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iRC TIRE CUPを終えて
あれから1年。1年地道に積み重ねても雨で全てが台無しになる可能性がある。悪あがきを続け、引き続き、新城で活動を続けることができ、ギャンブルに近い状況下でチャレンジしてこれたのも日頃から支えてくださる皆様のおかげですね。
2016年から新城市で続くiRC TIRE CUPを今年も無事終えることができました。毎日更新しているダイアリーに苦労話も含めて更新しているので、東海シクロクロスの目線からのレポートはそちらでチェックして頂くとして、子供達の参加も多く、多岐に交流ができる場所として新しいスタイルのスポーツイベントが提案出来たと実感しています。
3日前まで雨予報もみんなの願いが叶い、Tシャツで過ごせる陽気のなかでイベントを開催することができました。ここに至るまで本当に沢山の方々のサポートがありました。改めてこの場を借りてお礼申し上げます。ありがとうございました。
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新城市というとスポーツで盛り上がっているという認識ですが、正直、2019年新城でデュアルライフを始めたときは、自転車というスポーツの認知は新城市民にとってはほぼほぼゼロでした。
どれだけ僕らのなかで盛り上がっていたとしても、それはアウトドアスポーツ特有の常設ではないクローズド空間でイベントをしているからで、行政には認知されていても、地域や地元の企業さんとの交流は皆無なので当然であると思います。これは僕自身サービス業を30年近くやっているからの気付きで、理由は多岐に渡りますが、それも一つの要因として昨年でiRC TIRE CUPが今まで開催されていたふれあいパークほうらいで東海シクロクロス IRC TIRE CUPは出来なくなった。ここで辞めるという選択肢もあったと思いますが…。
これはまだスタートに立ったばかりで、今現在も自転車というスポーツを知ってもらうために、努力は惜しまず活動をしていますが、今回1,000人を越える規模のイベントが出来たのはやはり、地域主導でのマウンテンバイクパーク『東郷ケッターパーク』が出来たのが軸にあります。
どこの馬の骨か分からない僕を受け入れてくれた東郷ケッターパーク実行委員会の皆さんにはとにかく感謝しかなく、おそらくお節介だったかもしれないですが、出来る範囲の社会貢献とともに無駄かもしれないことも含めていろいろチャレンジしてきました。そして同時にライフスタイルとして日常で楽しめるマウンテンバイクバイクライフを提案してきました。そのプロセスのなかでこの夏、東郷ケッターパークでの活動の延長上に『東郷学び学校』が立ち上がり、当日のコラボイベントを実現することができました。
無駄なことなど一つもない。それを自分に言い聞かせてコロナ禍でも休まずチャレンジしてきたこと。その一つの表現方法が今回のiRC TIRE CUPでした。
今回iRC TIRE CUPでは東郷学び学校の体験プログラムの一環でケッターパーク実行委員会の皆さんがマウンテンバイク体験会を実施してくれたので、事前に打ち合わせしてGONZO PARK CRITキッズスクールでもお馴染みGONZO PARKのユウタ君を講師として派遣させて頂きました。
市内外のキッズ達にも大変好評で、東海の常設のフィールド間でも様々な意見交換も出来たようで良かったです。 その後ユウタ君に今回の取り組みの感想を聞きましたが、パークを管理し、キッズにスクールを行う目線からも高評価でした。そして東郷ケッターパークにサイズアウトしたキッズマウンテンバイクを寄付して戴きました廣田さん、山田さんありがとうございました。
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ここに至るまでのプロセスはすべてnoteに更新しているのでマガジン『キッズが遊べるフィールドづくり』を見て頂くとして今回iRC TIRE CUPでも好評だった登りのスラロームパートもちょうど2年前に整備がスタートしましたが、今も昔もすべて手作業で行っていたので今回400人オーバーのライダーが走る姿はとても感慨深いものがあった。
イベントはあくまで手段であって目的ではない。スポーツを産業にするにはハードを売るだけではなく、イベントをするだけではなく、両方が伸びるよう文化を作る必要があると考えます。文化を作るというのは簡単ではない。
今回たくさんの方の支えもあり、そのきっかけを作ることができたのはよかったし、当然ここに至るまで失敗も多かったし、人生で一番頭を下げまくった三日間でしたが、3年かけて実現出来た地域との交流イベントが出来て本当に良かった。ハイリスクローリターン。自転車を今後メジャーにするには、例え悪者になったとしてもやること満載で、本気でやれば環境は変えれるはずなので常日頃から子供達やそれを取り巻く環境にも胸を張って楽しめるスポーツとして普及できるよう引き続き頑張っていきたいと思います。
KEEP RIDING!!
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