うまれーてー(中略)タイ旅行。旅立つ日の話。
今回は飛行機に乗ります。さくっとタイに行きます。すみません嘘をつきました。タイに着くだけで3000字です。
JALで行くことを決めた私は、小さなトランクをそのまま大きなトランクの中に入れ、そのマトリョーシカ状のトランクの中に荷造り開始。帰りは小さいトランクを外に出してお土産詰めて「預け入れ荷物2つ」で帰る目論見。
行きの荷物なんて中身ガラガラで「これほんとは田中のトランクのだけで行けるなー」なんて言いながら荷造り。田中のトランクとは今回の小さなトランクのことで、過去にしまむらで買った田中圭の福袋に付いてきたトランク。推しの遍歴が分かって楽しいですよね。ちなみに持っていく折りたたみ傘は東宝版エリザベートのグッズ。推しの遍歴が分かって楽しいですよね。
さて出発当日。京急で羽田に向かう途中「この前この路線でSingtoの大阪FM行った」と気づく私。京急蒲田で乗り換えて羽田空港に向かうルート、ああ あの時もJALだった。心に無駄な余裕が生まれ羽田空港第3ターミナル駅に着いても「いや、第1第2ターミナルは次だし」と生まれた余裕を無駄にかましてあわや国内線ターミナルに行くところ。タイは国内ではない。余裕危険。
気を引き締めて羽田空港第3ターミナル駅でギリギリ下車し、トランク2つ持ちのまろちゃんを発見。
私「おはようー?なぜトランク2個?1個にまとめてこなかったの?」
まろ「まとめてきたよ、この中トランク入ってる」
私「てことは持ってきたトランクは」
まろ「3個!」
OISHIたくさん買って帰るの、と笑顔のまろちゃん。
業者か。どれだけOISHI買うのだ。
帰りのまろちゃんのほぼOISHIトランクはなんとも圧巻な眺めであったことを先にお伝えします。そして帰りの羽田でトランク3個のまろちゃんが笑顔で税関の人に怪しまれたこともお知らせしておきます。怪しくないよ!個人の買い物だよ!
空港に入りチェックイン。この辺からまろちゃんに頼りっぱなしの私。
私「荷物ここおくの?何見せるの?パスポートもうしまっていいの?飛行機の券一緒に持っとくの?」
まろちゃん「……しばらくはパスポートとチケットを一緒に持っててね。そのセットで見せてけばいいから」
私「はーい!」
子供か。
そして出国手続き自動化ゲートを通って。
私「えーハンコ押してほしいー」
まろ「こっちの窓口で押してほしい人は押してもらえるから」
私「わーい!」
子供か。
まろちゃんは大きい幼稚園児を引率しながら空港内を闊歩するはめになりました。頼もしい。ありがとう。でも飛行機乗ったら席は離れてるししばらく頼らずに頑張るね。
飛行機内。
まろ「海苔ちゃん(仮名。私)、出入国カード書き方わかる?大丈夫?」
私「わかんないー」
頼らず頑張ると誓った私はどこへ。
11:15離陸。飛行機の旅は快適でした。どのくらい快適かというと、
機内食が立派。
基本料金に機内食がついてるし飲み物もついてるし(私の基準がLCC)食後には追い機内食のハーゲンダッツもでてきて「追加料金出してないのにハーゲンダッツ出てくるとか天国すぎる」と感激しながら完食。
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今回のタイ旅行、当初スワンナプーム空港に着いてからホテルに行くのにホテルのタクシーをチャーターしようと思っていたがそれが1500バーツ。しかし空港でタクシーを捕まえたら600バーツ程度で行けると分かり、タクシーのチャーターはしなかった私たち。うん、タクシーを捕まえよう。Love beyond frontierのワンくんも「空港の1階か4階でタクシー拾える」って言ってたし(私の情報源ってこんな)。
機内食のあとゆったりコーヒーを飲んでいた私に(コーヒーも無料だよ、すばらしいよ(私の基準がLCC))まろちゃんが声をかける。
まろ「ねえ、電車乗らない?(路線図見ながら)」
私「電車!」
電車。めっちゃ節約できそう。だけど無事に乗れるのかこんなタイビギナーに。まだバーツに1円も換金してないし本物のバーツ見たこともない。ドキドキしながらそうだSIMを入れえなくちゃとAmazonで買っておいたSIMをいれてスワンナプーム空港はもう目の前。
タイへは6時間ちょいかかるけど時差がほとんどない(+2時間)のでとても楽ちん。気分的には「日が延びたなー」くらい。15:40到着。機内モードを解除して普通の電波を拾ったと同時にスマホの時計がThai TIMEに。すごいなスマートフォン!そしてタイ仕様になった途端に響かなくなるカメラシャッター音。すごいなiPhone!
