TOEFL iBTリーディング29点で取得した勉強法と実際に解いて解説してみた!

こんにちは!

今回はTOEFL iBTのリーディングで29点を取得した勉強法についてご紹介します。

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この記事では実際の問題を使ってどの様に解いているのかを説明しています。

今回の記事
・TOEFLのリーディング内容
・解く際に意識していること
・使った参考書
・実際にどの様に正解を選んでいるか

TOEFLのリーディングについて

TOEFLのリーディングは1パッセージ18分の3パッセージ構成、つまり54分間のテストです。またTOEFLではリーディングあるいはリスニングでダミー問題といって問題が追加されるケースがあります。

ダミー問題が追加された場合は1パッセージ追加されるため4パッセージ構成になり、72分となります。ただ4パッセージ目がダミー問題かどうかは定かではないので、私としては全ての問題をしっかり解くことをオススメします。

リーディングを解くときの注意点

・しっかりとタイトルを理解する

TOEFLは時間との戦いでもあります。そこでタイトルを理解することでこの話がどの様な話であるかを常に意識することができます。内容に関しては必ずそのタイトルに対するものですので、タイトルの理解と頭に入れておくことが重要になってきます。

・問題文を先に読む

これも時間節約のためです。問題文を先に読んでおくことで、文章を読みながらどの点を意識して読めばいいのかクリアになるためです。

よくある質問としては段落1つを全て読んでから問題を解きますか?それとも読みながら解きますか?というのがあります。

実際どちらのアプローチをとっても解き切れるのが高得点を取ってくる人だと思います。ですが私個人のアプローチとしては、問題文を読んで理解、頭に入れる→問題を意識しながら文章上から読んでいく→解く→その段落の残りの文章を読むが問題も解けてかつ文章理解が上手くいくためオススメです。

・16分を目安に解こう

これは練習中の模試から本番より2分短い16分で1つのパッセージを解く意識で取り組んでいました。これは本番では緊張してしまって予定より時間がかかること、そして見直しの時間を取るために短い時間で解く必要があるからでした。

本番ではこれのおかげで10分ほど見直しに使うことができました。

・試験中は紙に分からない問題を書き留めておく

試験中はペンと紙が配られるため、問題番号を書き記すことができます。なので余った時間でいち早く見直しできる様にどの問題に自信がないのかをクリアにさせておきます。

そして見直しの時にその問題番号を見て直接、見直すことができます。

・分からない問題も2択には絞る

難しい問題も出来るだけ2択には絞っておくことであとで見直しする時に楽になりますね。

・時間内に全文読むことができる余裕があると楽になる

TOEFLというのは問題自体は全文を読まなくても解けますが、最後の2点である要約問題を確実に取るためには全文を制限時間で読める力とそれを頭に残す力が大事です。これは沢山読んで慣れていけば力は必ずついてきます。

この力がつくと、恐らく満点レベルの力がついていると思います。またこれにより最後の要約問題を文章を読み返さなくても溶けるようになります。

リーディングの問題形式とアプローチ

次に実際に私がどのように問題を解いているのか、ETSが出しているTOEFLの練習問題を使って説明していきます。

・正誤問題(except問題)

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文章に選択肢の内容が書かれているかどうかを問われる正誤問題です。最初にこの手の問題は考えすぎず自分の予想はあまり入れないでください。しっかりと文中に書いているかどうか、それを正しく読み取れますかという事だけを聞いています。

問題文にbetween A.D. 150 and 700とあるので、文中の該当するところから集中して読みます。するとit had〜とどんな特徴があるのか羅列している文章があります。TOEFLはこの手の問題が多いです。基本的に文中に丁寧に書かれているので落ち着いて選択肢と内容が一致しているかを見極めれば大丈夫です。

選択肢をAから見つつ、文章を読んでいきます。Aは文中にa regular grid pattern of streetsとあるので違いますね。Bは文中にan administrative centerと1つしか書かれていないのに対して、選択肢はseveralとあるので、これかもという意識を持ちます。この時点で時間に慣れるまではBを選んで次に行ってもいいと思います。

次にCは文中にa large number of industrial workshopsとあるので違う。Dはapartment complexesとあるので違いますね。

ここまで見るとそこまで難しくないと思います。基本的に難しく見せて困惑させようとしてるだけなので、丁寧に落ち着いて問題に取り組めば大丈夫です。変わっているのは言い方だけです。

