エイプリールフールが嫌い
こんばんは⋆⋆🌙·̩͙⋆͛
果名だにょ| ε:)
昨日は4月1日、エイプリールフールでしたね!
ということて本日は私が「エイプリールフールが嫌いな理由」をお話しようと思います。
今日もゆっくり見ていってね!
昔からドッキリが苦手だった。
YouTubeのドッキリ企画もまともに見れない。誰もがハッピーになれる幸せサプライズ企画(誕生日や記念日系)はいいけど、どこかで誰かが損をする、傷つくドッキリは大嫌い。その損をした人、傷ついた人の気持ちになって落ち込んでしまうから。
元々エイプリールフールなんてそんなに気にしたこともなかった。推しが出来てからTwitterやらで「エイプリールフールは女装する風潮」が自分の中に浸透して初めてエイプリールフールを意識するようになった。
そして少なくとも私の周りにはエイプリールフールを意識してる人、敢えて嘘をつく友人などはいなかった。そんなもんつまらんやる意味ある?( ´˘` )っていう人ばっかだし私もそうだった。
そんな私がエイプリールフールの嘘に巻き込まれたのは中学生のとき。まだ元彼(以下Aとする)と付き合ってた時だった。
Aは生粋のゲームオタク、ゲーマーだった。そんな彼が私に朝イチでLINEでついた嘘は
「(ゲーム名)のデータが全部消えた、無理」
ゲーム名こそ忘れてしまったが、確か音ゲーの類で、当時Aが勉強と同レベルに極めていたゲームだった。真剣に楽しそうにゲームをしてるAを知っていたからこそ、心底心配になった。その日の夕方は塾で会う予定があったので少し早めに行って慰めようと思ったのを覚えている。凄く心配でLINEの1件1件にハラハラしていた。
そして夕方。遅刻ギリギリ勢の私が少し早めに塾に着いた。フリースペースにいるAが見えた。思いのほか元気そうだった。私はすぐにAに話しかけた。
「ねぇ、(ゲーム名)のデータ消えちゃったんでしょ?大丈夫?復元とかも無理そうなの?」
今では馬鹿らしいと思うが、当時1番大切だった人が辛い目にあって、心配になるという感情は間違っていなかっただろう。
そんな私にAが言った言葉がこちら。
「え?w今日なんの日か知らないの?www」
全然分からず何だかポカンとしてしまった。
「エイプリールフールだよ?wwwあれは嘘、本気にしちゃったの?www」
顔が赤くなってくのを感じた。言葉で表すのが難しい感情だった。やりきれないというかなんというか。
「えひどーいwww本当に心配したんだよ?w」
これが私に言える精一杯だった。
1日ずっと心配して、そわそわして、私が馬鹿みたいじゃんって。いっそのこと泣きたかった。でも泣いたら今度はノリの悪いやつ、になってしまう。だからヘラヘラ笑った。そういえばエイプリールフールだねって。騙された私が悪いねって。
もう2度お前のことは心配しない。
そう決めた。大切な人だったからこそ悲しかった。心配を返せよ。馬鹿が。一瞬関係性に亀裂が入ったのを私は見逃さなかった。
5年経った今でも4月1日は思い出してしまう。
これだけじゃない。SNSでうじゃうじゃ沸く不謹慎野郎にアカウント消します活動辞めます系のアホ。
本当に心配してくれる人がいることを知らないんだろうな。言ったんだからアカウント消せよ。言ったんだから活動辞めろよ。消さないの?辞めないの?なんで?エイプリールフール?知らないよ?本当に心配になった人間を心のうちで小馬鹿にして楽しいのかな。ありえない。女装とか1日別人になるとかそういう方が面白いし誰も傷つかないのに。
4月1日、私の大嫌いな日です。
でも4月1日にまつわるいい思い出をこの先増やせたら、好きな日になるのかもね。