見出し画像

ごめんなさい、守って欲しい。

4月から新しい働き方になって、全国津々浦々お邪魔させていただく機会が増えています。

企画、経営診断、マーケティング、コンサルティング、、、
と様々な業務がある中で
『調査をする』
という業務もあります。

今年、国交省がインフラ整備をするにあたって
その周辺の調査事業のお役目をいただいています。
具体的には、道ができた後いかに交流人口を産むか?というミッションに対しての調査です。

いわゆるマーケティング調査でもありますが、
そこにどんな施設があるのか?(公共施設、民間施設問わず)
観光資源は?
産業は?
イベントやお祭りは?
そして、どんな団体がどんな活動をしているのか?

そんなコンテンツを細かく調べて、国や県、隣接する各市町村が企画や事業を行う際の
判断材料とするものです。

マーケティングリサーチの前段、って感じですね。

そんなわけで先日、関係者と下見に行ってきました。
実は、何度も行ったことのある地域ですが改めて目線を変えてみると、お宝がザクザク発掘されるかのような発見があり…

そして思ったんです。
「ごめんなさい、守って欲しい。」


どこの地域もどんどん人が減っていって、これまでの生活や地域の営みを守る事が難しくなっています。
そんな地域を目の当たりにして、純粋に
「守って欲しいな」って思いました。

でも、なんで“ごめんなさい”なのか。
それは、私に当事者意識がないことの現れだと思いました。

お願い、誰か守って欲しい。

でもこの "ごめんなさい" が地域の人を苦しめるんですよね。
もちろん、地元の人だって守りたい。
でも人が減り、お金も回らず、インフラもどんどん無くなっていく。

その中で『中の人』として地域づくりをやっていくことって
本当に難しい。
そして、心細い。
中の人同士でも一致団結する事などないですから…


この課題を解決する考え方が『交流人口の創出』なんですよね、改めて。
実際に行ったり来たりすることだけじゃなくて、お金の行き来も含まれます。
ふるさと納税、クラファンなど色々手段はありますが、
もっと抜本的に変えていく必要があるんだろうなぁと
ぼやっと思いました。


何かを守っていくには、必ず人の手が必要なんです。
景色も、お祭りも、地域活動も。
でも人の手は限られている。そして、どんどん減っている。

結論は、まだありません。
でも「ごめんなさい」と思ってしまったことに大きなヒントがあるんじゃないかと思いました。



いいなと思ったら応援しよう!

かとうはとこ
ありがとうございます😊 引き続き優良な情報をお伝えできるように頑張ります!