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公認会計士試験合格までの辛すぎた過去と、これからのこと

すやきです。

コロナ自粛に耐えきれず串カツを食べた後によく分からない強い酒を呑んで酔っぱらったすやきです。



今日は、僕が会計士試験を目指したときに一番辛かったことと、合格した今感じていることについて書きます。



相談相手のいない大学生

昔から一匹狼で、悩み事は全て自分で解決できると過信して生きていた。


その背景には、高校生の時に極端に賢い集団の中にいて、頭の悪い自分が何を言っても論破され、自分の力で解決できる術を身につけようと無駄に努力したせいでひねくれた過去がある。



そしてその一匹狼は、大学入学と同時に会計士受験を始めた。甘い誘惑と、一度は経験しておくべきだった大学生活から目を背けて。



大学一年の夏、会計士受験生活の初っ端に、今思えば一番辛かった経験をする。


失恋からきた孤独


友達に愚痴って解消できるならまだしも、僕は会計士受験を受験勉強期間が一年のコースでスタートしたため、会計士受験生にまともな友達がいなく、一人で抱え込んでしまった。



東急東横線日吉駅の裏から、慶應義塾高校の裏の森を抜けて下宿先へ帰る、帰り道のその森の中で、一人で抱え込むのが耐えきれなくなって泣いたのを今でも覚えている。

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その年の九月、授業の進捗と答練の点数が芳しくなく、それを相談できる友達もいない。講師の方に相談しても、勉強しろよと言われそうで、孤独だった。


人は一人で前を向くには相当のメンタルが必要だと思う。


今でこそ、同じ境遇の友達がいるから相談できるけど、受験仲間のいない孤独な受験レースほど、メンタルを蝕む環境はないと思う。


こんな勉強始めなければ、こんなに一人で泣くこともなかった。サークルに入って綺麗な女の子と朝まで飲んで、、、そんな華やかな大学生活の方が絶対楽しい。高校生の時に落ちぶれて一年浪人して、また大学でも受験勉強だなんて、もうごめんだと思った。



今思えば、辛い経験。



けれど、あれからグダグダ勉強した日々を抜け、合格した今、都内で監査の仕事をしている。


なんで飽きずに、慶應義塾のキラキラ大学生活を諦めてこの道に全集中できたんだろうか。


しょうもないけど、多分あの時の僕の原動力は、親への承認欲求だ。



マイナスをゼロに戻した会計士試験合格


大学受験に失敗した時に親を泣かせたことがあって、そのことに負い目を感じていた。

親に喜んでほしくてこの勉強を始めたんだと今になって思う。


親が泣いて喜んでくれるなら全てを犠牲にしてでもやると決めてたから、ドロップアウトせずに続けられた。


そして2019年11月15日午前10時5分、家のすぐそばのセブンイレブンの前の石段に座った。

その後スマホで、幸いにも自分の受験番号を見つけることができた。


最初に連絡した親は泣いて喜んでくれた。


負の動機から始まった僕の挑戦は、その時一区切りついたのだった。




頭が悪く順風満帆でなかったことが、強みになる


僕はその後まもなくして働きだすのだが、最初の頃は試験の合格に浸っていた。


段々仕事がノってきた頃、あることに気づいた。


それは、監査法人にいる多くの人間が、会計士になれたことに満足して終始していることだった。


偏見なら申し訳ないけど僕からすれば、彼らには会計士試験に合格した日が人生最高の日のように見えて仕方なかった。


確かに僕も会計士試験に受かって、しばらくは酒を飲んで喜びに浸っていた。


けれどなんか引っかかるな。。



確かに、難関と言われる国家資格を手に入れて嬉しいのは分かるし僕もそうだ。

けれど、この資格を踏み台にすれば、もっと可能性の広い選択肢を増やせると思っているんだけど違うのかな。。



他の会計士の人がどう考えているかは正直知らないしどうでもいいとすらお思う。



けれど僕は、大学生活と引き換えて手に入れた「公認会計士試験合格」というカードを、定期預金のように何もせず眠らせておくわけにはいかないと思った。注ぎ込んだ時間との対価が見合わなすぎるのだ。


この考えは、時間をかけて苦しんだ合格者ほど、これからも共感してもらえると思う。


喉から手が出るほど望んだ資格は今手に入った。死ぬほど非効率的で頭の悪い僕が、長い期間諦めずにしてこれた対価は、これから将来に渡って手に入れて見せる。


そういう意味では、自分の頭が悪いことを、逆手にとって、武器にできるんじゃないか。


簡単には与えてもらえなかったからこそ、手に入れたことの喜びは大きく、それがエネルギーに変わってくれるのだ。




「すやきという生き方」を発信する


僕がこのnoteを書き始めたのは4月下旬。


僕は他の会計士の方々とは少しだけタイプが違うかもしれない。


他の会計士の方々ほど、華々しい成績ではないし、完璧に的を得た勉強法を伝授することはない。真面目なことをSNSで丁寧な口調で発信し続けるのも性に合わない。


ただ受験期から毎日酒を飲み続け、時に異性に溺れ、ギャンブルにはまり込み、大学なんて滅多に行かずテストは全部他人任せなクズ受験生だった。

なんなら僕みたいな会計士がいたっていいじゃんくらいに開き直っている。




でも、自分が辿ってきた道での苦労を、二度と受験生に経験して欲しくないとは人一倍思っているし、そのためにnoteで発信をしている。


だんだんとフォローしてくれる人が増えてきて、少しでもためになってくれればいいなと日々一層、その思いは加速するばかり。


いつかゆくゆくは、

「おれ、すやきと知り合いなんだよね」と言わしめるような人になりたい。


1秒でも僕のtweetや記事をタイムラインで見てくれた人が、


「バカなツイッタラーがいる。頭狂ってる変な奴だけど、覗いてみると意外と悪くない」


と思っていただけるように、拙い文とフルチン発信で、これからも頑張ってみようと思う。


最近の絶好調PV記事を貼っておきます。酒のお供に。



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世戸口逸人  I   はてなベース株式会社
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