・単語の意味を答える問題

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単語の意味を答える問題は単語帳や過去問を解いてれば瞬殺しなくてはならない問題です。では上のingenuityという単語の意味が分らなかった時のアプローチについて解説します。

文中ではingenuity and foresightednessと書いてあり、andで繋がっていることからingenuityとforesightednessは同じようなニュアンス・傾向の意味なんだなと予測がつきます。つまりforesightednessの意味が推測できれば分かる問題となっています。ここで私はforesightというfore-前の sight-視覚・みることという知識からforesightは先見の明というイメージを考えます。するとforesightednessも同じ様な意味であると考えられます。またそのあとの文章を見るとeliteとあることから、頭のいい優れた人のイメージがつきます。この2つを考慮すると頭のいい人の先を予想する力、すなわち頭の良さを表している感じがしますね。

ここで選択肢を見るとclevernessのcleverというのは賢いという形容詞ですから私はDを選択することが出来ます。

もちろん日本語訳を知っていると瞬殺出来ますがそうでない場合は自分の持っているイメージや単語からこの様に引き出すことが大事です。

・推測問題 難問

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次は難問の推測問題です。なぜ難問なのかというと、文中に書いていないため推測する必要があるからです。ですがこの問題のアプローチも無駄な自分の想像力を働かさせ過ぎず、事実関係から一番こうなるだろうということを考えていきます。

問題文にabout prior Cuicuilco to 200 B.C.とあるので文章中の同じ箇所から集中して読みます。またCuicuilcoについて問われていることにも注意します。

まずは選択肢Aからです。a fairly small city until that dateとありますが文章中はAround this time, the largest of these centers, Cuicuilco,とあるのでCuicuilcoは小さい町とは想像つきにくいですよね。

次にBです。It was located outside the Valley of Mexico.となっていますが文中ではPrior to 200 B.C., a number of relatively small centers coexisted in and near the Valley of Mexico. Around this time, the largest of these centers, Cuicuilco,と書かれています。

太字の部分を追えば、Cuicuilcoはin and near the Valley of Mexicoのthe largest of these centersということですよね。するとoutsideというのはin and nearとは言い難くないでしょうか。なので一旦保留します。

次にCです。It emerged rapidly as an economical and political center.と書いていますがrapidlyとはどこにも書かれていないため違うと考えます。

最後にDです。文中にはAround this time, the largest of these centers, Cuicuilco, was seriously affected by a volcanic eruption, with much of its agricultural land covered by lava. With Cuicuilco eliminated as a potential rival, any one of a number of relatively modest towns might have emerged as a leading economic and political power in Central Mexico.と書かれています。この文章を見るとCuicuilcoが噴火によって影響を受けて多くのagricultural landが覆われてしまったとわかります。その後、他の町がleading economic powerを持っただろうと書かれています。つまりCuicuilcoが覆われたことにより他の町が中心的存在になったわけで、するとCuicuilcoが元々、農業の中心である=選択肢Dとなるわけです。

・何がこうしましたか?の様な因果関係問題

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問題文のWhich of the followingなど少々読みずらいですが、以下の選択肢の内の様にイメージで捉えれば大丈夫です。つまり以下の選択肢で何がTeotihuacánをa competitive edge over its neighborsを持たせたかの様な感じですね。

一行目を見るとIt seems likely that Teotihuacán’s natural resources—along with the city elite’s ability to recognize their potential — gave the city a competitive edge over its neighbors.と書いてあり、つまり答えはTeotihuacán’s natural resources—along with the city elite’s ability to recognize their potentialになるわけです。

しかし選択肢には同じ様なものないのでもう少し詳しく掘り下げます。するとnatural resoucrcesがthe valley,~,was rich in obsidianとありobsidianだとわかります。この時点でrichとあることから選択肢Dのscarceと異なり違うとわかります。

その後、the Olmecsも出てきますが選択肢の内容と明らかにマッチしませんよね。

また選択肢Bもeliteについて文中で述べているのはalong with the city elite’s ability to recognize their potentialと彼らのabilityでありthe presenceではないです。なので除外します。

よってAを選択します。さてここまで読んでこの問題を解くときに和訳していませんよね。というか、これまでの問題も文中に書いてあるかどうかを見ているので英語がなければ外すことが可能です。

