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空き家、相続、高齢者対応…2025年問題と不動産業界について考える
ハッチ・ワークの代表、増田です。
ここ最近、「2025年問題」というキーワードを目にする機会が重なりました。
今年、1947年から1949年に生まれた「団塊の世代」の方々がすべて75歳以上になることで、国民の5人に1人が後期高齢者になります。
日本が超高齢化社会を迎えることによって引き起こされる、社会問題の数々を総称して「2025年問題」と呼ばれています。
不動産業界にとってもこの影響は大きいとされており、注目を集めています。
<引用>NHK:高齢化 “2025年問題” 在宅医療や救急搬送の体制構築が課題に(2025/1/9)
不動産業界では、高齢化による空き家増加や相続、そして住宅の高齢者対応などが問題視されています。一方、高齢者自身も家探しに苦労しており、これもまた社会問題として認識されています。
昨年の12月末、日経で以下のような記事を見つけ興味深く読みました。
<引用>日経電子版:「資産1億円でも家が借りられない 漂流する高齢者」(2024/12/27)
これらの問題を受けて、不動産会社の皆さまは具体的にどのような対策が求められるか、いくつかまとめてみました。
高齢化社会で求められる不動産業界の対応
空き家対策としては、リノベーションやリフォーム後に賃貸、売却するほか、シェアハウスやコミュニティスペースへの転用なども選択肢と言われています。
また、高齢者向けにバリアフリー化、高齢者をターゲットにした住宅の提供、シニア向けの住み替えサポートや見守りサービス、その他生活支援サービスとの連携も必要になってきます。
相続については相談窓口の設置や専門家との連携による手続きのサポートなどを対応していくことが求められるとも言われています。
また、「2025年問題」だけでなく、人口減少やテクノロジーの進化など市場環境は常に変化しており、不動産会社の皆さまは難しい局面にいらっしゃいます。
市場環境の変化に合わせた差別化事例
お客様のライフスタイルや価値観が多様になったことに加え、コミュニケーションにも大きな変化があります。高齢者には従来通りの電話や訪問といった手段が有効である反面、若い世代にはウェブサイトやポータルサイト、SNSなどのさまざまなチャネルを用いた接点構築が重要と言われています。お問い合わせの8割以上がSNS経由という不動産仲介会社もあるようです。
<引用>新R25:TikTokで物件内見。総フォロワー36万人超の「ないけんぼーいず」が打ち出す“不動産業界の新常識”(2023/11/1)
また、テクノロジーとの付き合い方によって、業務効率化による生産性向上や、顧客に対する提供価値の質が問われるなど、優勝劣敗が決まってきます。
VR内見やAIを活用した物件マッチング、ビッグデータによる市場分析などがその例です。
その他、地域社会との関りや企業間の連携によって差別化を図る企業も多く、さまざまなサービスによって入居者確保に動いています。
<引用>全国賃貸住宅新聞:ジェイ・エス・ビー、電子書籍読み放題、活用広がる(2025/1/25)
経営者のお悩み
日頃から多くの不動産会社を経営する方々とお会いしていますが、皆さま本当に勉強熱心で、ここまで書いてきた内容についてはよくご存知の方が多くいらっしゃいました。
しかし、人件費を含む経費の高騰に頭を悩ませており、なかなか踏み込んで取り組むことが難しいともお聞きしました。
また、お客さまだけではなくオーナーさまと良好な関係を維持するためにも、高い水準のサービス品質が求められるにもかかわらず、採用難により人手の確保がままならず、さらに管理料の値上げは望めない。
なんとかしようと、生産性の向上を求めてDX化を図り、分野ごとにさまざまなシステムを導入したものの、社内に浸透させて使いこなすというステージに行くにはどうにも難しいというお話も伺いました。
私も同じ経営者の立場から、お気持ちはよくわかります。
このような業務の見直しの流れの中で、利益を減らさずに月極駐車場の業務負担を軽減するニーズに応えて来たのが、当社の「アットパーキングクラウド」です。
「思い切って手放す」という選択肢
「住戸に比較して実入りが少ないわりに、業務負担が大きい」という管理会社さまのお悩みを解決すべく、開発しました。
特にこだわったのは業務削減効果です。
前提として、住戸のお客さまやオーナーさまの対応に注力できる環境を
つくるためには、月極駐車場の管理業務を手離れすることが重要だと考えました。
したがって、ご提供するシステムはなるべくわかりやすくし、あらかじめ
取り決めた業務範囲は自動化(業務代行)する、という設計にしました。
また、導入後になるべく早く効果を実感していただけるよう、導入時の負担をできるだけ軽減する工夫もしています。
限られたリソースで成果を最大化することが求められるなか、優先順位をつける際にどうしても下位になってしまう月極駐車場管理業務を、「思い切って手放してしまう」というご判断をされた導入企業のみなさまからは、
「優先順位の高い業務のクオリティを上げることができた」
とご好評いただいています。
ご要望に応じてカスタマイズができることも、当社サービスの強みです。
ぜひ、この難しい局面における一つの選択肢にしていただければと思います。
ご興味のある管理会社さまには、ぜひ繁忙期が落ち着かれたタイミングで、
詳しくご案内させていただければ幸いです。
忙しい毎日が続くと思いますが、どうか体調にはくれぐれも気を付けて、
この繁忙期を乗り切ってください。ではまた。
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