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OMORIコンサート in 仙台 の感想

 お久しぶりです、ムラマサです。今回はOMORIコンサート in 仙台(昼の部)に行ってきて感想溢れて止まらん状態になったので、ここに書き連ねようと思います。ちなみに最近OMORIをプレイしてハマる→仙台公演の話を聞き突撃、という感じだったので前情報は何も無い状態で観に行ってます。
ゲームネタバレも結構しますのでそこはご容赦ください。


前半

 最初からTitle、WHITE SPACE、マリやバジルのテーマ曲といったゲーム内でも印象深い曲達が演奏され、気分はもう完全にOMORI世界に没入。ヒロビロ森のTrees...も大好きなんですよね。上空を漂うようなメロディーがハープで演奏されていてとても心地よかったです。あと改めて聴くとゴミ捨て場の曲良すぎねぇか!?ってなりますね。そこからの戦闘の流れも良かった。
 ここらへんで「あれ、最初の戦闘曲やらないの!?あぁ、アンコール用かな?」とか思ってたんですが、結局やりませんでしたね(白目)。そしてミックステープの曲ラジカセで流すのかよ!?って会場もざわめいてました笑。いやでもこれ以上ない演出だよね。元カレ戦は前奏曲からきっちりやってくれてそこからの流れも熱かった!

 オーブリー戦の曲は生で聴いてみたかったから嬉しかった!ドラムとギターがひたすら荒れ狂うみたいな曲だけど、一応ギター弾きだから弾いてみたい気持ちがありつつ、いつ聞いても何やってるか全然わからん笑。というわけでギターを凝視してたんですが…いざ始まってみるとやっぱり何やってるか分かんなかった笑。でもこれ楽譜があったとしても「暴れるように好きに弾く」とかしか書いてないやつかもしれないな…
 ここでまたバジルくんのテーマ。ソロピアノにアレンジされていて、これも良いなぁ~ってなりました。

 そして舞台はスイートハート城へ!この辺りの曲全部好き…オーケストラ映えする曲ばかりだと思うし。特に戦闘曲大好き!結構展開変わってどこも全部かっこいいってすごくない? 更にマキシマス戦の曲も好き好き大好き!密かにギターで弾けないか練習してるくらい好き!!耳ざといので、本番前のチューニングでコントラバスの人がこの曲のイントロ弾いてたの気づいた笑。あとオタマトーンがやたらと配置されてたのも気づいてたんだけど、何に使うのかさっぱり…って思ったら苗モグラ役だった笑。え、本当にあぁいう音鳴るのかな?欲しい!苗モグラ讃美歌ごっこしたい!!今度余裕あったら買おうかなぁ。スイートハート戦はもう言わずもがな超かっこよかった!オケの迫力で聴けるのは最高でした!

後半

 図書館の曲!Lost Library大好きやったー!!
自分でアレンジ演奏してしまうくらいには好きな曲なので嬉しかったですね。

 図書館のシーンって、地下奥底にあって暗くて青くて、画面的にはすごい冷たい感じがするんだけど曲としては凄い温かいなと感じていて。ゆったりとしたピアノのアルペジオに心を包みこまれ、ゆっくりと揺り篭に揺られるかのようで。そこに時折、雫のような音が天から零れ落ちてきて、ハッと懐かしい記憶が呼び覚まされるような。
疲れた時なんかに聴きたくなりますね。

 ラストリゾートの曲はすごいお洒落で良い!鮫羽田社長戦の曲は生ブラスの真骨頂って感じで最高!!色んな楽器が入れ代わり立ち代わりでメロディーを弾くのか本当に好き。あとプルート戦は生チューブラーベルが良すぎた。そして水中高速道路の曲も大好き~OMORI良い曲多すぎる~。
 スライムガールズ戦の曲、オーケストラでやれるとは思えなくて、イントロであ!スライムガールズの曲やったー!!…いやこれこの後どう弾くの!?ってなってたんだけど完全に予想を裏切ってすげぇ良いアレンジだった!!原曲だと電子音系の力強さとか音色に結構引っ張られたけど、改めて聴くと展開とかかっこいいな…いやそういう緩急つけたアレンジにしてくれたのもあるけど。元々好きだったけど更に好きになりました。俺もアレンジしたい…

 そして…え!?ブラックスペースの曲やるの!?って衝撃を受けたのは俺だけじゃないはず。しかも最初のブラスペ空間の曲、キーボードじゃなくて生音でやるのかよ!?っていう。ハンドパンとかスチールパン的なやつかな?たぶん…

 Remembrance.~DUETのとこはちょっと飛ばして…

 Good Morningで〆!ヴァイオリンの音色が本当に素敵、ハモるとことか最高でした。いやぁ良かったなぁ~って思ってたらアンコールでまさかのヨミジャムオ戦、アンブレッドの双子戦!どっちもテンション上がる最高な選曲、というか裏ボスだしやらないかなーと思ってたから想定外の喜び!
 そして本当のラストはMy Time。めちゃくちゃ好きな曲だけどまぁ歌は難しいか~と思ってたら最後の最後にやってくれて本当に歓喜…インストバージョンも良い。ありがとうございました!!