TOEFLは案外単語の意味が分からなくても解けるですよね。書いてあるかどうかなので。なので例えばobsidianが分からないと解けないわけではなく、しっかりと全体像を見ることが大事です。

最後にAの根拠を探します。it apparently had a secure market.やTeotihuacán obsidian must have been recognized as a valuable commodity for many centuries before the great city arose.など、またrichであることから十分な根拠が得られます。

・作者の意図問題

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この問題は前後の文章を読むことが大切です。何故なら文章を作るときは前後との因果関係を考えて文書を考えますよね。なので作者がこの文章を入れたのには理由があってそれは前後関係から読み取れるというわけです。では文章を見ます。

The thriving obsidian operation, for example, would necessitate more miners, additional manufacturers of obsidian tools, and additional traders to carry the goods to new markets. All this led to increased wealth, which in turn would attract more immigrants to Teotihuacán.

と後ろの文章を見るとfor exampleとあるのでこの文章は何らかの例なんだとわかります。さて文章を書くとき例をあげるときは基本的に前の文章の例ですよね。

私は犬が好きです。例えば、チワワです。の様に。では前を見ようと思うわけです。

The picture of Teotihuacán that emerges is a classic picture of positive feedback among obsidian mining and working, trade, population growth, irrigation, and religious tourism. 

と書いており、太字の部分の例なんだとわかります。そして1つ上の文章の赤線部を見るとAll this led to increased wealthと書いています。つまりこれらの要因が全てincreased wealthに繋がったわけです。

ここまでくると選択肢Cのillustrate how several factors influenced each other to make Teotihuacán a powerful and wealthy cityを選ぶことができます。

・文章挿入問題 難問

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この問題は最後から2つ目の問題として出題されます。前後関係を読み取るのが難しいため難問だと思います。まず始めに挿入文を見ます。

In fact, artifacts and pottery from Teotihuacán have been discovered in sites as faraway as the Mayan lowlands, the Guatemalan highlands, northern Mexico, and the Gulf Coast of Mexico.

In factやartifactがなんだか遠くの方で見つかった事実を述べている感じですね。ということはこの前の文章は、この内容に関連しているはずですよね。

この問題はA~Dに文章を入れてみた場合と入れない場合でどちらの方がスムーズに話が進むのかが鍵となります。また挿入文の意味から前の文の推測をした結果も重要になります。

Aは前の文で人口の話をしているのに突然、挿入文の内容になったらおかしいですよね。次にBもAと同じ様な理由です。またBの後の文でthis great metropolisとありthisがあるわけです。つまり代名詞なので、直前すなわち挿入文あるいは前の文の内容ですよね。しかしこのthisは明らかに前の文をさしていますね。次にCも同じ様な理由です。

最後にDですがDの前にmost parts of Mesoamericaと書いてあり、挿入文はその具体例が書いてあるためこれが整合性がありDを選択します。

・要約問題 2点なので落とさない

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最後の要約問題のコツは、文章全体の意味を頭にある程度把握しておく。また選択肢の答えは抽象度が高い答えが選ばれやすい。3つ選ぶと文章の要約になっている、つまり主旨と抽象度が高い選択肢になるわけです。

意味が文章と間違っている選択肢もありますが、具体的すぎて要約じゃないよねという選択肢があるため一概に書いてあるから選ぶのではなく重要度と抽象度で選びます。

ここでは選択肢B・D・Fが違う理由を考えます。

Bはこの記事の2.単語の意味を答える問題の1〜2段落目を見るとTeotihuacánはits own specific religionとは言えず違うとわかります。

Dはこの記事の3.推測問題を見るとTeotihuacánが中心的になったのは噴火だったことがわかりますね。なので違います。

Fはこの記事の5.作者の意図問題をみていただけると、limited population growthが文中とあっていないため違うとわかります。

正解の選択肢A・C・Eの根拠も絶対書いてあるため探してみてください。(Aは段落1の要約、Cは段落2や3の要約、Eは段落6の要約)また正解の選択肢はタイトルの内容を要約していることも重要です。

The Rise of Teotihuacánの要因をこれらの選択肢は要約していることがわかると思います。

おわりに

今回は実際に私がリーディングをどの様に解いているのかについてご紹介しました。

リーディングでは必ず根拠が文中にあるので、丁寧にかつスピーディーに処理していきましょう。

今回の記事が参考になったらシェアしていただけると嬉しいです。


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