
推しの供給がしんどい
こんにちは、波多瀬です。
最近あまりにも酷いのでここを吐き出し口にする。
大前提として波多瀬は推しのことが相変わらず大好きである。作品は完結したのに相変わらず加速度的に好きになっていて困っている。
そんな波多瀬なのだが、最近(とはいえここ数年ずっと言っているが)推しの供給がしんどい。
正確に言うと「推しのグッズの供給が」しんどい。
波多瀬は推しのグッズが大好きである。色んな素材で色んな形状で色んな大きさのグッズが出て欲しいと常々思っているし、どんな形状どんな素材どんな大きさの推しも集めている。
なんなら外袋にいる推しを切り抜いて集めている。外袋の推しは可愛い、実物より絶対に小さいから可愛い。印刷もだいたい綺麗である。
あと推しの名前は最高の四字熟語だと思っているので、名前が書いてあるタイプの外袋も好きである。名前と実物画像どっちも載せてくれ。
話が逸れたので戻す。波多瀬はグッズは「推しが生きた結晶」だと思っているので無限に欲しいタイプだし、そのためならいくらでもお金を出せる。
しかしながら最近のグッズには大分疲弊している。
ランダム(トレーディング)は〜500円程度で6種類ぐらいまでなら許せる。
10種類を超えてくると単価に関わらず笑えなくなってくるし、最近のグッズだと800円で20種ランダムもザラである。ランダムでなくてもセット売りが前提になっているグッズもしんどい。
トレーディング系(またはセット売りグッズ)の何が嫌いか。
まず、推しじゃないキャラが出た時に少なからずガッカリする。
キャラに申し訳ないとは思うものの、ある程度の金額を払って欲しいものが手に入らないという時点でガッカリする。
これはキャラのことが好きとか嫌いではなく、グッズが欲しいのは推しだけなのでどうしてもこうなる。
それから、予算が立てにくい。
オープンパッケージなら単純に金額×個数で済むのに、トレーディングになると単位がまず「個数」から「BOX数」に変わる。この時点で1単位あたりの単価は格段に跳ね上がる。この時点で予算は狂うし、交換が決まるか、買取は決まるか、によっても変わる。決まったところで取引を飛ばれれば金銭負担は変わるし、キャラのレートやグッズの種類によっては誰も求めていなくてBOX全部を抱えることになる。(中古ショップに投げればいい、というのは今は論点にならない。中古ショップも途中から引き取ってくれなくなる)
BOX販売がないグッズなんかは更に地獄である。
3つ目、推しのレートを否が応でも知ることになること。
トレーディング商品は基本的に、SNSでの取引に出されるか、フリマで売られるか、中古ショップに売られるかの3択になることが多い。
どの道を進んでも推しの人気とかレートとかそういうものを思い知ることになる。これが本当に辛い。
波多瀬の推しはメインキャラとは言い難いポジションなので、基本あまり高値にはならない。
私にとっては唯一無二の、生命維持にすら関わっている推しに、「値段」というわかりやすい価値が客観的評価でついてしまうのに胃がキリキリする。
SNSの取引だと自ら推しの価値を下げに行くタイプのオタク(相手に抱き合わせをさせたり比率違いを要求したり定価未満で買取したりなどなど)を少なからず見ることになるのが精神的にめちゃくちゃダメージが大きい。
人気キャラ推しの人が苦しんでいるのを見るのも中々キツい。仲のいい人がトレーディングを理由にグッズを集めるのをやめてしまったのをリアルタイムで見ていたことがある。「推しのことは好きだけど」と言いながら、ひっそり集めるのを辞めてしまったその人に、何を言えばいいのか分からなかった。
それから、SNSには少なからず、数やそのグッズ、キャラのレートでマウントを取ったり、承認欲求を満たしたりするタイプのオタクが存在する。取引さえなければこの手のオタクとは絶対に死んでも関わらないのだが、トレーディングがあるが故に関わりを持たなければならなくなる。普通にしんどい。そもそも「お金を出したオタクが偉い」みたいになっている風潮が気持ち悪い、こういう風潮になったのには少なからずトレーディング商品の蔓延が関係していると思っている。
大きな理由はこの3つである。細かい理由を上げていくとキリがなくなるのでそっちは省略する。
最近だとコラボカフェなどのイベントでの食べ残し、飲み残しが話題にされることがある。
食べ残し、飲み残しが良くないものであることは大前提として、それなら食品にランダムで特典を付けるのをやめてくれ。こっちだって楽しく食べて飲んでその空間を楽しみたい。その余裕を奪っているのはそっちである。
ついでに言うと「特典にだけいる」もやめて欲しいし、その特典を貰う金額が1000円より高くなると笑えなくなってくるし25種にまでなると手に入るかどうかが不安すぎて泣けてくる。
制作会社にも制作会社の都合があることはよく分かっている。売上を出してなんぼの商売であることも分かっている。
「トレーディングじゃないとグッズを出せないキャラもいる」というのもよく聞く。多分私の推しは出ない側になるので、こっち側の気持ちも分かる。それでもいいからトレーディングをやめてくれ。グッズが出るのが年1になってもいい。そうなったら「次はラインナップにいますように」と思いながらポジティブにお金を出す。推しだけにお金を払えるならこんなドス黒い感情を抱えなくて済む。基本オープンパッケージなら、たまに出るランダムも楽しめると思う。
心の底からのお願いである。頼むからトレーディングをやめてくれ。そろそろ何かしらの法規制を入れてくれてもいい。本当に、頼むから。
これはついでのお願いなのだが、フリマアプリなんかの転売を真剣に取り締まらないなら「〇〇限定」(イベント会場だったり数量限定だったり)を無くしてくれ。絶対に受注生産してくれ。頼むから。
「そんなに辛いならグッズを集めるのをやめればいい」というのはお門違いである。
そもそもそこそこの金額を出して欲しいものが手に入っていないことがおかしい、そこの話である。
もう「好きだから」で目をつぶっていられるレベルではなくなっている。なんで楽しいはずの趣味でこんな思いをしなければいけない。推しの供給がある度に手放しで喜べないのはもう嫌だ。助けてくれ。
あまり楽しい話ではなくて申し訳ない。
以上、波多瀬でした。