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思いやり

スポーツバイクを活用したまちづくりを地域の方とはじめてもうすぐ二年。実行委員会を立ち上げてマウンテンバイクの認知向上、普及活動、環境整備をするなかで残念ながら対極に市内にマウンテンバイク走行の禁止看板が各所に立っています。ここは何とかしたいなと思うも個人レベルではどうにもできなく地域の声なので仕方ないのか…。
そしてマウンテンバイクだけでなく、残念ながらオンロードを楽しんでいるサイクリストのマナーについての苦情も多数行政に寄せられています。本当はこんなことを話題にしたくはないし、僕自身も胸に手を当てると自分も本当に迷惑をかけずに乗れているのか?!トラブルを聞くたびに自問自答するなか他人ごとではなく自分ごととして本当に胸が痛い。
コロナ禍のなかで今まで外で遊ばなかった方もフィールドの価値に気付きアウトドアフィールドに訪れています。ロードもダートもジャンル問わずサイクリストも今一度お互い思いやりの気持ちを思ってフィールドをシェアしていきましょう。サイクリストだけでなくトレイルランナーやハイカーの方もぜひご協力お願いできたらと思います。

さて、先日noteで書いたトレイルに本日看板が立ちました。三河のサイクリストなら誰もが知っている山なのでぜひ今後地域の方に迷惑をかけないよう周知して頂けたらと思います。
トレイルは専用コースではなくたくさんの人が活用する道であり、さらには私有地である場合がほとんどです。やはりシングルトラックも道路と同じでライドの際は歩行者への思いやりが必要で、ブラインドコーナーでは必ず人がいると思いながら走ってもらえたら少しはトラブルが避けられるのでしょうか。
僕自身も乗って思いますがここ最近のトレンドのバイクはやはり速度域が10年前のものと違い相当で、自分だけの怪我で済むならいいですがもし他人を巻き込んでしまったとしたら!?マウンテンバイクで思い切り走りたいという方はやはり専用コースで走るのが吉。
今整備している古道はなぜオープンにしないのかという答えについては上記を総括し山を活用する全ての人が思いやりがある環境が出来上がったら胸を張ってきてください、と言えるのではないかと思います。

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地域の方からすれば僕自身ももちろん同類だと思っているので僕の立場で言えることはそれくらいです。禁止看板が立ったら違うフィールドで乗ればいい、と背を向けるのはいいけど、それでは次の世代にフィールドを残せないしマウンテンバイクというスポーツはいつまで経ってもマイナースポーツのまま。ソフトが整備されないままにハードが売りっぱなしになっている気がしますがそろそろ本気で考えないといけないのではないかと思います。メジャーになればもっともっと乗る環境も良くなるはずなのでまずは僕らが楽しむマウンテンバイクというスポーツをメジャーにして人口を増やすことから。これが一番の解決方法だと思うので、僕はやれることをコツコツ積み上げていくだけです。

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そして、そんな想いから地元企業さんのご協力を得て少しでも多くの方にマウンテンバイクというスポーツを知ってもらうきっかけが作れればと熊鈴を作っています。熊鈴は熊除けの効果だけでなく、ハイカー、トレイルランナーへの認知にも役立ちます。
これは古道整備をスタートした昨年の今頃からシェアできるトレイルが作れるようにと、ぜひ地元企業さんとコラボできたらいいなと何となくイメージしていたことですが、MOUNTAIN PORTにも協賛してくださり僕の活動も応援して頂いている山本製作所の田中さん、牧野さんが採算除外視で昨夏から試行錯誤してカタチにしてくれた真鍮の鈴も長いトライ&エラーを経ていよいよ完成間近。真鍮の非常に気持ちいい音になりましたが、改めて生産の工程を見ると他の工場なら間違いなく断られる案件ではないかと思います。取り巻く環境のおかげでスポーツの枠を越え非常にいい製品になりました。近日中に紹介できると思いますので、まずは山に入るときはぜひ思いやりの気持ちをもって頂けたらと思います。KEEP RIDING!!


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