飛行機を降りた瞬間、モワッとむわっとピチッとした空気に包まれます。密度の高い空気というかモチッとした空気というか「これがタイか!」という空気(説明下手。でも伝われ!)。
入国手続きは全部英語で去り際にこっちから無理矢理告げる「こぷくんかー」以外タイ語は全く話さず。ここ本当にタイなのかなぁ、規模の大きなドッキリで別の国なんじゃない?というくらいタイという実感が空気以外にあまりない。空港がすごく綺麗なのに人がガラガラだからそう思ったんだと思う。そうなんです、この時は飛行機の中も空港の中も人が少なくがらんがらん。
空港でとりあえず20000円をバーツにし(この時はこれで済むと思ってた)、駅に向かおうとしたところで
私「あ、セブン、セブンイレブンに行く、確認しなきゃ」
セブンへ直行。
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私「……タイに来たわ!」
並ぶOISHIにタイにきた実感が一気に湧いてテンション上がりまくるコンイープン2人。
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陳列棚を見ただけで幸せになれるってなかなかない。幸せは身近な所にあるものです。タイに来たわ。うっとり。幸せになってテンションも上がって私たちに怖いものはなにもない。電車どんと来い。
券売機で乗り換え駅までの切符を購入。「バンコクメトロ」というアプリ便利。無料版を使ってるから運賃や時刻表は出ないけど、オフラインで乗り換え検索ができるのとてつもなく有能(というか、私が持ってるガイドブック、載ってない駅が沢山ある。鉄道網ガンガン広がってる)。
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切符売場でトークンが出てくる。
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タイに着いて右も左も分からない赤ちゃんレベルの生き物が電車に乗って乗り換え出来て色んな広告に出会えてるとか……私たち凄すぎない!?
自己評価が高いのが私たちの長所です。
タイの人みんな親切で、駅の人?警備の人?が「どこまで行くの」「リフトはあっちだ」「ホテルの方向はこっちだ」と沢山心配してくれました。ありがとう、ちゃんと言えたよ「こぷくんまーかー」。
スクンビットからすぐの拠点ホテルへトランクゴロゴロ引きながら道路を渡る私たち……
渡れない。
タイの交通事情は分かってはいたものの、横断歩道の信号がこんなに意味を成さないなんて(衝撃)。車とバイクがギュンギュン走ってる。
私「信号って何!?」
自分らの無力さに半笑いが止まらない。無理、渡れない、命大事(半笑い)。他の歩行者さんが渡るタイミングで一緒に渡ろう!と、知らない人に(勝手に)命を預けてザザザッと一緒に横断。なるほど、こうか。わかったぞ(本当はまだわかってない。翌日の朝も横断歩道で半笑いになる)。
慣れると車と自分のタイミングがわかって渡れるようになるのだけれどその頃には帰国なんですよね。よし、また来よう(次のタイ旅行の理由を探す旅)。
こんな感じで半笑いからやや大笑いで無事拠点ホテルにチェックイン。今日はここには泊まらないけど。
とりあえず来たよ、タイに着いたよ。「タイに来たからにはまずはGMM Grammyを拝みに行かねば」と、一泊分の荷物を持って夕飯も食べずにGMM Grammyへ散歩。
この無計画な散歩が翌朝まで絶食の旅を引き起こすとはまだまだ気付かぬ私たちです。
無事にタイに着いたよ。
とりあえす完。