戦い終わって途方に暮れて【20220711】
参院選の投開票があった2022年7月10日-。未明まで仕事に明け暮れた。間違いがないか神経を使い、分刻みのダイヤをこなし、薄闇の中を帰路へ。
選挙はまつりごと。いつもなら、通信社の速報ピーコがひっきりなしに鳴り、デスクの大声が響く活気に満ちた社内で、アドレナリンが出る。
だが、一昨日に起きた凶行の影響で、そのようなワッショイ感は皆無だった。政治の中心人物が突然、亡くなり、芯がなくなったような虚脱感を覚えた。こんな思いは私自身、初めて。
いったい、この国はどこへ漂っていくのだろう? 舵を失った船のように。