過ぎ去った時間 眩しかった恋
すきな音楽についてすこしずつ書いていこうと思う。
わたしは日本のインディーズバンドが昔からすきだ。
メジャーでは叶えられない、作り手が作りたいものを作り、ダイレクトに伝わるものがある。正直でピュアで、そして完成し切っていない何ともリアルな感じがすきだ。
踊ってばかりの国
いま一番ライブが観たいバンド。
この昨年の全感覚祭の動画を観てから、(当日は入場規制で泣く泣く諦めた) 心が震えそれから、取り憑かれたように聴いている。
vo.下津さんの持つ雰囲気と詞と歌声と、バンドのサウンド。繊細で強くて純粋で、最高にロックだ。絶妙なバランスが混ざり合った、他にはいない唯一無二のバンドだと思う。
最新アルバムの青いピアスという曲
桜の時期に悶々としていた気持ちと、変えられない過去と後悔、楽しかった思い出がぐちゃぐちゃになりながら、なんとか誤魔化しながら生きている、そんな時期、通勤する毎朝 とてもよく聴いて励まされていた。
ひさびさにまた聴いた。あの頃とは住む場所も気持ちも変わっている今だ。なんにも変われてない気がしてたけど、すこしは変われたんだなあ。
曲を聴いた瞬間に、あの頃の春の匂いと涙の味を一気に思い出した。
こうやって音楽と、記憶が重なっていく。
言葉にできない想いとか風景とか匂いとか色や、季節、音楽を聴くだけでいつでもあの時を思い出せる。
魔法のようにもかんじる。なんとも言えないこの感覚。子供の頃から変わらない。だからわたしはずっとずっと音楽がすきなんだな。言葉にするのが不器用な分、音楽に答えを結びつけているのかもしれない。
現実は、純粋なものは誤魔化す日々。そんな違和感がいつか消えたらいい。でも大人は、現実は、そんな綺麗事で済まない。
だから、そんなときは、音楽で心を洗濯して、またがんばればいい。