ウブな男萌えは世界共通?愛の不時着
新型コロナの影響でステイホームが呼びかけられたころ私もすっかりNetflix族に…。
梨泰院クラスの次に観たのが「愛の不時着」。なぜ評価が高いのか最初はさっぱり分からず。
ただ、俯瞰的に描かれた北朝鮮の暮らしには唖然。ミサイルとか、政権とか政治的な動向ばかりに気を取られ、そこに人々の日常があることに目が向いていなかったな。これは興味深いから調べなくては。とはいっても行けないからtransitの特集号をKindleで買った。例えば、若者は海外のゲームアプリで遊んでいるのだけど、ダウンロードするんじゃなくて平壌の店でこっそり買っているとか。社会主義といっても資本主義がじわじわと紛れ込んでるのね〜と、近くて遠い国の事情に想いを馳せていた。
で視聴した結果…。
リジョンヒョクにやられました。
展覧会にも1人で行きました、はい。
これはある程度、恋愛を経験して大人になった女性こそ楽しめるドラマ。女性が社会で活躍している時代だからこそできた名作だと思う。
リジョンヒョクは恋愛未経験。初めて恋した女性に対し、戸惑いながらも一生懸命尽くす。
そのウブな姿におばさんは
んもう♡
ってなるんですわ。
で、気づく。
ああ、女性の方が強いのは他の国でも同じで、恋愛下手な男を可愛いと思うのは世界共通なのねと。
驚いたのは想像以上に韓国ドラマの脚本が素晴らしいということ。私は冬のソナタも見ていなかった初心者。最近は日本のドラマにピンときていなかったから、感銘を受けた。
漫画とかも作家買いしてしまう私。ここから怒涛の韓国ドラマ、好きな脚本家過去の作品荒らしに突入してしまう。
いろいろ観たけど同じヒョンビンが主演の「シークレットガーデン」では最終話あたりでもう泣くのを通り越して拍手していた。これは傑作。素晴らしい。無茶苦茶な設定はこのシーンのためだったのねと。
例えると昔、日本でやっていたドラマ「花より男子」を観ていなかった人が、大人になって初めて出会ってしまったような感覚。時代はもう変わってしまっていて、マウンテンバイクに肩パッドとか…全体的に古い印象を抱くけど、それを我慢してでも観る価値があった。
また愛の不時着からシークレットガーデンという順番も良かった。
韓国の男性はなんですぐに女性の家に車で来るの?とか。目につく常識の違いも楽しめるようになってきた。
他のドラマの話はまた気が向いた時に。この作品との出会いに感謝。