AV違法ダウンロードの怖い話
最近とある配信を聞いていたときに、怖い話を知ったので、それを文字に起こしてみる。
【この記事の内容は、特定の企業や団体などとは関係ありません。】
これはトレントで違法ダウンロードしたコンテンツに対して、示談金を払うように迫られる一連の流れである。
トレント(BitTorrent)というのはパソコン同士を接続してファイルをやりとりするツールである。アダルトビデオや映画をトレント経由で、違法にダウンロードができるらしい。当然著作権の違反である。
そこで、架空の話として、とある都内在住の男性がトレントを使って、AVを違法ダウンロードしたとしよう。
違法ダウンロードした男性の家に一通の封筒が届く。
男性は不安になって匿名インターネット掲示板に情報を求める。すると
と掲示板の匿名アカウントから返答があった。それを信じた男性は金20万円を支払ってしまった。終わり。
もちろん架空の話なのだが、この話のカラクリは次のとおりである。
アルバイト工作員がAVをトレントを経由して拡散する。VPNなどを駆使して足が残らないようにしている。
トレントの落とし穴として、ダウンロードだけでなく、ダウンロードしたパソコンからアップロードも行われる。これによって違法コンテンツが増殖する。アップロードすると、IPアドレスなどの痕跡が残る。
ネットの技術に詳しい人であればIPアドレスを特定できてしまう。つまりダウンロードした男性の端末のIPアドレスを、アルバイト工作員が簡単に入手できてしまう。アルバイト工作員は、トレントでダウンロードしたと思われるIPアドレスを大量開示請求して、その住所に書面を送達する。
さらにアルバイト工作員は、匿名掲示板にウソの法的アドバイスを書き込んで情報開示に同意させようとしたり、和解に誘導する。
アルバイト工作員らは金20万のうち、元締めに天引きされた差額の給料をいただく。
ざっとこんな感じである。
トレントに組織的に著作権コンテンツを流し、違法ダウンロードした人に、組織的に弁護士経由で開示請求と示談金要求するスキームの可能性があるということ。
注意したいのは、和解に応じたからと言って、口止め料などの上乗せがなくなるとは限らないということ。
アルバイト工作員は「任意のIP情報開示請求」をかけてくるパターンがあるので注意しておくこと。住所を取得して脅しをかけるのが目的である。開示に不同意との返信をすれば、アルバイト工作員に情報が渡ることはない。
男性がするべき行動は、
そもそも違法ダウンロードをしない
書面を無視する
IP情報開示請求には「開示不同意」と返信する
それでも連絡がしつこい場合、自分で探した弁護士に相談・依頼する
違法ダウンロードした側にも否があるので、このような話は警察や周りの人に相談しづらい。
以上が、ワンクリック詐欺Lv. 100のような話である…
信じるか信じないかはあなた次第です。