Remembrance.~DUET

 感想が多すぎたのとちょっと考察じみたことも混ざるので別項目にしました。最近クリアしたばかり&考察とかも見てないから頓珍漢なこと言ってるかもしれません。

 Remembrance.はヴァイオリン=サニーくんの独奏だけど、実はゲーム中だとサニーくんちょっと下手なんだよね。ヴァイオリンは音を伸ばす時は弓を動かし続けるけど、端に来たらターンさせなきゃいけない。ターン、つまり弓を返す時にどうしたって余分な音が出たり、一瞬音量が大きく、または小さくなったりして音の継ぎ目ができてしまう。上手い人は動作が熟練されていてそれが感じさせない、もしくは音を伸ばしている時に弓を返さずに済むようにあらかじめどの音を弓のどこまでで弾くかを計算して弾いてます。
 それがゲーム本編のRemembrance.だと、明らかに音の継ぎ目がわかるようになってる。これは敢えて、「サニーくんはヴァイオリンが上手くない」ってプレイヤーに伝えてるんだと思う。ヴァイオリン自体超高難易度楽器だし(経験済み)、作品内でサニーくんに才能があるとか寝食惜しんで練習とかの描写もないので、すごいリアルだなって感心しました。
 じゃあ今回の生Remembrance.はどうかというと…演奏者の方はすごい綺麗に弾いてました。ちゃんと計算して、音を伸ばす時に余計な弓の返しが無いようにしてましたね。お見事です。

 そして…OMORIに入った瞬間、鳥肌が全身を駆け抜けた。それくらいすごい音だった。泣き叫ぶような弦楽の音がオモリの中に潜む闇の深さ、それをどうしようもできないもどかしさを表してるようで。まさにこの曲はオモリそのものだと思う。そして、これと対峙しなきゃいけない、サニーくん。何より、こんなことになるまで放っておいた、見て見ぬふりをしてきたのは自分自身ということが本当に辛い。

 そんなことを感じながら…Try Again Little Brotherを経て、DUETへ。
ピアノのイントロが始まると、もう耐えられなかった。声を上げて泣くのを必死に堪えた嗚咽。

 さっきも話したけど、サニーくんは恐らく現実にはこんな演奏はできないんじゃないか?って思う。こんなに普通に演奏できるなら、現実で投げ捨てたりはしていないだろうし。でも作中のDUETではちゃんと演奏しきっていて、これは単にマリが生きてたら一緒にこんな演奏ができたのに、っていうことに留まらず、「起こり得たかもしれない、でも実際には(マリの死、そして自分の技術的にも)起こり得なかった、サニーの脳内だけの理想の演奏」っていう意味があって。それは、サニーがこの演奏を通じてオモリに対して「自分はこんな演奏がしたかったんだよ。でもそれは、自分がマリを殺して、自分が真剣に練習もしなかったから。この理想の演奏は全部"自分のせい"で実現できなかったんだ。」って認めたってことなんだと思う。
サニーくんがそうして現実を受け入れたから、オモリはサニーくんに自分を託した。んじゃないかな。

 そんな、サニーくんが絶対に果たせなかった、でも本当は果たしたかった理想の演奏が、今ここで現実に行われてるってことにもう涙が止まらなくなってしまったわけです。嗚咽が止まらないけど、俺なんかのためにこの演奏にノイズを入れちゃいけない、って必死で唇噛み締めて、抑えて、それでも演奏を見たくてステージを見るんだけどもう涙でぐちゃぐちゃで何も見えなくて、抑えてるのに嗚咽が漏れてしまって…
と、感情がぐちゃぐちゃになってしまいました。周りの人、本当にすみませんでした…

 何が良くないって、途中から嗚咽を抑えるのに必死でまともに音楽を聴けなかったことです。音楽に感動しすぎて音楽が聴けないなんてことが起きるなんて…
なので俺が泣かなくなるくらいまで何回もオモコン開催してほしいですね。俺にまともにDUETを聴かせてくれ!!!!

終わりに

 というわけで、オモコン最高でした!!ただまぁ関東住まいなんで財布に惚れ惚れする攻撃が入ったのが痛い… でも改めてOMORIって名曲揃いだな~って思えたので、是非またやって欲しい!

 ここまで読んでいただきありがとうございました。最後はホワイトスペースのピアノ演奏を貼って終わりたいと思います。
それではOMORIファンの皆様、またどこかで。


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