわずに)この曲は、別にツアーを意識して作った訳では無い。
でもツアーを回るってなって歌詞を改めて見返してみたら、すごくぴったり歌だなと思った。
卓弥「ちょっとしっかりみんなの顔見せて?この光景を目に焼き付けながら歌います 」
最後、シンタ君がはけていく前に手を振ってくれた。
卓弥くんはステージに残り、グッズのコーヒーの紹介。
・横浜にあるコーヒー屋さんにお願いして、セットリスト事に用意してもらっている(だから会場ごとに違う)
・自分たちも試飲して決めている
・「だから……今日のが一番美味しいです」とはにかむ卓弥くん。温かい笑い声と拍手に包まれる。
卓弥くん、深く礼してはける。
エンドロールがしばらく続き、客電がつく。
退場曲が流れて手拍子→割れんばかりの拍手。
パフォーマンスも最高だったけど、今回は会場の雰囲気も抜群によかった。
とにかく温かかった。
ときおり沸く拍手にも気持ちがこもっていたし、盛り上がる時は盛り上がって、しんみりした曲は静かに聴かせてくれた。
今日の公演を、本当に心待ちにしていたのが伝わってきた。いろんなミュージシャンのライブ行ってるけど、こんなに気持ちよく楽しめたことはそんなにない。
↑見て気づいたんですが、シンタ君パーマかけてたんですね。イケオジっぷりが増し増し。
4.ライブを見て思ったこと(限界オタクver)
「幼い頃よく遊んでくれた近所の兄ちゃんに、いまさら恋をした」
例えるならそんな感覚だ。
何を隠そう、中学生以来の7年振りのスキマライブ。
7年の歳月を飛び越えて あの時は刺さらなかった曲たちが、あたたかく胸に飛び込んできた。
曲だけではない。
MCのノリも、温かな雰囲気も、あの頃はわからなかった彼らの持ち味そのままが、何一つ変わらないでいてくれたことに気づいた。
久しぶり過ぎて気後れしていたのに、いつのまにか時間も我も忘れて楽しんでいた。
そもそも今回の公演を見に行ったのも、別の好きな歌手のライブが延期になり、埋め合わせをしたかっただけ。
出来れば知っている歌手のライブがよくて、手当たり次第に探したらヒットしただけ。
それだけの理由なのに。だからきっと、帰りにはむなしくなると思っていた。
それなのに、溢れるくらい満たされて会場を出た。まさに私の心の隙間まで入り込んできた。そして灯りをつけていった。
会場から出てきた私は、すっかり魅力に取りつかれて、いっぱしのファンになっていた。
書いていてふと思う。
彼らは『私の音楽性における原点』なのだ。
音楽における実家、と言っても過言ではない。
初めて触れたポップスは、確か「ボクノート」。
両親が彼らのファンだったので、物心ついた時からずっと耳にしていた音楽だった。
ライブにもしょっちゅう連れてこられた。その頃は単に、耳馴染みの良いサウンドだなと思うだけだった。
反抗期ゆえについて行かなくなっても聴き続けていたのも、耳慣れた音楽だからだった。
また、日頃味わっている、歌詞を読み解く楽しみも……幼き日に聴いていた彼らの存在なしには、きっと味わえなかっただろう。
帰宅してからというもの、手持ちのCDを聴きかえし、未購入のCDは取り寄せて……さらにラジオやTV出演も追っかけて……と、すっかりいっぱしのファンになってしまった。
こんなに惹きつけられるなんて、自分でも驚いている。
キャッチーなのにスキマだ!と一発でわかる洒落たサウンド。よく練られた歌詞。
進化を遂げているのに、相変わらずの良さが脈々と流れている。
恋をして、親元を離れ、夢に向かって邁進していて……思えば人生の大事な局面に彼らの曲があった。
今回、そのうちいくつかの曲も聴けた。
しかし、聴けば聴くほどに印象をがらりと変え、解釈が生まれはじめる。そのたび目の前に広がりだす新しい景色と、過去の記憶と。
この経験は初めて味わうもので驚いた。
長年聴いていた懐かしい曲のはずなのに。
まるで恋をしたみたいだった。
私はこの感覚を、死ぬまでに何度味わえるのだろう?
そう考えると、これからの人生が俄然楽しみになった。
というかもう40代も半ばなのに、よく青年目線の曲書けるな。才能だと思う。
巷で流行りの曲によくある、「よく分からんけど、ガキに受けるにはこんなこと言っときゃいいんだろ?」的なやっつけ感が一切ない。
アラフィフおじさんふたりが作った曲が、20歳そこそこの私の心にもフィットするんだから凄いよな。
多分きっと、まだまだ全力で少年なんだろうな。心根は。
人物像まで到達していなかったので、人柄が分かってもっと好きになれた公演だった。
人は10代のときに聴いてた音楽のことを一生好きでいるとも、24歳までが青春だとも聞いたことがある。
だからくさしてないで、残り少ない青春を謳歌するべく走り出したいと思った。
cafe au laitツアーはまだ続くと聞いている。
いろいろな場面で「最終の沖縄公演まで、元気に走り抜けたい」と彼らが語っているのを聞く。
どうか無事、ツアーが完走できますように。万全のコンディションで納得のいく音楽ができますように。道中、トラブルに見舞われたりしませんように。
そんな願いを込めながら、新情報を日々心待ちにしている。
卓弥くんシンタ君だけでなく、チームスキマの皆さんで思い出を重ねて、記憶を歌にして……56本終えた先にあるものをまた見せてくれるのを楽しみにしている。
それを存分に味わえるように、ひとかわ剥けた私でありたい。
5.写真&リンク集
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↑音楽活動の傍らYouTuberを始めた模様。頑張っている割に伸びがイマイチらしく……。
少しでも興味があれば見てほしい。
構成作家さんがついているので番組構成がしっかりしているし、有名人がちょいちょい登場する。旅ロケ・音楽ネタ多め。