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マルチポテンシャライトコミュニティhatch Lab.リリース。立ち上げへの想い

2022年4月9日
私らしさを躊躇なく全力で楽しむマルチポテンシャライト※向けコミュニティhatch Lab.(ハッチラボ)をリリースします。

hatch Lab.では、一人ひとりが「好き」なものは「好きだ」と、「夢」は「やりたい!」と声に出して前進し、アクションを起こす場所を提供します。

今回は、リリースを記念して、hatch Lab.創設者「はっち」さんこと庄司友美(しょうじともみ)さんにhatch Lab.立ち上げのきっかけや今後の展望などについてお話を伺いました。

・自分がマルチポテンシャライトであると気がついたけどどうすればいいか分からない
・飽きっぽい自分に悩んでいる方

必見の内容になっています。

※マルチポテンシャライト…さまざまなことに興味をもち、多くのことをクリエイティブに探求する人を指す言葉
出典1:amazon|マルチ・ポテンシャライト-好きなことを次々と仕事にして、一生食っていく方法-エミリー・ワプニック
出典2:TED|天職が見つからない人がいるのはなぜでしょう?

はっちさんの紹介

沖縄県生まれ福岡県育ち。東京芸術大学音楽学部音楽環境創造科に進学。大学では4年間現代美術等を学びアートプロジェクトなどさまざまな制作をしていた。大学卒業後、地元の飲食店に勤めながら実家の事務の手伝いをし、結婚、出産、子育て、離婚を経験。2020年6月にキャリアスクールSHElikesに入会し、デザインやブランディングを学ぶ。
現在は、コミュニティ運営、個人でサービスを立ち上げたい方のブランディングサポート、チームを組んでのWeb制作やSNS運用、進行管理、糀製品の製造販売など多岐にわたり活動をしている。


hatch Lab.の活動内容

ーーーhatchLab.の活動内容を教えてください。

はっちさん:今回モニターでhatchLab.のメンバーを募集するんですが、活動内容は大きく分けて3つあります。

1つ目は、マルチポテンシャライトの方が情報交換や交流をすることです。それぞれの仲を深めて、自分がやりたいと思っていることに巻き込める状態を作ることが目的です。交流会を一番メインとしてやっていきたいので、いろいろなテーマを設けて交流会をたくさん行い、メンバー内のコミュニティを作るところをまず強化したいと思っています。

2つ目は、興味やスキルの洗い出しをして、それぞれを掛け合わせる仕組み作りをします。モニター期間の中では、自分について知るためのワークを設けて、その先でメンバー同士でどんなスキルを持っているのかお互いに知ってもらう機会を作りたいと思っています。

最後は、hatchLab.のメンバー内でチームを組んで、何か形に残るものを作り上げること。今回(4月9日に)開催するイベントのような形を作るのかサービスを立ち上げるのか、集まったメンバーのやりたいことやスキルなどを見ながら決めたいと思っています。

モニター期間は3ヶ月。最初の1ヶ月〜1ヶ月半くらいで「交流会」と「スキルの洗い出し」、その後の1ヶ月半〜2ヶ月くらいで何か形に残るものを作り上げるために「企画〜実行」という流れで進める予定です。

「器用貧乏」はポジティブな言葉になり得るか

ーーーサービスを立ち上げようと思ったきっかけはなんですか?

はっちさん:私含め自分の周りに器用貧乏が多く、器用貧乏をネガティブなイメージで捉えるのではなく、ポジティブな言葉として捉えられるようにしたいと思ったことがきっかけです。
一般的に器用貧乏って、器用にいろいろなことができる一方で、一つのことを集中して極められず、どれも中途半端になってしまうなど、あまりいいイメージを持たない方が多いと思いますが、マルチポテンシャライトを知ってそのイメージが変わりました。たくさん興味を持って常に挑戦し、割とすぐにできるようになるってすごい力だと思うから、器用貧乏をネガティブなイメージで捉えるのではなく、ポジティブな言葉として捉えられるようにしたいと思いました。

それに、自分だけではできないけど、周りが持ってるスキルを掛け合わせて完成できるものが、家族の中でも作れていたんです。例えば、父の還暦のお祝いにオリジナルの手ぬぐいをプレゼントしたことがあるんですが、絵が得意な弟に似顔絵を書かせて、デザインは私がやって、手ぬぐい屋さんに注文してプレゼントするとか。
自分達が持っているスキルを仕事に変えてチームで何か作っていくことを実現できたら絶対楽しいって思ったんですよね。

ーーー今まではっちさんの経歴など見聞きしてきましたが、家族間での出来事がきっかけだったとは知らなかったし、すごく身近なところから発想が生まれていたことに驚きました。

はっちさん:多分、はじめて話したと思います(笑)荒削りなスキルかもしれないけど、いろいろな人のアイディアを組み合わせることで面白いことや今までにないものができるかもしれないし、需要があったら仕事に繋がるんだろうなという想いがありました。さらにできることが無限大に広がるのではないかなと思っています。
家族がきっかけではあったけど、器用貧乏のネガティブなイメージを取っ払うためにも「器用貧乏でいいじゃん」を形にしたいと思ったこともきっかけの一つです。


立ち上げる中での葛藤

ーーー立ち上げる中での葛藤や大変だったことはなんですか?

