おとどけカレシ Vol.1 瀬戸 仁(CV:木村良平) 感想
感想(ネタバレあり)
はじめに、ディスクを買って開封すると、ジャケット裏が本性の方の顔をしているので驚いた。
裏表のあるキャラだと知っていたので「なるほど」と思ったけれど、前情報無しで買った人はびっくりポイントなんじゃないかと。
ディスクをPCに挿入すると、一番最後によくわからないトラックが……。再生してみると、女性アーティストさんのお歌でした。歌が入っている!? シチュCDなのに!? キャラソンでもなく!? と軽く混乱。
Twitterでフォロワーさんに教えて頂いたのだけれど、一般シチュCDではときどきあるらしい。普段18歳以上推奨モノばかり聴いているので全然知りませんでした。
調べてみると、織田かおりさんはオトメイト系の乙女ゲームでタイアップ曲を結構歌ってらっしゃる方のようだった。このおとどけカレシというCDはオトメイトレコードから出ているので、その繋がりで今回タイアップされたのかなあ。
正直シチュCDに歌パートは(たとえキャラソンであっても)不要と思っているので、歌のトラックはPCに取り込んでないです。ごめん。
で、ここからは本編の感想。
このCDは終始イチャイチャするだけの話ではなくて、割と物語性のある内容となっていた。
物語の流れは、
ヒーローがレンタル彼氏として派遣されてくる
→ヒーローが主人公に惚れはじめる
→ヒーローの外面が剥がれて本性発覚
→両思いハッピーエンド
というようなかたち。本性発覚からのハッピーエンド展開は若干強引かなあと思ったけれど本編67分のドラマCDだから、そこはまあ仕方ないよね。
ヒーローはギャップのあるキャラクターということもあって、木村さんの2タイプの声が聴ける。王子様っぽい「演技」の声と、ちょっと乱暴で口の悪い「素」の声。どっちもいいんだけど、私個人としては後者の「素」の方の演技がとても好きでした。木村さんの演技って、すごくナチュラルだなあと思っていて、特にラフな口調がすごくすごく好きなんですよ……。王子様の演技をしている間に、ぽろっと素の声が漏れてしまうシーンがあって、ああ~~~好き!!!!!ってなりました(語彙蒸発)
ヒーローは元暴走族という設定なんだけど、なんでヒーローがグレたのかみたいなとこも物語本編で結構語られていました。というかその説明のシーンがちょい長いなーと思いました。乙女ゲームのクライマックスで男どもが急に独白始めるシーンみたい。そこに時間を費やすなら、ラブラブパートを長くして欲しい……と思わなくもないです。まあラブラブパートもそこそこの長さはあるんですけども。
最後のトラックで両思いになった後は、玄関前で何度もちゅっちゅしたり(早く家の中入って……)ちょっとエッチなのを匂わす感じもありウヒョーってなりました。
「俺、お前が思ってるより手え早いよ?」って何その自己申告!?!?!? 正直このセリフが一番萌えました。
あと、本筋とはあんまり関係ないけど、ストーリーの最初でヒーローが主人公の散らかった部屋をいきなり掃除しはじめた時に「いや初対面のレンタル彼氏に部屋の掃除されるの嫌すぎる!!」と元汚部屋住人の私はダメージを食らいました。男を呼ぶなら部屋はきれいにしておけ……。