見出し画像

脳内司書に聞いてみる

情報化社会である現代において、情報が飽和し、その中から正しい情報を取捨選択し活用する技術が求められている。私は技術を活用する仕事をしているため、正しい技術を選択し、伝達しなければならない。優秀な技術者であれば、頭に技術を叩き込んでいつでも引き出せる能力を身に付けていると思うが、技術が急激に高度化・細分化している現代ではなかなか難しい。

検索力」という言葉がある。
「短時間で知りたい情報を正確に見つける力」という意味の言葉である。分かりやすく言えば、調べたいことを正確にググる能力のことである。検索力を高めれば、あらゆる情報を早く正確に調べることができるようになる。しかし、検索という一手間がかかっているばかりに情報を選択するという時間がかかってしまう。

そこで、私が日頃意識している仕事術に、「脳内司書に聞いてみる」という方法がある。
これは、具体的な技術や情報を無理に記憶しないで、代わりにどの情報源を照会すれば必要な技術や情報に辿り着くかを記憶しておくという方法である。
イメージとしては、この分野のことだったらこの書籍・サイトに書いてあると記憶しておいて、脳内の書棚にアクセスすることで目当ての情報を入手する感じである。
こうしておくことで、情報を脳に詰め込むことなく、容量を拡張できるので、短時間で必要な情報にアクセスできるというわけである。

人間の脳には、容量にとっても再現性においても限界がある。
うまく情報が引き出せないときは、脳内司書に聞いてみるのもよいかもしれない。


いいなと思ったら応援しよう!