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利用者さん主体の訪問リハビリを行うポイント!

「何か困っていることはありませんか?」

「リハビリをして、できるようになりたいことはありませんか?」

訪問リハビリでは利用者さんが希望する生活を実現するために、セラピストの専門的な知識を活かして身体の不調、生活の困難感を解消していきます。

そのため、利用者さんのニーズに合わせたリハビリを行っていきます。

しかし、ニーズを聞いて行う訪問リハビリは、利用者さん主体と言えるでしょうか?

今回は、利用者さん主体の訪問リハビリを行うポイントについて紹介します。

利用者さん主体の訪問リハビリを行うことで、セラピストへの信頼はグッと高まると思います!!!


一般的な訪問リハビリの流れ

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訪問リハビリでは、下記の流れが一般的であると考えます。

①利用者さんのニーズ聴取

②利用者さんの課題を評価

③ニーズと評価を踏まえた目標を設定

④セラピストによるリハビリメニューの立案

⑤リハビリの開始


上記の流れで訪問リハビリを行った場合、ニーズの聴取以降はセラピスト主体で進んでおり、利用者さんの参加が見られません。

なぜなら、目標設定=予後予測、リハビリメニューの立案=改善の可能性などのリハビリを行う上での前提知識を利用者さんが持っていないためです。

一般的な訪問リハビリの流れでは、利用者さんがリハビリについて判断したり、選択できる余地がないように感じます。

それでは、利用者さん主体の訪問リハビリとは、どのようなものでしょうか?


利用者さん主体とは?

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そもそも主体とは、何も分からない状態で他人の意見に従ったりせず、自分の意志や判断に基づき、取るべき行動を選択し、責任を持つことになります。

つまり、主体におけるポイントは、自己判断と選択になります。

そのため、ポイントを押さえた利用者さん主体の訪問リハビリは以下の流れになります。

①利用者さんのニーズ聴取

②利用者さんの課題を評価したい旨と目的を伝える

③評価を実施し、結果と解釈を伝える

④評価結果を基にニーズに対する改善の可能性を伝える
※改善の可能性は2つ以上が望ましい

⑤改善の可能性を踏まえて、利用者さんに目標を提案してもらう

⑥セラピストと利用者さんで協議し、短期と長期の目標を設定する

⑦目標達成のためのリハビリの道筋をセラピストが2つ以上提案する
1)ふらつかずに歩けるようになるために、歩き方の修正、練習を行う。
2)ふらつかずに歩けるように、体幹・下肢の筋力向上を中心に行う。
上記のようなリハビリの道筋と捉える。

⑧リハビリの道筋を利用者さんに選択してもらう。


上記の流れで訪問リハビリを行うことで、利用者さん自身がとるべき行動が明確になり、積極的にリハビリに励んでくれると考えます。

リハビリはセラピストに診てもらったり、触ってもらったりすることで不自由な体が動くようになったり、生活での困り事が一気に解決するわけではありません。

セラピストともに、利用者さん自身が責任と覚悟を持って行動を継続することで、成果が挙げられると思います。


まとめ

今回は、利用者さん主体の訪問リハビリを行うポイントについて紹介しました。

訪問リハビリでは、利用者さんのニーズに応えるだけでは不十分だと考えます。

利用者さん主体の訪問リハビリのポイントは、自己判断と選択になります。

そのためにセラピストが行うべきサービスは、リハビリを行う上での前提知識の共有であると考えます。


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利用者さんが自身の体の状況に関する知識やリハビリを行う上でのメリットとデメリット、改善の可能性について知ってもらった上で、目標やリハビリメニューを一緒に考えてめらえるように関わります。

これにより、利用者さん主体の訪問リハビリが実現できると思います。

利用者さん主体のリハビリを行う上で、必要なコミュニケーションアイディアは以下の記事で紹介しています。

是非、読んでほしいです。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

それでは、また来週!!!




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