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『ゼルダの伝説 知恵のかりもの』好きなかりものランキング


✓ 1『ゼルダの伝説 知恵のかりもの』はとむぎのかりものランキング

10月の始め頃、子どもに資金協賛して一緒に買おうと持ちかけられて購入、プレイした『ゼルダの伝説 知恵のかりもの』(2024.9.26〜)のエンドロールを見ることができた!ヤッター!
ええっと、一言で言うととても面白かった!このソフトは全年齢対象とあるように小さな子供から楽しめて、かつ私のようなおばさん(軽めにゲームを楽しむ人)でもハマれるとてもよくできた知育ゲームでした。バトルアクションの難易度(ボタン操作の複雑さ)が抑えられていたり、キャラクターデザインが全体的に丸みを帯びて可愛らしくしてあることで小さな子供でも恐怖心に気圧されることなくボス戦に挑むことができると思います。今回のメインテーマである知恵のかりもの、武術や魔術の能力を持たないゼルダ姫が妖精トリィと出会い、記憶したものを複製する力を持つ「トリィロッド」を借りるところから始まります。一度倒した魔物を召喚することができて、話の進捗とともにリンクの剣術や弓などの能力を借りてゼルダ姫自身も戦うことができるようにもなるところが醍醐味!ちなみに私は魔物を召喚して戦ってもらうスタイルが好みです。制限はあるけど、リンクの武力を使って押し切るのか召喚した物質や魔物で挑むのか、謎解きやボス戦ではそのあたりに多少の自由度があり人それぞれの個性が出るところだと思いました。

ストーリーとしてはごく単純で妖精トリィを従えてゼルダ姫が世界に突然できた裂け目の謎に迫まり解決に導くというもの。話の要所では立ちはだかる問題を前に自我のようなものが芽生えたトリィによる忖度ない素朴な疑問が投げかけられます。小さな子どもが時折り核心めいたこと言う感じ。自分の目的と相手の問題が交差するとき、目的のために相手の置かれている状況を忖度しながら解決に助力することで自分も相手も納得いく結果が生まれるということを成功体験させてくれます。トリィという忖度のない客観的な視点によってその点を強調しているところが印象的でした。突然家族を失った娘という設定に加えて一国の王女という立場でありさらには巫女という特殊能力を持つゼルダという存在は平和を守ることを使命とし、助け合いや補い合い、人との繋がりを大切にしながら生きる世界の守護者としてごく自然に道徳的な世界観を楽しめた感じがあります。
全体的にはシンプルな感情を使ってとてもわかりやすい言葉で誘導されることから低年齢層を取りこぼさないように作られているのがよくわかり、ゼルダシリーズがさらなる若年層にまで浸透することを狙った作品であることが感じ取れました。やーおもしろかった!

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