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【8月短答】財務理論を2ミスで逃げ切る効率的脱暗記計画


すやきです。

生まれて初めて北千住に行ってきて、一人でガパオライスを食べながら昼呑みを堪能しました。


試験延期になって、勉強計画を仕切り直さなきゃいけない、めんどくさい時期になってしまいましたね。


今までのやり方を振り替える今、僕から一個提案があります。


「1日2分野(今日はリース会計と退職給付会計とか)読む」みたいな財務諸表論(財務理論)のルーティンワーク、そろそろ辞めようよ??


その勉強法、みんながやってるやり方です。そしてその勉強法が”平均点”の勉強法です。


このルーティンワーク、最終的には「論点の暗記」に収束してしまいます。暗記に陥るということは、


「未知の選択肢に対して思考が停止すること」


を意味します。だから、来たる試験について言いようのない不安に襲われるのです。


今すぐやめましょう。抜け出すのです。


僕はfuck youだった簿記をlikeになりました。そしてその背景で動いている財務諸表論という科目も今ではvery likeです。

理論と計算は必ずどこかでつながります。このことと、コツを掴んでから、財務会計論が好きになりました。答練のミスも2問以内なので自然と160点を超えるようになりました。



いましばらくは勉強なんてしなくてもいいと思います。


ただ一緒に、少しだけ考えを変える旅にでましょう^^



”そもそも本来の話”を考えることがブレない定着へ

僕の記事は長くなって眠くなるらしいので結論から先に書いた。


「そもそもなんでこんな会計処理するんだっけ?」


例えばの話。受験期に組織再編が大好きだったのでこの辺の話を使う。


「持分法会計ってなんで一行連結仕訳を切るの?」
投資有価証券(B/S)/持分法に係る投資損益(P/L)


確かにそうだなあと思ったら考えてほしい。ちなみに子会社の場合、親会社側からしたら、子会社のBS,PL項目を全部合算しますよね。




・・・考えていただけただろうか。



いま隣にいた論文生に聞いたらこう返ってきた。

論文生T「連結の対象の勘定科目が一つやから」

すやき「いやそれ仕訳見ればわかるやん、あほ??(言い過ぎ)」


この質問の簡潔な答えは、

持分法対象会社は、子会社ほど親会社の財務諸表に与える影響が少ない。だから、簡便的にBS項目の「投資有価証券」PL項目の「持分法に係る投資損益」だけを切り取って親会社の財務諸表に反映させる。


要するに、全体として影響が少ないから、ゴチャゴチャしないようにBSとPLで一つずつの勘定科目で表現する

ということ。


そして、僕が今日伝えたいことはこれが全てだ。


いま、もし、なんで一行連結するのだろうとウンウン考えてくれたら、

それが財務諸表論を解く本質だ

ということ。


もっというと、なんでこうなるんだろうと考えることで、


周辺分野の知っている知識を総動員して、分野全体を根本から俯瞰できる力


が身に付く。コツは、


会計処理や論点の理由を、”簡潔に”まとめることを心がける

「要するに〜〜〜」を口癖にして友達と議論する


ことだ。

「ファイナンスリース取引は、なんでリース資産を資産計上するの?」

「追加取得では親会社PLは動かないのに段階取得するとなんで段階差益がでるの?」


こんなことについて、テキストのいろんな所を参考にしながら考えてまとめてみる。そうすると、リース会計がどういうものか、連結会計がどういうものかが、全体的に見えてくる。


そして、自分の力で説明できるようになると、間違いなくポジティブな気持ちになって他にも考えてみようと思える。こうやって勉強することが楽しくなってくると、やっと効率も上がってくる。



理解説明:ガチ暗記=8:2のイメージを持つ


僕が説明した話が分かっていただけたら、次はどうしても暗記しなきゃいけないところを絞る。


理屈はあるんだろうけど、理解する必要もないなと個人的に思う分野は、

現金預金に含める範囲とか。あとは、C論点分配可能額の計算とか。同じくC論点の役員賞与とか。

基本的にC論点はそれだけで完結することが多く、超典型論点とシンクロ出題されることはない(と思う)。


暗記リストができたら、あとは超典型分野について、ひたすら問答を作って自分なりの解答を作って共有してみる。


予備校の休憩室で議論してる学生たちが、めちゃめちゃ賢いあるある

はこの理屈だ。彼らはずっと遊んでるわけではなく、知識をひたすらアウトプットして実力をつけている。



話をもどすと、これからの勉強法としては、


1日2分野テキストを読んで蛍光ペンを何重にもなぞるのではなく、

「1日2問答する」

これでいいじゃないか。僕はバイトしつつも暇だったので1日4問答を課していた。



まあこれも、個々人の状況と実力と危機管理能力にかかっている。


さんざん話しているが、

現状を変えられず毎回試験に落ちて文句を言う人は、

自分の今までのやり方から脱出できず、変わる勇気がない人だ。


まあそんな人たちが大量にいてくれるのだから、変わる勇気のある人が短期間で化けやすい構造になっている。社会に出ても同じ話である。



今は試験延期のショックで立ち直れない人、勉強期間が伸びて喜んだ人、はたまた、試験の受験自体を辞めて撤退しようとする人、いろいろあると思う。

そしてどの考えも正解ではあると思う、僕も一時は撤退を考えたことがあるから言える。



でも、前を向いて会計士試験に立ち向かう人たちが、ここまで読んでくれた方々のなかにいらっしゃるなら、この記事が一ミリでも従来の考えを動かすきっかけになっていただけることを、切に願っています。

♪緑黄色社会「Bitter」

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