新しい日常
2020.3.24 あたらしい生活スタート。
わたしはいま30代前半。
ひとり暮らしを始めるのには遅すぎるくらいの年齢。
お金はないけど、いろんなことが重なりリセットしたくなり、とても早く引っ越しを決めた。
あの頃のわたしはすべてを消して変わりたかったんだろう。
昨年夏に失恋をした。
元々引きずるタイプではなかったのに、
しばらく傷は癒えることなく、過去を振り返り今思えば病んでいた。
毎日毎日、涙がでてきて、このままわたしは終わってしまうような、しんでいるのか、生きているのか、ギリギリのラインの日々が続いた。
そんなどうしようもない毎日でも、励みになる友人がいた。
ちょうど同じ時期に失恋した男友達がいた。
彼は、闇も光もすべて共有できるような兄弟のような関係だった。
5つも歳下だったけど、とても趣味や考え方が成熟している子だ。音楽、服、レコード、美味しいごはん屋さん、コーヒー、フィルムカメラ。
大切にしていたフィルムカメラも使わなくなったと譲り受けた。
彼に教えてもらったことは本当にたくさんある。
失恋後、彼は、「東京にはもう元恋人との思い出がありすぎてつらいんだよね。だからこれを機に、ずっと住みたかった土地に居を移そうと思う」と言った。
わたしはその時の彼の行動力がとてもとても響き、同時に背中を押された。
「どうせ言ってるだけで動かないでしょ」
彼からはそんなことも言われた。
確かにいままでのわたしはそうだった。
いろんなことには興味は持つけど、いつも何かを理由に行動してこなかった気がする。
でもこのままじゃだめだ。このまま歳を取っていっていいのだろうか。
そんな想いがわーっと抽出されて、気づけば不動産屋に向かっていた。
それから、引っ越しして、いま、1月半ほどたった。
引っ越し早々コロナの影響で、段ボールのなかリモートワークになったり、スーパーに行けば、空っぽの棚だったり、友達にも会えず孤独で大変な日々だったけど、なんとか今日までこれた。
遅すぎるひとりの生活デビュー。
今のところたのしい。
ふと音楽を聴き、友人や家族、過去を想い、涙が溢れてくることもしばしばある。
夢に元恋人が出てきて、どうしようもない気持ちに絶望的になったりもする。でも、過去はもう変えられない。やっと理解した。
分からないけど、いままでのわたしとは違って確実にたのしい、しあわせだなと思う時間も少しづつ増えたきがする。
正直、大変なことはとてもとても多い。
彼氏もいないし、独り身だ。さびしさをどう誤魔化すかのような毎日ではある。
でも自分の内側に楽しみを見出すというのが、すこし分かったきがしつつある。
だから友人にはとても勇気をもらったし、感謝してる。まだちゃんとこのこと言えてないなあ、、
不器用だけど、おそらく自己満足になるけども、少しづつ文字を綴ってみようと思う。
深夜2時。すべてに感謝の気持ちを込めて