【会計士試験】論文式試験後に試験の答え合わせをするか否かの話
すやきです。
引っ越し貧乏になったので、納豆と茹で卵だけの生活をしばらく送っています。
2020年11月中旬。論文式試験二日目の夜、あなたは今までで一番美味しいお酒を飲むことになります。問題は、その後の3ヶ月間のお話です。
お酒の席で、”今日の試験の話”をしたやつにはビールをぶっかけよう
去年の試験の直後のことは今でもよく覚えている。
2019年8月27日、東京大学なんとかキャンパス。(どこか忘れた。教養学部あるとこ)
幸いなことに、最後の科目だった経営学は、ありえないくらい簡単な問題が並び、試験後は比較的、後に尾を引かないような感触。気持ちよく試験会場の外に出た。
広場に出ると、予備校仲間が集まっていて、合流したのだが、KYなやつ(昔からそう)が一人いて、経営学の試験の答え合わせをデカイ声でし始めた。
その後、その場の空気は険悪になり、すぐにみんな解散してしまった。そのKYなやつが今何しているかは、無論知る由もない。
僕は当時中野区に住んでいたので、一緒に来ていた友達とチャリを走らせて家まで帰った。
真夏のクッソ暑い中、セミの声を聴きながら熱風を切って走る感覚と、試験をやり切った感覚が混ざり、これまでにない高揚感があったのを覚えている。
話を戻すけれど、試験後、とくにクールダウンのできていない試験直後に試験の話をするかどうかは、時と場所を選んだ方がいいと思う。
試験合格者の90%以上の人が、試験直後に合格を確信しているわけじゃない。「あの問題の答えってこれで合ってる??」といった類の質問については、慎重になった方がいいと思う。
とくに大勢いる飲み会でそれをやってしまうと、不安で仕方ない受験生に感情を悪い方向に揺さぶりかねない。
不安で仕方なくて夜も眠れないなら、計算科目だけ答え合わせをしてみる
実際に僕の友達には、計算科目だけ答え合わせをしている人はたくさんいた。
正直、大手予備校が公表する記述問題の解答速報は、解釈がばらばらすぎて参考にならないことが多い。
それならば解答が一個に定まる計算問題や記号問題の丸つけをするのは得策かもしれない。ただ、計算問題が間違いまくってたら不安を煽るだけなので、僕は一切の解答速報をみなかったし、合格発表日まで試験の話はNGとしていた。
ちなみに僕の場合、二日目の会計学の偏差が46とか47だったんだけど、当の本人は合格発表まで、
「会計学得意だし、偏差60くらいあるわー、たぶん」
とか思っていた。とんだ大馬鹿者であり、キチガイ極まりない心理状態の中、昼からビール飲みながら3ヶ月間を過ごした。
今思うと、あの時本当に解答速報を見なくてよかったなと思う。
来たるべきその日に命運を賭けたのは、あなただけじゃないこと
合格発表日は多かれ少なかれ、波乱やどんでん返しみたいな出来事が起こる。
成績トップランナーの目の上の存在だった、あの名前も知らない努力家が、三振して撤退する。
ずっとE判定で遊び呆けていた酒飲みのあいつが、二桁順位で合格を果たす。
得意科目の会計学で大爆死をかました彼は、苦手だった監査論でミラクルを起こし、ギリギリで合格ラインにのっかった。
答練や模擬試験の結果は、期待値を見積もる指標であり、されど、たかだか見積もり以上の確実性を保証できない指標でしかない。
だからどこまでも不安が付き纏う。
試験から数週間が経過しても、
「あー、なんで俺はあの時経営学で、あの選択肢を選んでしまったんだろう」
こんな後悔をひきづりながら、ただただ合格発表日を待つ。
一桁順位を取った答練や、A判定をとった模擬試験ですら、自分を支えるお守りにならず、単なる紙切れと化す。
一人で夜の井の頭公園までチャリを走らせ、池を眺めてハイボールを飲みながら、虚無感に打ちひしがれたこともある。めちゃくちゃ蚊に刺されたわ。
そんなとき、一緒に勉強してきた受験仲間に支えられたりする。
多分だけど、合格発表前の受験生にとって一番共感度が高いのは、勉強仲間。
みんな命を削ってこの試験に賭けてきた。そう言い切れないなら、短答式試験には受かっていない。
合格発表の日、その三日前に、試験の合否に病んで泣いていた同期と祝賀会の会場で再開したんだけど、こんな幸せ、これからある?って思った。
何が起こるかわからないその日に向かって、ただ期待値を高めるアクションを起こし続けて走るしかない。それが難関資格に立ち向かう人の、運命なのかもしれない。
ではでは^^
p.s.FXにハマってしまい、別でブログを開設しました。為替に興味あれば、試験後に是非覗いてみてください。それ専用のTwitterもありますが、会計士試験には全然関係ないです。
♪CHVRCHES 【Graves】