はっちさん:最初の2ヶ月、前に進めなかった期間ですかね。11月から打ち合わせはしていたけど、ようやく2月の後半から1ヶ月くらいで一気に動き出したように思えます。
私がちゃんと周りのメンバーに自分の考えや目標、形にしたいものを伝えきれていなかったのが反省点で、チグハグな部分を埋めきれなくて葛藤していました。
最初の時点で、メンバーのみんなからいろいろなことを引き出してあげられなかったからみんなが動けない状況になったんだと思います。
なので、自分のやりたいことを100%伝えるためには100%ではなく200%くらいの気持ちで伝えないといけないと気付いて、何度となくしつこく伝えていくことが必要だったと思いました。

ーーーこれでもかってくらい伝えないと伝わらないんですね。

はっちさん:一番しちゃいけないのは、阿吽の呼吸のように「最初にこのくらい伝えたからみんな分かってくれているだろう」で終わること。

あとは、自分が上の立ち位置に立ちたくないとすごく思ってしまったから、みんなに強く何かを伝えようとしたり私が決めることに対して避けたりすることをしがちだったと思っていて、自分がやり出したから自分が上に立つのは当たり前と思っておかなくてはいけなかったなって思います。
スタンス・気持ちとしてはみんなとフラットでいたいけど、立ち位置としては私がやるぞって一番思っていなきゃいけなかったのに、なんとなくそこから逃げていたんだろうなというのはすごく思っていますね。

ーーーやってみて見えてきたことがたくさんあるんですね。

はっちさん:やっぱりトライアンドエラーだなと思いました。


hatchLab.をどんな人にサービスをオススメしたいか

ーーーどんな人にサービスをオススメしたいですか?

はっちさん:器用貧乏やマルチポテンシャライトの人にスポットを当てたいので、好きなことや趣味をたくさん持っているけど全部プロフェッショナルとは言えないことに悩んでいる人や、いろいろなスクールに通ったり資格を取ろうと思っていっぱいお金をかけたけど、仕事に繋げられなくてモヤモヤしたりしている人にこのサービスをオススメしたいです
あとは、コミュニティなので一人でもくもく作業したい人よりも誰かと一緒に作るのが好きな人もしくは楽しみたいと思っている人にピッタリだと思います。

ーーーでは、hatchLab.の空気感や雰囲気など、どんなコミュニティにしたいと考えていますか?

はっちさん:自分の考えや意見、やりたいことなどを何も考えずに言える間柄にしたいと思っています。「こんなことやってみたい」とか「それってちょっと違うよね」とか多少ためらいがちになると思うんですけど、みんながフラットになれる空気感を作っていきたいです。

ーーーお互いの考えや意見を受け入れる、個性を尊重する気持ちをそれぞれが大切にしたいですね。

はっちさん:お互いを認め合っているからこそ、意見が食い違ったときにちゃんと意見を言えることが大事だと思っています。なんでもかんでも「それいいね」と言うだけではうまくいかないことが出てくると思うので、「その話はちょっと方向性変わってくるよね」など気付いたときに思ったことを口に出して言えて、言っても嫌な関係にならないことが大事。
いきなりは難しいと思うので、たくさん交流会を行ったり場合によってはオフラインで合宿をしたり、お互いを分かり合えるような機会をたくさん作って、関係性を作っていきたいと思っています。

ーーーモニターさんに伝えたいことはありますか?

はっちさん:モニター終了後に本スタートとなる予定です。一緒にやりたいことを形にしていきましょう!


今後の展望

hatchLab.立ち上げのために、オンラインで打ち合わせをした際の写真

ーーー最後に今後の展望をお聞かせください。

はっちさん:本スタート後のhatchLab.は、新しく入ってくるメンバーさんとずっといるメンバーさんが入り混じってくるので、常に交流の場を設けながら自分と馬が合う仲間でチームを作る楽しみを感じてもらえるコミュニティを作っていきたいと思います。

最終的にはマルチポテンシャライトのための会社にしたいです。マルチポテンシャライトが集まれて、みんなが自分達の好きなことや自分のスキルを最大限に活かせる働き方ができる会社にすることが最終的な願望。一つの事業に落ち着くよりも、みんなの興味の矛先が向いた方向に向かって全力でみんなで作り上げることを会社として実現していきたいと思っています。

関連情報
2022年4月9日開催「春のハッチラボまつり」


(取材・執筆:Misato/編集:PRライター ひのりほ)

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